『アルゴリズム + データ構造 = プログラム』の実質の改訂版で、
本書で省かれた "第5章 言語構造とコンパイラ" 部分は
『翻訳系構成法序論 (4764901129)』に分離されています。
原書は『Algorithms & Data Structures (0130220051)』です。
本書もこの第 4 版をベースとしています。
ドイツ語で書かれたさらなる原書には『Algorithmen und Datenstrukturen mit Modula-2 (3519022605)』と
『Algorithmen und Datenstrukturen (3519122502)』があります。
前者はソースコードが Modula-2 で、後者はソースコードが Pascal で書かれています。
巻末に Modula-2 の 構文 (EBNF) と訳者による Modula-2 の解説が付録として収録されています。
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アルゴリズムとデータ構造 単行本 – 1990/9/1
- 本の長さ347ページ
- 言語日本語
- 出版社近代科学社
- 発売日1990/9/1
- ISBN-104764901625
- ISBN-13978-4764901629
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登録情報
- 出版社 : 近代科学社 (1990/9/1)
- 発売日 : 1990/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 347ページ
- ISBN-10 : 4764901625
- ISBN-13 : 978-4764901629
- Amazon 売れ筋ランキング: - 699,194位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,412位工学 (本)
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正確には前の版についてです
遥か昔世の中にオブジェクト指向のオの字ぐらいしかなかったころ、ソフトウエアは何故再利用されないかが真剣に議論されていたころ、goto文がなぜいけないかを真面目に新人にたたきこむ必要があった頃、新人類の新人であった私はこの本を強制的に買わされて、強制的に読まされた。同期の猛者はこの本の5章は素晴らしいと絶賛していた。私といえば1章から順に読みソートで頭を抱え、再帰的アルゴリズムで目は宙をただよい、木構造では既に仮死状態であった。次の5章こそがpascalの作者の書いた構文解析プログラムとその解説。名著の中の名著。古典の中の古典なのだが残念ながら1986年版では割愛されたようだ。確かにyaccだlexだとコンパイラを作成する技術は当時としても日進月歩、既に時代遅れと著者は判断したのだろう。アルゴリズムを実装することがプログラミングの使命であったころ、この本の価値は絶対的であった。いまや、アルゴリズムはそれが実装されたライブラリを使うものとなってしまった。この本は、サバイバルの書となった。もし何のライブラリも使えない世界に陥ったら、この本こそがまさしくバイブルとなるだろう。しかしヴィルトさんpascalのままの方が幾分かよかったのに。どうせ書きかえるならCにすればよかったのに。Modula-2にするってのもまあ、この言語も彼の作品だからしかたがないか。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年1月29日に日本でレビュー済み
2009年3月22日に日本でレビュー済み
アルゴリズムを中心に考えれば、あるアルゴリズムは、特定のデータ構造でおきなおすことが可能かもしれない。
あるいは、あるアルゴリズムは特定のデータ構造を前提としているかもしれない。
データ構造を中心に考えれば、あるデータ構造では簡単なアルゴリズムで問題が解決するかもしれない。
あるデータ構造のグループには共通のアルゴリズムが適用できるかもしれない。
そんなことを考え始めるのに役立つ本である。
あるいは、あるアルゴリズムは特定のデータ構造を前提としているかもしれない。
データ構造を中心に考えれば、あるデータ構造では簡単なアルゴリズムで問題が解決するかもしれない。
あるデータ構造のグループには共通のアルゴリズムが適用できるかもしれない。
そんなことを考え始めるのに役立つ本である。
2011年1月15日に日本でレビュー済み
遥か昔世の中にオブジェクト指向のオの字ぐらいしかなかったころ、ソフトウエアは何故再利用されないかが真剣に議論されていたころ、goto文がなぜいけないかを真面目に新人にたたきこむ必要があった頃、新人類の新人であった私はこの本を強制的に買わされて、強制的に読まされた。同期の猛者はこの本の5章は素晴らしいと絶賛していた。私といえば1章から順に読みソートで頭を抱え、再帰的アルゴリズムで目は宙をただよい、木構造では既に仮死状態であった。次の5章こそがpascalの作者の書いた構文解析プログラムとその解説。名著の中の名著。古典の中の古典なのだが残念ながら1986年版では割愛されたようだ。確かにyaccだlexだとコンパイラを作成する技術は当時としても日進月歩、既に時代遅れと著者は判断したのだろう。アルゴリズムを実装することがプログラミングの使命であったころ、この本の価値は絶対的であった。いまや、アルゴリズムはそれが実装されたライブラリを使うものとなってしまった。この本は、サバイバルの書となった。もし何のライブラリも使えない世界に陥ったら、この本こそがまさしくバイブルとなるだろう。しかしヴィルトさんpascalのままの方が幾分かよかったのに。どうせ書きかえるならCにすればよかったのに。Modula-2にするってのもまあ、この言語も彼の作品だからしかたがないか。
