故宮脇俊三さんは、一人で汽車(電車)に乗ることを目的とした旅を一般人に認知させた紀行作家です。
私は、昔から宮脇さんの大ファンですから、その書かれた著作のどれもが味わい深く、どの章からも筆者の人となりが感じられ、旅に関する随筆集ですが、鉄道マニアでない方も楽しく読める作品だと思います。
本書は、1991年に刊行された単行本を文庫にしたもので、旅について筆者の経験と思い出が「自由」に綴られている旅情溢れる1冊です。
「どこかへ行きたい」という章に収録されているエッセイのどれもが、旅に出たい、という気持ちに満ち溢れています。実際に鉄道に乗りたくても乗れない多忙な現代人の代わりに旅情を味合わせてもらえる貴重な作品だと思いましたし、本書の魅力もそこにあると思います。
本書の執筆当時から20年近く経過しました。当時と比較しますと、筆者は亡くなられましたし、ダイヤは大きく変更され、過疎の鉄道線は廃線になり、廃止された特急もあります。
ただ、記されたエッセイに込められている鉄道を愛する気持ちは今でも伝わってきますし、今読んでも共感できることが多いですね。
宮脇俊三さんが遺された作品集は、いつまでも愛読するに値する価値があると再確認しました。
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旅は自由席 単行本 – 2007/4/1
宮脇 俊三
(著)
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社ルックナウ(グラフGP)
- 発売日2007/4/1
- ISBN-10476621062X
- ISBN-13978-4766210620
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登録情報
- 出版社 : ルックナウ(グラフGP) (2007/4/1)
- 発売日 : 2007/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 476621062X
- ISBN-13 : 978-4766210620
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,161,709位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2006年1月4日に日本でレビュー済み
2010年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっと、鉄が入っている者として、宮脇俊三氏の著作は必読と解っていましたが
なぜか今まで読んでいませんでした。
もっと有名な著作がありますが、あえてゆるめのこの本を手に取りました。
実は図書館で借りて読んでいたのですが、どうしても欲しくなりこのサイトで入手しました。
まさに、題そのもの、旅とは自由〜にするものです!!
続けて、「時刻表昭和史」(ご本人一押しの本)を読みました。こちらは戦争中にも旅をしていた宮脇氏のあっぱれな旅行誌&戦時下の一般人の生活がとってもよくわかる本です。こちらもお勧めです。
なぜか今まで読んでいませんでした。
もっと有名な著作がありますが、あえてゆるめのこの本を手に取りました。
実は図書館で借りて読んでいたのですが、どうしても欲しくなりこのサイトで入手しました。
まさに、題そのもの、旅とは自由〜にするものです!!
続けて、「時刻表昭和史」(ご本人一押しの本)を読みました。こちらは戦争中にも旅をしていた宮脇氏のあっぱれな旅行誌&戦時下の一般人の生活がとってもよくわかる本です。こちらもお勧めです。
2005年6月7日に日本でレビュー済み
1991年に出た単行本の文庫化。
さまざまな雑誌に発表された短文を集めたもの。一応、中心となっているのが青函トンネルと瀬戸大橋。青函連絡船や宇高連絡船などの乗船記や、廃止に当たっての感慨が述べられている。どちらの連絡船も体験したことのない私にはわかりにくいが、古くからの鉄道ファンには楽しめるのだろう。
面白かったのは「関東の二つのローカル線」や「ふるさと川越」。東京周辺でも面白い路線があることを教えてくれる。
終章ではみずからの人生を書いた文章が集められている。著者の父親の話など、これまでの著作で良く分からなかった点が説明されている。
さまざまな雑誌に発表された短文を集めたもの。一応、中心となっているのが青函トンネルと瀬戸大橋。青函連絡船や宇高連絡船などの乗船記や、廃止に当たっての感慨が述べられている。どちらの連絡船も体験したことのない私にはわかりにくいが、古くからの鉄道ファンには楽しめるのだろう。
面白かったのは「関東の二つのローカル線」や「ふるさと川越」。東京周辺でも面白い路線があることを教えてくれる。
終章ではみずからの人生を書いた文章が集められている。著者の父親の話など、これまでの著作で良く分からなかった点が説明されている。