なんとなく漫然と会員になっているACMについての出だしに興味を引かれ、そのまま読みきりました。
この書籍はACMが授けるチューリング賞について、といったバラバラのできごとを集めて今のコンピュータ関連産業全体をスケッチしたような内容です。
この著者ほどこの業界の描写が的確な人はいないのではと感じます。
実のところクラウドに関係しているらしいということと価格が安いので購入しました。
あまり期待していなかったのですが暑苦しいまでの内容に知的好奇心はすっかり満足されられました。おすすめです。
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ウェブ大変化 パワーシフトの始まり~クラウドだけでは語れない来たるべき未来 (KINDAI E&S BOOK) 単行本(ソフトカバー) – 2010/3/6
森 正弥
(著)
21世紀に入り、我々の社会はインターネットの登場と発展で大きく変わった。しかし、これまでの変化が単なる通過点であったことを思い知らされる本当の大変化が、いま起きようとしている。本書では、現在インターネットを中心に起きている変化の本質を、具体的な新サービスや新商品、テクノロジーなどを取り上げながら読み解いていく。そして、それがこれから社会に引き起こしていく本当の大変化――パワーシフトについて、読む者に示している。
クラウド・コンピューティングの普及や、ツイッター、キンドル、iPADといった注目の商品、さらにはインターネットを舞台に次々と登場する新サービスなども、このパワーシフトに向かう大きなうねりの中に位置づけられる。本書を読むことで、読者は、それらのサービス・商品が持つ本当の意味を知ることになるだろう。
パワーシフトによって生み出される社会は、これまでの社会で重要視された「富や情報の集積」「ヒエラルキー等の階層的組織」が力を失い、一方で、多様な小さな組織やコミュニティ、個人が、自身のオリジナリティを開花させ、強大なインフラリソースやデータを共有して活用し、グローバルに、軽やかに結びつきあう社会だ。
そこで我々はどう生き、どう学び、どう働いていけばいいのか――。
「“ネットのあちら側”からやってくる未来がこの本でよくわかる」とは、プログラム言語Rubyの創始者まつもとゆきひろ氏が本書に寄せたコメントだ。
インターネットの世界にいま起こっている変化、これから起こる変化、そして、それによって生み出される社会の変化を知るには格好の一冊である。
クラウド・コンピューティングの普及や、ツイッター、キンドル、iPADといった注目の商品、さらにはインターネットを舞台に次々と登場する新サービスなども、このパワーシフトに向かう大きなうねりの中に位置づけられる。本書を読むことで、読者は、それらのサービス・商品が持つ本当の意味を知ることになるだろう。
パワーシフトによって生み出される社会は、これまでの社会で重要視された「富や情報の集積」「ヒエラルキー等の階層的組織」が力を失い、一方で、多様な小さな組織やコミュニティ、個人が、自身のオリジナリティを開花させ、強大なインフラリソースやデータを共有して活用し、グローバルに、軽やかに結びつきあう社会だ。
そこで我々はどう生き、どう学び、どう働いていけばいいのか――。
「“ネットのあちら側”からやってくる未来がこの本でよくわかる」とは、プログラム言語Rubyの創始者まつもとゆきひろ氏が本書に寄せたコメントだ。
インターネットの世界にいま起こっている変化、これから起こる変化、そして、それによって生み出される社会の変化を知るには格好の一冊である。
- ISBN-104765010589
- ISBN-13978-4765010580
- 出版社近代セールス社
- 発売日2010/3/6
- 言語日本語
- 本の長さ216ページ
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商品の説明
著者について
森 正弥
慶應義塾大学経済学部卒。アクセンチュア株式会社を経て、2006年に楽天株式会社入社。現在、同社執行役員・ 楽天技術研究所所長。未来ビジョン「サード・リアリティ」の策定と、電気通信大学とマルチメディア解析に関する一連の共同研究を担当。他、Ruby創始者まつもとゆきひろ氏との共同研究、国際高等研究所 2009年度研究プロジェクト「次世代情報サーチに関する総合的研究」に参画。情報処理学会学会員。同学会 DBS研究会 運営委員。電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会 専門委員。IPA Ruby 標準化検討WG 委員。総務省スマートクラウド研究会技術WG構成員。Rubyアソシエーション運営委員。勉強コミュニティGnZ代表。著書に『クラウド大全』(日経BP社、共著)がある。
