・サノーさん一言コメント
「130年前に起きた海難事故からつながる、国と国、人と人の絆。集団に受け継がれる感謝の心を知る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「助け合う、救いあう、当たり前の行為が、当たり前でない世界での物語です」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):皇室外交って、明治政府が樹立した直後から、盛んだったんだな。
ウノーさん(以下ウ):この本とは別の話ですが、ハワイの王族が、明治天皇の側室として娘を貰ってくれと、頼んでた逸話もありますね。
サ:この本のトピックである遭難したトルコの船も、皇室への表敬訪問の帰り道だったんだ。
ウ:650名の人々が乗っていたわけですから、大訪問団です。
サ:当時、国際社会の仲間入りを目指した明治政府にとっては、ヨーロッパからの表敬は、嬉しい存在だっただろうな。
ウ:近代最初の皇室なのに、それに応え、それに返礼できたのだから、すごいことです。
サ:だからこそ、500名以上がなくなった海難事故は、日本にとって痛ましいものだったわけだ。
ウ:そこにいたる要因、当時の船舶の様子、航海の難しさも知ることが出来ました。
サ:いまでも、海難事故はあるし、それを巡る救助の物語はあるが、当時はより危険で、生命のリスクが高いものであったことは間違いない。
ウ:さらに、救助する側も、いまほど物資もなく、お医者さんもいない状況だったわけで、凄惨さが伝わってきました。
サ:そのぶん、助かった船員の介護と、日本の艦隊による送り届けという配慮が際立つ。
ウ:英断ですよね。もともと、ケガをした人見捨てることはないですが、手厚い看護とその後の処置については、本来のやさしさと慈愛があります。
そして、いまでも、当時の救助側だった地区の人々に、親トルコ感情が受け継がれていることも素敵なことだと思います。
サ:それが巡り巡って、今度は日本人が中東で危険な時に、トルコが助けてくれたわけだ。
ウ:当時の記録、当時の記憶があったからこそ、危険な状態であることは同じなのに、救助機を出してくれたんですね。
サ:もちろん、130年前の海難事故だけが、両国の親交ではない。現在に至るまで、大小、公私の友好が育まれてきたからこそ、行動が生まれるわけだ。
ウ:国と国、人と人って、同じなんですね。助け合い、想いあうことで、友情が育まれます。
サ:物騒な事件や天災ではなく、日常で文化交流ができるのが理想だとは思うが、いざというときに問われるのもの「友情」だな。ODAについて、もっと勉強したくなった。
【了】
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東の太陽、西の新月: 日本・トルコ友好秘話「エルトゥ-ルル号」事件 単行本 – 2007/9/1
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- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社現代書館
- 発売日2007/9/1
- ISBN-104768469582
- ISBN-13978-4768469583
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登録情報
- 出版社 : 現代書館 (2007/9/1)
- 発売日 : 2007/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4768469582
- ISBN-13 : 978-4768469583
- Amazon 売れ筋ランキング: - 974,378位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2014年3月23日に日本でレビュー済み
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困った時はお互い様(無私無欲)。
後先考えず(自らの危険を顧みず)、目の前の困った人に手を差し伸べる(相手が誰であっても)。
先人の受けた恩が有ったとはいえ、中々、自国人(トルコ人)よりも、外国人(日本人)を優先させるという決断は、並大抵のことではない(善意の連鎖)。
先人の誇りを胸に、今できる事から。
後先考えず(自らの危険を顧みず)、目の前の困った人に手を差し伸べる(相手が誰であっても)。
先人の受けた恩が有ったとはいえ、中々、自国人(トルコ人)よりも、外国人(日本人)を優先させるという決断は、並大抵のことではない(善意の連鎖)。
先人の誇りを胸に、今できる事から。
2018年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海の翼の次に読みました。
史実が多く作品としては海の翼の方がおススメです。
史実が多く作品としては海の翼の方がおススメです。
2014年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり取材しているようですが、余計な記述が多く「もういいよ・・」と読み飛ばしてしまう部分がかなりありました。
エルトゥールル号沈没は確かに惨状なのですが、中盤その死体描写にウェイトを置いており、読んでて気が重くなりました。
国交、友好に関する情報だけで言えば序盤と後半だけ読めば事足ります。タイトルほどの秘話はあまり感じませんでした。
エルトゥールル号沈没は確かに惨状なのですが、中盤その死体描写にウェイトを置いており、読んでて気が重くなりました。
国交、友好に関する情報だけで言えば序盤と後半だけ読めば事足ります。タイトルほどの秘話はあまり感じませんでした。
2008年9月14日に日本でレビュー済み
1890年に起こったトルコ軍艦エルトゥールル号遭難事件に際して串本大島の人々が為した行いと、その恩義を百年近く経っても忘れることのないトルコの人々によって、1985年イラン・イラク戦争で危機に瀕した大勢の日本人が救出された話しを、多くの資料を調べて丁寧に記録した本でした。
正確を期すために、読み物として考えると必ずしも必要とは思えない資料の引用箇所もあり、それが読む勢いを殺してしまう箇所がありましたので星一つ減じました。
ただこれは読み物としての評価であって、この本を事実の記録としてとらえるなら必ずしも欠点とはならないでしょう。
日本国としての国際協力とか人道的援助などと大上段に構えなくとも、ことに臨んで一人一人が為すべきことを誠心誠意為すことで、一つの国とその国民を動かすことさえ出来ると言うことを、百年前の人たちに教えられたような気がしました。
正確を期すために、読み物として考えると必ずしも必要とは思えない資料の引用箇所もあり、それが読む勢いを殺してしまう箇所がありましたので星一つ減じました。
ただこれは読み物としての評価であって、この本を事実の記録としてとらえるなら必ずしも欠点とはならないでしょう。
日本国としての国際協力とか人道的援助などと大上段に構えなくとも、ことに臨んで一人一人が為すべきことを誠心誠意為すことで、一つの国とその国民を動かすことさえ出来ると言うことを、百年前の人たちに教えられたような気がしました。