他の方の類書も読んで来ました。
記述内容の記録と記憶は素晴らしいです。
戦後に類書を残された方々のお名前が随所に登場します。他の方の残された本と縦横の線がつながった様な立体感を感じました。
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修羅の翼: 零戦特攻隊員の真情 単行本 – 2002/2/1
角田 和男
(著)
- 本の長さ442ページ
- 言語日本語
- 出版社潮書房光人新社
- 発売日2002/2/1
- ISBN-104769810415
- ISBN-13978-4769810414
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「死ななければ帰れない」 非情の闘いの渦中で、部下・同僚の体当たりを見届ける役目を負い、ついには自身も特攻隊員となったベテランパイロットが、戦争の真実を克明に綴る渾身の記録。今日の話題社1989年刊の改訂。
登録情報
- 出版社 : 潮書房光人新社 (2002/2/1)
- 発売日 : 2002/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 442ページ
- ISBN-10 : 4769810415
- ISBN-13 : 978-4769810414
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,287位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 34位戦記・体験記
- - 696位日本史一般の本
- - 16,559位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
門田 隆将さんのおすすめで購入しました。当時の日本人は特攻に限らず赤紙をもらったときから死を覚悟していたことが伺えます。定年後に時間をとれるようになったら著者の角田さんの軌跡を辿り多くの霊に感謝の気持ちを伝えに行きたいと思います。
2018年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は後世に伝えなければならない、と思う。海軍の航空特攻について、「神風特別攻撃隊」中島正氏、猪口力平氏共著と、D·ウォーナー氏の「ドキュメント神風」と、この本とが、私にとっては欠かせないテキストであり、ここで提起されている問題は未だに放置され、解決していないと感じる。これを知らないで済ますようになったときが戦後の終わりではないか。その日が来ないことを祈りつつ、ときどき本棚から取り出して読み返している。
通読して航空搭乗員の方の回想録に共通する疑問が一点この本にもある。
それは答えは求められないし、問うこともできない。
ある方ははっきりと「逃げた。」と書いておられた。
それでその方の話は信じられるのである。
通読して航空搭乗員の方の回想録に共通する疑問が一点この本にもある。
それは答えは求められないし、問うこともできない。
ある方ははっきりと「逃げた。」と書いておられた。
それでその方の話は信じられるのである。
2023年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死と隣り合せの最前線で極限状態にありながら、裏腹に淡々とした語り口で綴られるだけに、戦時下の飛行機乗りの日常のリアルが、逆に説得力を持って伝わってくる。「紫電改のタカ」レベルの知識しかなかった私には、軍艦に様々なタイプがあるように、軍用機に与えられるミッションも、用途ごとに異なることを知り、その任務に徹する搭乗員たちの姿が新鮮に映るのだが、それにしても、戦闘中だけでなく、訓練飛行中も含め、機体の整備不良や天候不良などによって、戦闘以外で命を落とす搭乗員の多さに驚かされる。随所に掲載される、若くして命を散らした彼らの写真は、誰も生死を超越した凛々しさに満ちており、理屈抜きで例外なく美しい。
本書は、体裁としては戦記に属するのだろうが、実態は、ヒューマニズム溢れる著者ならではの感性が織りなすヒューマンドラマであり、そのことは、戦後になってから著者との交流が始まった、上官に当る人物の手による序が、見事に物語っている。平成の世まで慰霊行脚を重ねた戦後も含め、まさに著者の”真実一路”の生涯を見た思いがする。