遥か昔世の中にオブジェクト指向のオの字ぐらいしかなかったころ、ソフトウエアは何故再利用されないかが真剣に議論されていたころ、goto文がなぜいけないかを真面目に新人にたたきこむ必要があった頃、新人類の新人であった私はこの本を強制的に買わされて、強制的に読まされた。同期の猛者はこの本の5章は素晴らしいと絶賛していた。私といえば1章から順に読みソートで頭を抱え、再帰的アルゴリズムで目は宙をただよい、木構造では既に仮死状態であった。次の5章こそがpascalの作者の書いた構文解析プログラムとその解説。名著の中の名著。古典の中の古典なのだが残念ながら1986年版では割愛されたようだ。確かにyaccだlexだとコンパイラを作成する技術は当時としても日進月歩、既に時代遅れと著者は判断したのだろう。アルゴリズムを実装することがプログラミングの使命であったころ、この本の価値は絶対的であった。いまや、アルゴリズムはそれが実装されたライブラリを使うものとなってしまった。この本は、サバイバルの書となった。もし何のライブラリも使えない世界に陥ったら、この本こそがまさしくバイブルとなるだろう。しかしヴィルトさんpascalのままの方が幾分かよかったのに。どうせ書きかえるならCにすればよかったのに。Modula-2にするってのもまあ、この言語も彼の作品だからしかたがないか。
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2007年4月29日に日本でレビュー済み
私が読んだ時の題名はレビュー・タイトル。当時はDijkstraを中心に構造化プログラミングの重要性が説かれていた時代だが、まだ一般に普及していたとは言えず、しかも理論が先行していたため、一般のプログラマにとっては具体的手本となるものがなかった。そこに登場したのが本書である。
本書の考え方は、ある目的を達成するためには、まずそれ用のデータ構造を決める必要があり、それに対してある種のアルゴリズムを(必要なら数段階)適用する事によって目的のプログラムが出来上がるというものであった。目的の規模が大きければ、それを機能的に細分化し、段階的に本手法を適用すれば、自然と構造化プログラミングを実践している事になる。本書の一つの特徴は、この手法を具体的な例に即して説明しており、かつ各アルゴリズムの効率を定量的に評価している点である。顕著な例は「ソート」である。幾つものソートの手法を紹介し、その手法に合ったデータ構造の選び方、そして各ソート法の得失を詳細に解説してあるので、私などはかなり経験を積んだ後も本書を傍に置き参考にしていた。二つ目の特徴は、当時正式な言語仕様の公表がなかったPascalでアルゴリズムが記述されている点である。Pascalの生みの親Wirthが書いた本であるから、ある時期までは本書がPascalの言語仕様の公式版と言えた。最後の特徴は、巻末にPL/Iを簡素化したPL/0用のコンパイラの構文解析系が載っている事である。著書が本書で述べている趣旨の集大成が読める点でも参考になったが、コンパイラ開発が専門である私にとっては、プログラミング言語の専門家Wirthの構文解析系が読めるという魅力があった。
データ構造とそれに付随するアルゴリズムの設計と言う観点で言えば、現在ではクラス設計をどうするかという点に話題は移っていると思う。だが、C++程度のオブジェクト指向言語には本書の内容は充分に通用するものである。プログラムをする上で、何を基本として考えるべきかという問題を豊富な例題を通して語ってくれる名著。
本書の考え方は、ある目的を達成するためには、まずそれ用のデータ構造を決める必要があり、それに対してある種のアルゴリズムを(必要なら数段階)適用する事によって目的のプログラムが出来上がるというものであった。目的の規模が大きければ、それを機能的に細分化し、段階的に本手法を適用すれば、自然と構造化プログラミングを実践している事になる。本書の一つの特徴は、この手法を具体的な例に即して説明しており、かつ各アルゴリズムの効率を定量的に評価している点である。顕著な例は「ソート」である。幾つものソートの手法を紹介し、その手法に合ったデータ構造の選び方、そして各ソート法の得失を詳細に解説してあるので、私などはかなり経験を積んだ後も本書を傍に置き参考にしていた。二つ目の特徴は、当時正式な言語仕様の公表がなかったPascalでアルゴリズムが記述されている点である。Pascalの生みの親Wirthが書いた本であるから、ある時期までは本書がPascalの言語仕様の公式版と言えた。最後の特徴は、巻末にPL/Iを簡素化したPL/0用のコンパイラの構文解析系が載っている事である。著書が本書で述べている趣旨の集大成が読める点でも参考になったが、コンパイラ開発が専門である私にとっては、プログラミング言語の専門家Wirthの構文解析系が読めるという魅力があった。
データ構造とそれに付随するアルゴリズムの設計と言う観点で言えば、現在ではクラス設計をどうするかという点に話題は移っていると思う。だが、C++程度のオブジェクト指向言語には本書の内容は充分に通用するものである。プログラムをする上で、何を基本として考えるべきかという問題を豊富な例題を通して語ってくれる名著。