慶應義塾大学経済学部卒。アクセンチュア株式会社を経て、2006年に楽天株式会社入社。現在、同社執行役員・ 楽天技術研究所所長。未来ビジョン「サード・リアリティ」の策定と、電気通信大学とマルチメディア解析に関する一連の共同研究を担当。他、Ruby創始者まつもとゆきひろ氏との共同研究、国際高等研究所 2009年度研究プロジェクト「次世代情報サーチに関する総合的研究」に参画。情報処理学会学会員。同学会 DBS研究会 運営委員。電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会 専門委員。IPA Ruby 標準化検討WG 委員。総務省スマートクラウド研究会技術WG構成員。Rubyアソシエーション運営委員。勉強コミュニティGnZ代表。著書に『クラウド大全』(日経BP社、共著)がある。
登録情報
- 出版社 : 近代セールス社 (2010/3/6)
- 発売日 : 2010/3/6
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4765010589
- ISBN-13 : 978-4765010580
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,599,251位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
しっかりしたリサーチと、最先端のテクノロジーの詳細を平易な言葉で
紹介した、意欲的な内容です。
基本的には、人間の能力と世界を拡大・拡張する、クラウドの手前と
あちらを克明に描いた、最先端のテクノロジーの多数の紹介と、その先に
見えてくる「全員参加型」の拡張世界のビジョンです。
「多様化する世界」では、エンゲルバートによる伝説のPCの開発
からはじまって、インタンジブルインターフェイス、拡張現実、そして
ウエアラブルコンピュータなどと、高速通信で張り巡らされた、環境と
してのITのメッシュ世界に台頭する、驚くべき、人類のケイパビリティの
多様化と進化に触れます。
「クラウド」では、グーグルやアマゾンなどによる、超巨大データを
並列で高速で扱う、画期的なテクノロジーの詳細を中心に、クラウド
コンピュータ世界での革新を描く。
そして、我々の知と人類の仮想世界のとどまるところのない革新、革命を
描き、最後に、各個人個人の存在を拡張させる、新たなパワーシフトを展望します。
かつて梅田氏が「ウエブ進化論」を描いて、世に衝撃を与えたのと同じく
本書は、ウエブ世界(本当は、通信がもたらすメッシュ革命と、知の爆発)の「大変化」
大革命、大革新がもたらす人類歴史上、かつてない「仮想化ナレッジ」の世界の到来を
前向きに扱った、地に足がついた、すぐれたビジョナリーです。
紹介した、意欲的な内容です。
基本的には、人間の能力と世界を拡大・拡張する、クラウドの手前と
あちらを克明に描いた、最先端のテクノロジーの多数の紹介と、その先に
見えてくる「全員参加型」の拡張世界のビジョンです。
「多様化する世界」では、エンゲルバートによる伝説のPCの開発
からはじまって、インタンジブルインターフェイス、拡張現実、そして
ウエアラブルコンピュータなどと、高速通信で張り巡らされた、環境と
してのITのメッシュ世界に台頭する、驚くべき、人類のケイパビリティの
多様化と進化に触れます。
「クラウド」では、グーグルやアマゾンなどによる、超巨大データを
並列で高速で扱う、画期的なテクノロジーの詳細を中心に、クラウド
コンピュータ世界での革新を描く。
そして、我々の知と人類の仮想世界のとどまるところのない革新、革命を
描き、最後に、各個人個人の存在を拡張させる、新たなパワーシフトを展望します。
かつて梅田氏が「ウエブ進化論」を描いて、世に衝撃を与えたのと同じく
本書は、ウエブ世界(本当は、通信がもたらすメッシュ革命と、知の爆発)の「大変化」
大革命、大革新がもたらす人類歴史上、かつてない「仮想化ナレッジ」の世界の到来を
前向きに扱った、地に足がついた、すぐれたビジョナリーです。
