これは情報量も多く、蒙を啓かされた思いです。
いろいろ勉強になりましたが、要点の1つに、国際法や英米法に対する無理解のために、東京裁判における弁護方策が根本的に誤っていた、ということがあげられると思います。それは、
○東京裁判は国家を裁くのではなく、個人を裁くのが目的であった。
○東京裁判で問題にしている「侵略」は、国策としての先制攻撃なのであって、支那事変については、中国の侵略であったことを主張すべきであった。
○逆に、対米英戦争については、いくら「自衛自存」のためと主張しても、武力攻撃を受けたわけではないから、国際法上の「自衛戦争」とはいえない。
ということです。
判事は戦争の当事者、検事は日本の事情をよく知らず、弁護側、被告側も国際法を理解せず、結局、裁判としては、無茶苦茶だったというわけです。
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東京裁判の謎を解く: 極東国際軍事裁判の基礎知識 単行本 – 2007/2/1
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- 本の長さ377ページ
- 言語日本語
- 出版社潮書房光人新社
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104769813406
- ISBN-13978-4769813408
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登録情報
- 出版社 : 潮書房光人新社 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 377ページ
- ISBN-10 : 4769813406
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2009年11月23日に日本でレビュー済み
当時の世界情勢及び国際条約・慣習、及び関わった人物の思想や生涯について詳細に調べることにより、東京裁判の虚構と実像を明らかにする書である。
別宮氏は東京裁判史観にも、反自虐史観にも与しない。明らかに東京裁判は失敗だった。真の戦争犯罪人を追求できず、米国は裁判の名の下に蒋介石の使い走りとして復讐劇を演じさせられたと主張する。当時の日本人は誰もがそれを分かっていた。だからA級戦犯であっても解放後は堂々と首相になれたのである。
条約を何より重んずるスティムソン国防長官は、日本の満州事変と太平洋戦争のパリ不戦条約違反が許せなかった。だから条約違反した主犯を裁きたかった。しかし、日本の国情への不理解と蒋介石・ソ連の横槍、主犯の不在、海軍の口裏合わせにより、ほぼ冤罪に近い死刑が宣告された。正に近代の汚点である。
本書のエッセンスは、以下に要約される。
・満州事変の責任は石原完爾にある。
・支那事変は蒋介石による日本への侵略戦争である。
・太平洋戦争は日本海軍による英米への侵略戦争である。
・海軍は口裏を合わせ、自分達の罪を陸軍になすりつけることに成功した。
・ニュールンベルグ裁判との釣り合いから7名死刑が決まっていた。
・蒋介石の要求により彼が憎む4人が死刑になった。(板垣、土肥原、松井、広田の各氏)
広田弘毅は近衛文麿の身代わりである。
・残り3人は米国への開戦時の責任者を死刑にした。(陸軍省の東條大臣、木村次官、武藤局長)
通常、海軍以外は陸軍に従属するものだからである。
こうしてみると、戦争の責任者が誰も裁かれていないことになる。満州事変時、東條英機はやっと大佐である。首相になったときはもう開戦プログラムは動き出していて、止められなかった。彼は石原完爾と山本五十六らの身代わりとして死んだのだ。
本書を読むことにより、欧米の考える近代と日本のエトスの違いが理解できるのではないだろうか。
別宮氏は東京裁判史観にも、反自虐史観にも与しない。明らかに東京裁判は失敗だった。真の戦争犯罪人を追求できず、米国は裁判の名の下に蒋介石の使い走りとして復讐劇を演じさせられたと主張する。当時の日本人は誰もがそれを分かっていた。だからA級戦犯であっても解放後は堂々と首相になれたのである。
条約を何より重んずるスティムソン国防長官は、日本の満州事変と太平洋戦争のパリ不戦条約違反が許せなかった。だから条約違反した主犯を裁きたかった。しかし、日本の国情への不理解と蒋介石・ソ連の横槍、主犯の不在、海軍の口裏合わせにより、ほぼ冤罪に近い死刑が宣告された。正に近代の汚点である。
本書のエッセンスは、以下に要約される。
・満州事変の責任は石原完爾にある。
・支那事変は蒋介石による日本への侵略戦争である。
・太平洋戦争は日本海軍による英米への侵略戦争である。
・海軍は口裏を合わせ、自分達の罪を陸軍になすりつけることに成功した。
・ニュールンベルグ裁判との釣り合いから7名死刑が決まっていた。
・蒋介石の要求により彼が憎む4人が死刑になった。(板垣、土肥原、松井、広田の各氏)
広田弘毅は近衛文麿の身代わりである。
・残り3人は米国への開戦時の責任者を死刑にした。(陸軍省の東條大臣、木村次官、武藤局長)
通常、海軍以外は陸軍に従属するものだからである。
こうしてみると、戦争の責任者が誰も裁かれていないことになる。満州事変時、東條英機はやっと大佐である。首相になったときはもう開戦プログラムは動き出していて、止められなかった。彼は石原完爾と山本五十六らの身代わりとして死んだのだ。
本書を読むことにより、欧米の考える近代と日本のエトスの違いが理解できるのではないだろうか。