いくつかの点で著者と見解を異にする点は無きにしも非ずあらずだが、これほど昭和の戦争の歴史を丁寧に、客観的に書いた本は他にはないと思う。参考文献が豊富なのもとても嬉しい
たまたま図書室の本棚で見つけられて幸いでした。
ただ、一件だけ。
結果として多くの犠牲を出したのは事実としても、戦争に関して叙述した本において、当時の状況で最善の判断を行い、そして戦果を得た沖縄軍に対して、日本軍が水際作戦を実行していたら、「その方がむしろ犠牲が少なくて済んだのだが」
というのは、勝利のために最善を尽くした人々にあまりに失礼な言い草ではなかと思う
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戦争に強くなる本: 入門・太平洋戦争 どの本を読み、どんな知識を身につけるべきか 単行本 – 2001/8/1
林 信吾
(著)
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社経済界
- 発売日2001/8/1
- ISBN-104766782283
- ISBN-13978-4766782288
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
太平洋戦争を正しく理解するためには、今どんな本を読み、どのような知識を身につければよいのか。戦争の背景から敗戦の原因、さらには戦後補償の問題まで、資料としてオススメできる本を紹介し、大づかみな解説を加える。
登録情報
- 出版社 : 経済界 (2001/8/1)
- 発売日 : 2001/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4766782283
- ISBN-13 : 978-4766782288
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,464,124位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,608位日中・太平洋戦争
- - 22,199位日本史一般の本
- - 183,540位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(はやし・しんご)
1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。
1983年、英国ロンドンに渡り、現地発行日本語新聞『英国ニュースダイジェスト』の記者となる。
日本のメディアにも寄稿を続け、1989年には『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆で中心的な役割を果たす。
1993年に帰国して以降は、フリーで執筆活動に専念している。
英国史・ヨーロッパ史から軍事問題、日本国憲法、サッカーに至るまで、幅広いテーマで執筆している。
また、ノンフィクションとフィクション、どちらもこなせる。
2013年10月には、
作家・ジャーナリスト 林信吾の地球に優しいブログ
http://ameblo.jp/gojibuji
を開設した。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月11日に日本でレビュー済み
近年、戦争や軍隊に関する書籍が膨大に出版されている。しかし、研究者が書いたものは専門用語が多くて難しく、作家や漫画家が書いたものは事実誤認の甚だしいものも含まれており、まさにピンキリである。
本書は、中学生や高校生をはじめ、大学生でも戦争や軍隊に関するイロハを学ぶため、何を読めばいいか、どのような本がオススメか、平易な文章で教示してくれる。とりわけ、本書は「戦争が歴史的事実である以上、次の世代の日本人に伝えなければならないのは、『物語』ではなく『事実』である」という理念を一貫して貫いており、著者の「戦争を漫画やエンターテイメントにしてもよいが、せめてちゃんとした知識を持ってからにしてもらいたい」という言葉は、私も声を大にして言いたいところである。
そして映画や漫画で「戦争」を知った気になっているのではなく、恥ずかしがらずに基礎から勉強してみようという志のある方に本書をオススメする。
本書は、中学生や高校生をはじめ、大学生でも戦争や軍隊に関するイロハを学ぶため、何を読めばいいか、どのような本がオススメか、平易な文章で教示してくれる。とりわけ、本書は「戦争が歴史的事実である以上、次の世代の日本人に伝えなければならないのは、『物語』ではなく『事実』である」という理念を一貫して貫いており、著者の「戦争を漫画やエンターテイメントにしてもよいが、せめてちゃんとした知識を持ってからにしてもらいたい」という言葉は、私も声を大にして言いたいところである。
そして映画や漫画で「戦争」を知った気になっているのではなく、恥ずかしがらずに基礎から勉強してみようという志のある方に本書をオススメする。