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プラネタリウムを作りました。: 7畳間で生まれた410万の星 単行本 – 2003/6/1
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- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社エクスナレッジ
- 発売日2003/6/1
- ISBN-104767802512
- ISBN-13978-4767802510
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商品の説明
商品説明
部屋の中に蛍光塗料の星空を作った子ども時代、技術に詳しい隣人やコンピュータに詳しい友人、電源メーカーでのアルバイト等によって必要な技術を得ていく過程、移動公演や国際会議での逸話と、本書の内容、言い換えれば著者の人生はプラネタリウムを中心に回っている。技術的な葛藤やアクシデントに見舞われることはあっても、著者のプラネタリウムへの情熱は揺らぐことがない。自宅の7畳間に作られた簡易クリーンルームから生まれた自作プラネタリウム「メガスター」は、いつの間にか人々が行列を作り、国際会議で1回のみだったはずの公演が3回になるまでの人気を博している。
徹底したこだわりとそこに人生を捧げる著者の姿は、読む者すべてを勇気づける。それは、技術大国の底力とか、その種の言い古された一般論としてではなく、企業などの集団の力とは異質の、個人のポテンシャルを再確認できる点に何ともいえない爽快感を感じさせてくれるからかもしれない。だからこそ、青少年にとってはひとつのリアルな目標となり、大人にとっては自らを再び奮い立たせるための起爆剤となってくれる。
なお、特別付録として「卓上プラネタリウムペーパークラフト」が用意されている。自分で作るプラネタリウムのささやかな感動を味わいたい。(大脇太一)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : エクスナレッジ (2003/6/1)
- 発売日 : 2003/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4767802512
- ISBN-13 : 978-4767802510
- Amazon 売れ筋ランキング: - 917,794位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 408位科学史・科学者
- - 1,496位宇宙学・天文学(一般)関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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くわえて、プラネタリウムに全く興味がない人でも、人生変わると思います。自分が何の努力もせず無為に人生生きてきたと反省してやる気がむくむくわいてくるので。彼が子供の時にまわりの大人がどうやって助けたか、見守ったかを見ることで、子育てを考えることにもつながると思う。人は、全員、一度はこれを読んで自分の人生ふりかえったらいいかも。
大平氏の成し遂げた偉業にはあこがれと尊敬以外の何者もなく、その記録を公刊してもらったことは最高なのですが、後述する文章の練度という点もあって及第点級の評価としました。
内容としては、凝り性の性格だった小学生時代からの関心の遍歴や、ロケット作りから本題のプラネタリウム作りへの変遷が回顧風につづられていきます。プラネタリウムの原理にすら疎い読者も、次第にプラネタリウムに通暁していく大平氏の成長を追体験するような感覚を味わえます。
本書を読んで意外に思ったのは、これほどの偉業が、作り手の「天才性」によって当然のように成し遂げられたのではなく、十数年にわたる長い期間と氏自身の人並みはずれた根気強さのたまものであるという事実です。その事実は、「世界が驚くプラネタリウムを作り出した華麗な才能」への読者の勝手な期待からするとあまりにも月並みです。ですが、そのことがかえって、じんわりした感動を誘うようでもあります。コツコツやることはたいていの人が実践していることですが、それでもこんなプラネタリウムは作れません。やはり偉業なのです。
ただ惜しむらくは本書の文体。素朴で力みがないという評価もありえますが、個人的には世に出るのが早すぎた〜タイムリーさではなく文章の練度という意味で〜文章だという感じがしました。ある意味ここにも、「文章修行をするいとまもなくプラネタリウムに傾倒した青春時代」を彷彿とさせる、等身大の氏の姿が現れていてかえって好ましくもあるので、これは批判ではなく純粋に惜しいという気持ちからの感想です。
技術者とか職人とかいった世界の住人は、能力の多くを技術の錬磨のために割くがゆえでしょうか、どちらかという木訥(ぼくとつ)な人が多いような気がします。本書は大平氏自身による回顧録として素晴らしい価値があるとは思うのですが、自著以外の形、例えば「メタルカラーの時代」(小学館)のような、優れた科学ライターによるインタビュー記録という体裁をとっていてもおもしろかったと思います。
大平氏の偉業が、より印象的に、あるいはダイナミックに伝えられる、別の形のドキュメントも読んでみたいと思いました。
正直、筆者のスペックの高さに恐れ入った。
プラネタリウムの投影装置自作には、メカ、エレクトロニクス、プログラミングなどの技術がすべて求められる。
その上、製造装置(原板の露光)まで個人で自作する行動力に感動した。
メガスターのプラネタリウムを是非観に行こうと思った。
面白いです。好きが高じて、いろいろなレベルに達する人は
多いのですが、ここまで行くとは!
作ったプラネタリウムが渋谷の旧後藤プラネタリウムで公開され、
多くの若者(あるいはお年寄り)の心を動かしたというのも素敵です。
今の時代手に入る技術を存分に取り入れているところも面白いです。
こんなことをやりたいと子供の頃思っていたな~。
輝く人でしょう。
営利目的ではなく、とにかく自分が作りたいから、そして人に喜んで欲しいから、
その気持ちだけを二十数年間持ちつづけて来られた
それだけで尊敬に値します。
淡々とした筆が、妙な脚色のされたプロジェクトなんとかよりも
よっぽど真実を伝えてくれているようで引き込まれます。
すべての人にとは言いませんが、工作大好き少年、元工作大好き少年には
絶対のお薦めです。
~~
戦後まもなくであるとか、まだ日本にプラネタリウムがないころの物語ではない。著者は1970年生まれ。だからこそ「なんで今どきプラネタリウムなんかに…」という疑問もわくのだが、そうした背景や人生哲学は二の次に置かれ、描かれているのはプラネタリウムづくりの記録と記憶。すでに小学生のころからPlan(計画)、Do(実行)、Check(検討、改善)によりスパイラル的に~~技術を向上させる術を身!に付け、試作機から実用機、さらに改良機の開発と、小気味よく物語は展開する。
~~
プラネタリウムづくりに必要なパーツ、技術の開発の苦労などが綴られているが、それ以上の辛苦や失敗が行間から読み取ることができる。また、文章で伝えにくい技術は写真や図で解説してあり、かゆいところに手が届く。さらに、卓上プラネタリウムのペーパークラフトでは南半球の星空も盛り込まれており、遊び心を誘う。
~~
それにしてもこの人、ここまでいったい幾らプラネタリウムに注ぎ込んだのか。少し気になった。~
自らの手でプラネタリウムを造り続けている著者の半生記である。
多くのレビュアーが指摘されている通り、
著者のひたむきさ、執念、根気などは稀有のものであり
比類なき開発者であることは疑うべくもない。
もちろん前人未到の高性能プラネタリウムを造り上げた事実は
それだけでもちろん素晴らしいことだ。
しかし私が思うに、著者の本当の凄さは
プラネタリウムで人を楽しませることこそが
自分にとっても喜びであるという
生粋のエンターテナーとしての姿勢である。
全てのクリエーターが学ぶべき原点がここにある。
「魅せるもの」を創りたい人は必読の書であろう。
高い性能のプラネタリウムを実現するための技術関係の話も興味深い内容です。
本書には卓上プラネタリウムを自作できる厚紙が収録され、製作の楽しさが味わえるようにも配慮されています。(巻末にはこの製作方法と、全国のプラネタリウムの紹介、そして著者の小学4年生からのプラネタリウムづくりに取り組んできた著者の年代記がまとめられています。)
語り口もわかりやすく、若い人たちの推薦図書としたい本です。
[追記]
2010年7月30日に増補改訂版が発行されました。