2010年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに期待して読みましたが、正直、筆者の主張は「はじめに」と「終わりに」を読めばわかってしまい、逆に4章ににもわたってクラウドなどの事象・事例を細かに記述する必要があったのか疑問。ここらへんの内容は、ネット関係の人には当然ともいえるべき内容で、何をいまさらという感じです。逆にいえば、あまりネットのことを知らない人には、よくまとまっているのでしょう(著者もそういう人のために書いたと明記してますので)。
ただし、著者の言う「クラウドなどの進展で個人が大企業などに対抗する手段を得て、これから大企業から小企業・小組織・個人へのパワーシフトが始まる」という意見には全くの賛成。面白いと思ったのは、この主張を楽天の執行役員である著者がしていること。ネットの市場の中でいえば、楽天は既に「既存一大勢力」であり、そこからのパワーシフトが起きると主張していると私は理解しました。楽天が果たして、このパワーシフトにどう適応できるのか、これから興味深いところです。
ただし、著者の言う「クラウドなどの進展で個人が大企業などに対抗する手段を得て、これから大企業から小企業・小組織・個人へのパワーシフトが始まる」という意見には全くの賛成。面白いと思ったのは、この主張を楽天の執行役員である著者がしていること。ネットの市場の中でいえば、楽天は既に「既存一大勢力」であり、そこからのパワーシフトが起きると主張していると私は理解しました。楽天が果たして、このパワーシフトにどう適応できるのか、これから興味深いところです。
2010年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どちらかというと非技術者向け(ビジネスパーソンなど)の本だと思いますが、技術や社会情勢を俯瞰して見ていて、わかりやすく言葉に落とし込んでいるところに好感を持ちます。
個々の技術の発展の蓄積により、大きなうねりとして社会の変革が始まる、というポジティブなメッセージは
筆者の楽天技術研究所所長という肩書もあいまって、単なるオプティミズムを超えたリアリティを感じます。
小中学生なら内容はもう理解出来るだろうから、その辺の人にこそ読んで欲しい本です。
個々の技術の発展の蓄積により、大きなうねりとして社会の変革が始まる、というポジティブなメッセージは
筆者の楽天技術研究所所長という肩書もあいまって、単なるオプティミズムを超えたリアリティを感じます。
小中学生なら内容はもう理解出来るだろうから、その辺の人にこそ読んで欲しい本です。
2011年11月29日に日本でレビュー済み
にしか見えない。
「ウェブ最近の変化について 雑感」って感じの内容だった。
企画書の引用部分で使うにはいいかもしれないけど
ちと厳しい
「ウェブ最近の変化について 雑感」って感じの内容だった。
企画書の引用部分で使うにはいいかもしれないけど
ちと厳しい
2010年3月7日に日本でレビュー済み
もはや、インターネットを使っている人も使ってない人もインターネットという存在抜きにしては社会を語れない時代になっている。直接かかわっている人も、かかわってない人も「インターネット」が何であり何をもたらしているのか?を体系的に理解し認識するためにこれはもってこいの教科書だ。これは単に技術の話をしているわけじゃない、インターネットがリアルな現実にいかにして浸透し融合し変革を起こしているのか、バランスよく流れをもって理解できる良著である。
・第一章「多様化する世界」は、まさに今大変革が起きようとする背景となるデバイスについての解説が網羅的になされている。インターネットを活用しているユーザであれば既知のことが多く物足りないかもしれない。が「網羅的」であるという意味でも非常に重要な土台となっている。
・第二章「雲の彼方」は、「あちら側」の話である。インターネットを使いこなしているユーザでも、技術的な背景を含め「あちら側」でどういう革命が起きているのかを理解しているユーザはそれほど多くはないはずだが、専門家でなくても使っていれば「なるほど、こういうふうに実現しているか!」のイメージが浮かぶように解説されている。
・第三章「知と我々自身の変化」は、この1章、2章の技術的な背景が実現されていることによって「どのような情報変革が起きているか」に言及している。情報変革、集合知については各論的な説明は今までにも為されてきているが、このような流れと積み上げによる解説は、非常に力強くわかり易い。
・第四章「パワーシフト」では、これらのインターネットテクノロジーが実現したことが、社会そのものを変革するまでに至る流れについての解説である。(ここが森氏の本領発揮!)
