淀川さんといえばTVのサヨナラおじさんでしたが、本書を読んでイメージが大きく変わりました。複雑な家系と生い立ちが率直に語られます。映画好きの父母、祖母、姉たちに連れられて3歳の頃から映画館に通った少年時代。幼い頃に観た作品を最初から最後まで語り通せる驚くべき記憶力。聞く人はまるでその映画を実際に観たような印象をもつという再現力。文字どおり、映画創成期からの語りべです。
「苦労よ、来い」「他人歓迎」「私は嫌いな人に出会ったことがない」をモットーに人生のすべてを映画から学んできた淀川さん。映画を志す若者たちに向けて長年開いてきた映画塾の活動。淀川さんの軟硬両面の活動を知るのに欠かせない本です。サイレントなど古い映画やスターの写真がたくさん載っているのもとても良かったです。
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映画と共に歩んだわが半生記 単行本(ソフトカバー) – 2008/11/30
淀川長治
(著)
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社近代映画社
- 発売日2008/11/30
- ISBN-104764822180
- ISBN-13978-4764822184
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登録情報
- 出版社 : 近代映画社 (2008/11/30)
- 発売日 : 2008/11/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 287ページ
- ISBN-10 : 4764822180
- ISBN-13 : 978-4764822184
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,756,774位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,137位映画の本(総合)
- - 12,809位演劇 (本)
- - 202,162位ノンフィクション (本)
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2016年6月26日に日本でレビュー済み
映画雑誌「SCREEN」に1969年から5年間連載されたエッセイをまとめたもの。
両親も姉も祖母も映画好きで、そのそれぞれと当時は3本立てだった映画を
週一回づつ観に行き、5歳ぐらいで週に9本観ていたというものすごい環境。
その辺りは面白いのだが、全体的に文章が読みにくかったり回りくどかったり
して読み終えるのに難儀した。 終盤の老人の自慢話みたいのも辛いし、
映画への愛は素晴らしいと思うが、「映画を観てない人は人生を損している」
みたいな独善的で稚拙な思考にもいささかゲンナリでした。
両親も姉も祖母も映画好きで、そのそれぞれと当時は3本立てだった映画を
週一回づつ観に行き、5歳ぐらいで週に9本観ていたというものすごい環境。
その辺りは面白いのだが、全体的に文章が読みにくかったり回りくどかったり
して読み終えるのに難儀した。 終盤の老人の自慢話みたいのも辛いし、
映画への愛は素晴らしいと思うが、「映画を観てない人は人生を損している」
みたいな独善的で稚拙な思考にもいささかゲンナリでした。