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日本軍の小失敗の研究 続 単行本 – 1996/3/1

4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

未来を見すえる太平洋戦争文化人類学
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

豊かな国造りの最善の方策は、過去の失敗の詳細・冷静な分析・評価にある。日本陸海軍の小失敗を解析、様々な角度から考察を加えた話題の書き下ろし。日本と米国、日本人と米国人の思考から行動までの差異を浮き彫りにする。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 潮書房光人新社 (1996/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1996/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 278ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4769807554
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4769807551
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

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三野 正洋
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
客観的に日本軍の兵器を評価し西洋と比較しているのが好ましい。好著です。しかし、一番の疑問点は日清、日露戦争であれだけ客観的であつた軍が昭和になり何故精神論者になってしまったかでありこの点の分析をしてほしかったと思います。
2013年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本軍を、自分の勤める会社に置き換えるだけで、
防弾チョッキがなかったことや、連絡係の不在などが、
リスクマネジメントの一助になり得るように読めます。

一読の価値があると思いました。

最初から全てを読むのは時間もないし、こうした軍事関係は、そもそも苦手だという場合は、
目次を読み、興味を持った箇所から読むと、宜しいかと思います。
2006年11月10日に日本でレビュー済み
 最近、「美しい国」なる言葉が語られていますが、あまりに空々しく、聞くに堪えません。“美しい”などという、初めから肯定的な印象を含んだ抽象的な言辞を弄しては、凡そ「美しい国」ではなく、「美しく見られたい国」か、さもなければ「美しくなければ認めない国」にしかなれないことでしょう。そこには具体的な事柄が排除されており、批判を許さない耳に心地よい言葉は見たくない現実を無かったことにする危険を常に孕んでいるのです。こんな時にこそ、面倒でも着実な小失敗への直視がより価値を持つのであると考えます。

 同名の前書に続く本書では、前書の具体性重視の方針を維持しながらも、その動員体制や個々の実戦の分析、果ては自衛隊に関することまで着眼範囲が広げられています。しかし、前には薄かった本書独自の特徴として私が挙げたいのは、まず具体的な数字がより多用されるようになったということです。日・独・英の主力戦闘機の性能向上の指数化や海戦を使った対空砲火の有効性の計算など、時に計測法まで自作しての数値を基にした比較考察は、反論を容易にし、学問的誠実さを裏付けるものです。そして、特も傾聴すべきは精神的な小失敗への言及です。余りに雑多な機関銃・砲を使い続ける配慮の無さ。航空機に現有の技術を使わず、国内で入手可能な木材を使えないという硬直した思考。兵士・国民をまったく信用していない捕虜禁止、虚偽報道。何かあれば愛国心と自己犠牲を最も声高に叫ぶ上級軍人達が平然と行う公私混同や命令無視。著者も言われる通り、これらは物量差とはまったく関係の無い部分であり、最も注目され、反省されるべき太平洋戦争の敗因でありましょう。全力を尽くしたが相手が強すぎたのではなく、全力を尽くさなかったからこそ敗れたと言うべきでしょう。小失敗のひとつに美辞麗句を弄んで空虚な言葉遊びに頼ったというものがありますが、この教訓、現在もよくよく心に留めねばなりません。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月13日に日本でレビュー済み
 
とてもではないが5つ星には値しません。

小失敗の研究,とあるのですが研究でなく ‘失敗事例の紹介’ に留まる内容です。

私自身は名著 ‘失敗の本質’ から流れて本書に出会ったのですが
とてもではないが同じ土俵には上げられないと思います。
後知恵・追究不足が随所に見られるからです。

たとえば筆者は,四発重爆をなぜ作らなかったのか?という提起をします。

(傑作機だった)二式大艇をベースにして進めていけばよかった
 胴体だけを新たに設計すればよい

などと断じておられるのですが…
そもそも二式大艇が実用に足る性能を発揮するかどうか?
ということは
ある程度機体の開発にメドが立たなければ分からない問題であって
そんなに待っていてはそもそも戦争に間に合っていない訳です。