日本は今「第三の開国」をこのインターネットによって迫られていると言われている。この本の読者のそれぞれが、個人の生活も社会も間違いなく変わっていくことが確信でき、「これからの自分個人のあり方」をぼんやりでも明確にでも絵に描いてもらえることができれば、この本でのゴールであると思う。
・第一章「多様化する世界」は、まさに今大変革が起きようとする背景となるデバイスについての解説が網羅的になされている。インターネットを活用しているユーザであれば既知のことが多く物足りないかもしれない。が「網羅的」であるという意味でも非常に重要な土台となっている。
・第二章「雲の彼方」は、「あちら側」の話である。インターネットを使いこなしているユーザでも、技術的な背景を含め「あちら側」でどういう革命が起きているのかを理解しているユーザはそれほど多くはないはずだが、専門家でなくても使っていれば「なるほど、こういうふうに実現しているか!」のイメージが浮かぶように解説されている。
・第三章「知と我々自身の変化」は、この1章、2章の技術的な背景が実現されていることによって「どのような情報変革が起きているか」に言及している。情報変革、集合知については各論的な説明は今までにも為されてきているが、このような流れと積み上げによる解説は、非常に力強くわかり易い。
・第四章「パワーシフト」では、これらのインターネットテクノロジーが実現したことが、社会そのものを変革するまでに至る流れについての解説である。(ここが森氏の本領発揮!)
日本は今「第三の開国」をこのインターネットによって迫られていると言われている。この本の読者のそれぞれが、個人の生活も社会も間違いなく変わっていくことが確信でき、「これからの自分個人のあり方」をぼんやりでも明確にでも絵に描いてもらえることができれば、この本でのゴールであると思う。
2010年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて知ることも多く、ためになる知識は幾つか得られたかと。20100518現在。全ては大きな組織から小さな組織、そして個人へとシフトしていく。個人が時間、場所を問わず様々な形で結びつく。それが生み出す新たな未来にワクワクさせてくれる一冊です。
2012年6月28日に日本でレビュー済み
梅田望夫士氏の「ウェブ進化論」で提示された概念を受けた本です。
梅田氏の本で提示された「こちら側」と「あちら側」に対して
それぞれのトレンド(多様化、大規模化)と2010年当初の技術を
概要レベルで紹介しています。
「こちら側」のiPhoneやウェアラブル・コンピューティングの
実例を提示したあと「あちら側」のクラウド技術を解説しています。
そしてその大きなうねりが個人へ力を与え既存のヒエラルキーを
破壊する一方、これまでに考えられない知のコラボレーションと
個人発のイノベーション生まれることで人類の明るい未来が
切り開かれるというストーリーが描かれています。
具体的なWeb技術と共にWebのトレンドを確認したい方におすすめです。
技術の詳細な解説はありませんので特に第2章の「あちら側」の話は
Web技術をもともとある程度知っている人でないと読みづらく、
意味するところも捉えにくいかもしれません。
梅田氏の本で提示された「こちら側」と「あちら側」に対して
それぞれのトレンド(多様化、大規模化)と2010年当初の技術を
概要レベルで紹介しています。
「こちら側」のiPhoneやウェアラブル・コンピューティングの
実例を提示したあと「あちら側」のクラウド技術を解説しています。
そしてその大きなうねりが個人へ力を与え既存のヒエラルキーを
破壊する一方、これまでに考えられない知のコラボレーションと
個人発のイノベーション生まれることで人類の明るい未来が
切り開かれるというストーリーが描かれています。
具体的なWeb技術と共にWebのトレンドを確認したい方におすすめです。
技術の詳細な解説はありませんので特に第2章の「あちら側」の話は
Web技術をもともとある程度知っている人でないと読みづらく、
意味するところも捉えにくいかもしれません。