プレゼンに以前に自分がその設計をいいと思っているのか？と問い、言葉の大切さを切々と語る西澤立衛
ある、とんでもプロジェクトでのお施主とのやりとりの顛末を、リアルに語るヨコミゾマコト
プレゼンを占い師型とカウンセリング型という2つの方に分けて見せ、自身のカウンセリング型について掘り下げる藤村龍至
つくり込み過ぎないプレゼンを提唱し、「人間力」の大切さを語る手塚貴晴
コンペには、設計者を選ぶコンペとデザインを選ぶコンペがあると説き、本当にやりたいことは最後まで隠すという吉田明弘
ect...
というように、テーマはプレゼンらしいのだけれど、
各人、言ってることはバラバラなのですが、どれも「ははぁ〜ん」となるいい話。
それゆえ、15組の方々のエピソードを、最後まで飽きずに楽しく読めますが、
実は、「根本では同じことを言ってるのかも？」なんて気付かされることも。
この本にでてくる建築家は有名な方ばかりだけれど、
どなたも、お施主のことを真摯に考えて、丁寧に向き合ってるんだーというのが大きな発見。
仕事をもらうって、そういうことですよねー。
設計に取り組む姿勢や、考え方なんでものまでお話している方もいて、
こういう話って、他ではあんまり読めないんじゃないでしょうか？
勉強になる一冊でした。
オススメです。
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