深山・連山の開発が失敗する,ということが判明していて
かつ二式大艇がうまくいくということが予見されなければ成立しないロジックです。

それから筆者の提唱する ‘戦闘機の性能指数’ 。

上昇(加速)・速度・旋回性能を独自の指標で数値化し,
この数値を元に機体開発体制への批判が加えられるのですがよく見てみると。。。

馬力荷重・翼面馬力・翼面荷重(一部は逆数)を掛け合わせており
(馬力/重量)*(馬力/翼面積)/(翼面積/重量)これが約分されてしまうため最終的に
 →(馬力/重量)^2

となって実は,馬力荷重だけを強調する指標になってしまっています。

これで零戦の機体設計はどうの云々と語られても迫力がない訳です。

筆者の知識の広さには敬意を示したいと思いますが
せっかくの題材をもっともっと深く追究してほしいと惜しまれてなりません。
また,編集の方にはこのような誤謬を指摘する視点を持ってもらいたい。

全般には
戦争における失敗を題材に何かの話題を提供したり,
論文のネタを探している人には格好の資料にはなると思います。
ちょっとフォローになりますが
数値・データ等よく調べられており分かりやすい本であり
前書と異なって日本軍の優れていた部分・最終章に自衛隊への提案も述べられるなど
著者の善意・熱意も伝わってきます。
要するにカジりやすい本であると言えます。

ただし
もっと本格的に組織論を学ぼうとする人には勧められません。

現場・現物のリサーチが甘く,
机の上で考えた風・今の世にはびこる評論家風の内容に満ちており
残念ながらもっともっと他に良い本があると思うからです。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前著 日本軍の小失敗の研究―現代に生かせる太平洋戦争の教訓 (光人社NF文庫) と同じように、旧日本軍の犯した数々の小失敗が列挙されている。前著と異なるのは、最終章で自衛隊に言及し、いくつかの小失敗の可能性を指摘している点である。装甲兵員輸送車、予備戦力、船団護衛、海保との共同訓練、空中給油機、情報公開など。特に、「旧海軍と旧陸軍」の関係が「海自と海保」に引き継がれてしまったのは困ったものである。

野村克也監督の勝利の三条件が、旧陸軍の歩兵操典に書かれていたこととは全く逆であることなどからしても、旧日本軍の犯した小失敗から数多くの教訓を学びとれるはずである。旧日本軍の失敗を現代に生かすとするなら、
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) よりも、よりミクロ面からそれを描いた 日本軍の小失敗の研究―現代に生かせる太平洋戦争の教訓 (光人社NF文庫) 及び本書を私はお薦めする。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月12日に日本でレビュー済み
 第2次世界大戦は飛行機が主役の戦争だったわけだが、
日本の航空機製造工場には飛行場が隣接してなかったので、30〜40km
離れた飛行場まで一旦分解して牛車で運んでいた。
 ダメージコントロールの考えがない。
2006年10月16日に日本でレビュー済み
 この本を読めば日本の国民性まで見えてくる。それは究極の世界、戦争を通しているからだ。命ギリギリの世界で起きる事を見れば、物事の本質が露になる。ならざるをえなくなる。その点で、この本は先の戦争で日本人が犯した失敗の数々が上げられている。コレは何も戦争に限った事ではなく、普段の世界にも直結する事である。この本を見てみると細かな部分まで、しかし簡単な事が書かれてあり、「何故こんな簡単な事で失敗するのだろうか…」と呆れるばかり。そこに「日本人に足りない部分」が見え隠れする。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年6月25日に日本でレビュー済み
三野正洋氏は軍事評論家としても有名なので、「軍事オタク」のための本、あるいは「軍事オタク」の書いた本と思わないほうがいい。たしかに出版元は軍事関係書を多く出版している。しかし、旧日本帝国陸海軍の失敗と失敗に学ばない体質、硬直した組織、恣意的な意思決定プロセスを語ることを通じて見えてくるのは「組織論」だ。取り上げられている事例は現代のカイシャ、官僚組織の抱える病巣のありようにピッタリ重なる。これは、書店で軍事書ではなくビジネス書の書架に並べられるべき本だ。凡百のビジネス書を超えるビジネス書。ビジネスマン必読。(松本敏之)
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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