読み物として、ひとつ注文を付けるとすれば、当時の海軍の組織やポストをはじめ、航空隊ならではの耳慣れない用語についても、簡単な解説があれば、戦争を知らない我々のような世代にも、一層理解が深まると感じた。
本書は、体裁としては戦記に属するのだろうが、実態は、ヒューマニズム溢れる著者ならではの感性が織りなすヒューマンドラマであり、そのことは、戦後になってから著者との交流が始まった、上官に当る人物の手による序が、見事に物語っている。平成の世まで慰霊行脚を重ねた戦後も含め、まさに著者の”真実一路”の生涯を見た思いがする。
読み物として、ひとつ注文を付けるとすれば、当時の海軍の組織やポストをはじめ、航空隊ならではの耳慣れない用語についても、簡単な解説があれば、戦争を知らない我々のような世代にも、一層理解が深まると感じた。
2014年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誠に不思議な本である。
この本を開くたび、読者は70年前の筆者と共にあり、その周囲に英霊たちは活き活きと黄泉がえる。
その勇猛果敢な鋭い眼差し、熱い息づかい、かたや宴席で屈託なくおどける若者らしさが伝わってくる。
戦場には筆者が繰るゼロ戦に同乗し、九死に一生の修羅場を共に駆け抜け、その傍で一人また一人と、戦友が閃光と共に逝ってしまう。
読者は機上で嗚咽する筆者を見せつけられ、思わず眼を伏せてしまう。
そうして筆者と熾烈な戦場を共に過ごしていると、ふと気づく。英霊たちに守られている筆者を。
自分たちがこの時代に確かに生きて、国を、家族を想い、命と引き換えにした真情を後世に伝えて欲しい、それに相応しい筆者に託したいと。
その真情とは、決して言葉では言い尽くせず、魂で、聴き、感じるものであり、その仲介者として選ばれた稀有な人物こそ、
筆者、角田和男さんであった。
読後何にも増して切なかったのは、当事者たる角田さんの中で、あの戦争は全く終わっていないと感じさせることだった。
その使命を全うされ、94年の生涯を閉じんとした時、
幾多の英霊に囲まれ、自らも若き日の姿となられて肩ををたたき合い、笑顔で旅立たれたように想う。
「迷い」を自らの中に感じる時、また角田さんの繰るゼロ戦に乗せて戴こうと思う。
「あの瞬間」を、何度でも、黙って、その背中越しに見せてくれることだろう。
この本を開くたび、読者は70年前の筆者と共にあり、その周囲に英霊たちは活き活きと黄泉がえる。
その勇猛果敢な鋭い眼差し、熱い息づかい、かたや宴席で屈託なくおどける若者らしさが伝わってくる。
戦場には筆者が繰るゼロ戦に同乗し、九死に一生の修羅場を共に駆け抜け、その傍で一人また一人と、戦友が閃光と共に逝ってしまう。
読者は機上で嗚咽する筆者を見せつけられ、思わず眼を伏せてしまう。
そうして筆者と熾烈な戦場を共に過ごしていると、ふと気づく。英霊たちに守られている筆者を。
自分たちがこの時代に確かに生きて、国を、家族を想い、命と引き換えにした真情を後世に伝えて欲しい、それに相応しい筆者に託したいと。
その真情とは、決して言葉では言い尽くせず、魂で、聴き、感じるものであり、その仲介者として選ばれた稀有な人物こそ、
筆者、角田和男さんであった。
読後何にも増して切なかったのは、当事者たる角田さんの中で、あの戦争は全く終わっていないと感じさせることだった。
その使命を全うされ、94年の生涯を閉じんとした時、
幾多の英霊に囲まれ、自らも若き日の姿となられて肩ををたたき合い、笑顔で旅立たれたように想う。
「迷い」を自らの中に感じる時、また角田さんの繰るゼロ戦に乗せて戴こうと思う。
「あの瞬間」を、何度でも、黙って、その背中越しに見せてくれることだろう。
2017年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中身の濃い戦記物でした。特に戦友の記録は涙が出ました。
昔の人は思いやりが強いですね。
昔の人は思いやりが強いですね。
2023年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
坂井三郎と同時代のゼロ戦搭乗員の戦闘記録です。読みやすくはないですが、特攻についての貴重な資料でした。航空機戦闘員から見た戦争の貴重な記録だと思います。特に特攻の部分の記録は一読の価値がありました。