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黒田三郎詩集 (芸林21世紀文庫) 文庫 – 2002/4/1

4.6 5つ星のうち4.6 14個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

コンロから御飯をおろす 卵を割ってかきまぜる 合間にウィスキイをひと口飲む 折紙で赤い鶴を折る ネギを切る 一畳に足りない台所につっ立ったままで 夕方の三十分 「黒田三郎著作集1 全詩集」を底本にした詩集。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 芸林書房 (2002/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 128ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4768161030
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4768161036
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 14個の評価

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黒田 三郎
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美しいという言葉が、ときどき出てくるのです。
それはとてもしみじみと発せられたもので、生まれてきて生きぬいていくものが
気づく束の間の夕焼けのように、描かれていると感じました。黒田三郎の詩をはじめて、じっくりと
読んでいるところです。めぐり合えてよかったと、うっとりと読んでいます。
2019年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもいい詩集だった。現代はあまり詩を読むということもなくなってしまったが、私自身が生まれた頃の詩集を読んでとても刺激的で、面白かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恋の歌、そして親父の歌、..... 素直でいて言葉に無駄がない。
心が豊かになれます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年7月21日に日本でレビュー済み
  もはやそれ以上何を失はうと
  僕には失うものとてはなかったのだ
  河に舞ひ落ちた一枚の木の葉のやうに
  流れたゆくばかりであった
 
 敗戦後に生き残った彼等の喪失感は、親しいものたちとともに逝けなかったことと無縁ではないだろう。
 しかし、彼等は生きている限り、訣別は免れぬものなのだ。その運命は、個々の姿に別けられる。 
  運命は
  屋上から身を投げる少女のように
  僕の頭上に
  落ちてきたのである
 彼の「運命」は、その詩の通り「身を投げる少女」の決死の姿で落下してきた。
 それは、今までのように「死」をあたえてくれるものではなかった。
  
  もんどりうって
  死にもしないで
  一体たれが僕を起こしてくれたのか
 
  少女よ
  そのとき
  あなたがささやいたのだ。
  失うものを
  私があなたに差上げると 
 その邂逅にさいして、彼はどうしたろうか。
 彼のもうひとつの詩「賭け」……。
  一世一代の勝負をするために
  僕はそこで何を賭ければよかったのか
  ―・―・―・―・―・―・―・―・―
  賭けるものが何もないのである
  僕は
  僕の破滅を賭けた
  僕の破滅を
 その「生」と等価なのは、その「破滅」でしかないのだろう。
 はたして、彼はその「賭け」に勝ったのだろうか。
 だだいえるのは、彼はけして、その「破滅」を捨て去ることはなかったということだけだ。
 
 
 
  
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2001年10月30日に日本でレビュー済み
不景気な先の見えないこんな時代だからこそ、小市民とてての暮らしや喜びがこころにしみる。黒田三郎は自殺することのできなかった男「金子みすず」である。酔った詩人の悲しみや喜びは、世のサラリーマン的お父さんの応援歌だ。おかーさんに「金子みすず」お父さんに「黒田三郎」
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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