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暗号を盗んだ男たち: 人物・日本陸軍暗号史 (光人社ノンフィクション文庫 35) 文庫 – 1993/12/1
桧山 良昭
(著)
- 本の長さ303ページ
- 言語日本語
- 出版社潮書房光人新社
- 発売日1993/12/1
- ISBN-104769820356
- ISBN-13978-4769820352
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登録情報
- 出版社 : 潮書房光人新社 (1993/12/1)
- 発売日 : 1993/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 303ページ
- ISBN-10 : 4769820356
- ISBN-13 : 978-4769820352
- Amazon 売れ筋ランキング: - 153,416位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本陸軍の暗号史について一般向けに書かれた唯一の本です。当事者に取材したものとしては、恐らく唯一の物になるでしょう。読後の感想としては、取材源の軍人の皆さんは戦後自衛隊に入られたわけですが(釜賀一夫氏など)、自衛隊の情報職種にどのような影響を与えたかは、謎のままなんだろうなあ…、と。
2015年1月29日に日本でレビュー済み
暗号をめぐる舞台裏ででの戦いが書かれた良書。
ただ残念なことに陸軍暗号も解読されていたことが1996年に機密解除となった資料でわかったようです。
体制の違いですね。
ただ残念なことに陸軍暗号も解読されていたことが1996年に機密解除となった資料でわかったようです。
体制の違いですね。
2020年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Recollections from the leader of the Japanese cryptography group during WWII. A dense, difficult to read book if you're not fluent in Japanese. Haven't been able to finish it yet.
2006年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日中戦争、太平洋戦争時の旧陸軍の暗号攻防にまつわるドキュメンタリー物です。
話が会話形式で進んでいくので、それぞれの武官や数学者らの感情まで伝わってきます。
日本陸軍はアメリカ国務省暗号を全面解読していた。
そして、
日本陸軍の主要暗号は最後まで解読されなかった。
旧日本陸軍が、あと2年早く暗号研究に着手していれば、その後の世界は変わっていたかも・・。
話が会話形式で進んでいくので、それぞれの武官や数学者らの感情まで伝わってきます。
日本陸軍はアメリカ国務省暗号を全面解読していた。
そして、
日本陸軍の主要暗号は最後まで解読されなかった。
旧日本陸軍が、あと2年早く暗号研究に着手していれば、その後の世界は変わっていたかも・・。
2005年11月4日に日本でレビュー済み
日本陸軍の暗号に関しての記述。
知っている日本の暗号はパープル暗号だけであったので、「無限乱数式暗号」は耳新しい。
これってソ連のルーシー一味が使っていた、「一回限りの乱数表」と同じもんだよな~。
陸軍暗号は戦後までアメリカによって解読されなかったと有る。
すっげぇー...
海軍も同じ暗号を利用していたのに、ページ数と位置までも乱数暗号化しなかったので解読されていたという記述が有り。
運用は難しい...
知っている日本の暗号はパープル暗号だけであったので、「無限乱数式暗号」は耳新しい。
これってソ連のルーシー一味が使っていた、「一回限りの乱数表」と同じもんだよな~。
陸軍暗号は戦後までアメリカによって解読されなかったと有る。
すっげぇー...
海軍も同じ暗号を利用していたのに、ページ数と位置までも乱数暗号化しなかったので解読されていたという記述が有り。
運用は難しい...
2004年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本陸軍についての暗号史が語られている。
明治ー大正時代から昭和初期、戦中の陸軍暗号の出来などが書かれていた。小生は若者であるため本の出だしは好奇心はほとんど発生しなかったが、終盤になるにつれて、暗号は国運を変えるほどの大切さなどを学ばされた。
少しだけだが世界の暗号史も紹介されており、暗号について詳しく無い方でも、理解できる内容になっている。
日本の暗号の歴史を紐解いてみたい方にはおすすめかな。。。
明治ー大正時代から昭和初期、戦中の陸軍暗号の出来などが書かれていた。小生は若者であるため本の出だしは好奇心はほとんど発生しなかったが、終盤になるにつれて、暗号は国運を変えるほどの大切さなどを学ばされた。
少しだけだが世界の暗号史も紹介されており、暗号について詳しく無い方でも、理解できる内容になっている。
日本の暗号の歴史を紐解いてみたい方にはおすすめかな。。。
2006年5月2日に日本でレビュー済み
本書は、大正13年の宇垣軍縮における軍の近代化に合わせ始まった日本
陸軍の暗号史を太平洋戦争に敗北するまで追ったものだ。
その一歩はポーランドより暗号専門家である将校を招聘するところから始
まった。その後昭和14年、原久中尉考案の乱数式暗号が正式に陸軍に採用
される。この乱数式暗号が陸軍暗号のかなめとなった。
この間、外国の通信傍受・暗号解読にも注力するが、中国を除けばその暗
号解読は困難であったという。
日米開戦後、米軍の無線通信傍受量を増やし、ついに209暗号機によっ
て作成されたZ暗号(日本側呼称)の解読に成功する。また敗戦直前には米
国国務省暗号の解読に成功していたという。
クライマックスは「日本陸軍の前線部隊の暗号はいくつか解き、戦争末期
に気象用暗号を全面解読した。しかし、主要な暗号は解読できなかった」と
いう占領軍アースキン中佐の言葉だろう。
<感想>
直接インタビューしたと思われる何人かのエピソードに引きづられ、全体
的にまとまりがなく時系列に沿った理解はしづらい、また専門用語が整理さ
れていないため読みづらかった。
しかし、陸軍暗号という戦争の裏面で活躍した人々の姿を書いたのは本書
ぐらいではないだろうか。
「暗号では米国に勝った」というドラマは海軍のパープル暗号の解読によ
る敗北と対比されるだろう。
が、陸軍に疑問をもつのは前線部隊は強度の低い暗号で良しとするなら、
なぜ暗号機を導入しなかったのか、ということだ。迅速性、暗号強度ともに
その方が高まったのではないか。また、乱数式は原の独創ではないし、なぜ
米軍が解読可能な暗号を使っていたのかという点も素通りされている。
多くの協力を陸軍人から得て書かれたのだろう、おそらく著者ももったで
あろういくつかの疑問は看過されている。
陸軍の暗号史を太平洋戦争に敗北するまで追ったものだ。
その一歩はポーランドより暗号専門家である将校を招聘するところから始
まった。その後昭和14年、原久中尉考案の乱数式暗号が正式に陸軍に採用
される。この乱数式暗号が陸軍暗号のかなめとなった。
この間、外国の通信傍受・暗号解読にも注力するが、中国を除けばその暗
号解読は困難であったという。
日米開戦後、米軍の無線通信傍受量を増やし、ついに209暗号機によっ
て作成されたZ暗号(日本側呼称)の解読に成功する。また敗戦直前には米
国国務省暗号の解読に成功していたという。
クライマックスは「日本陸軍の前線部隊の暗号はいくつか解き、戦争末期
に気象用暗号を全面解読した。しかし、主要な暗号は解読できなかった」と
いう占領軍アースキン中佐の言葉だろう。
<感想>
直接インタビューしたと思われる何人かのエピソードに引きづられ、全体
的にまとまりがなく時系列に沿った理解はしづらい、また専門用語が整理さ
れていないため読みづらかった。
しかし、陸軍暗号という戦争の裏面で活躍した人々の姿を書いたのは本書
ぐらいではないだろうか。
「暗号では米国に勝った」というドラマは海軍のパープル暗号の解読によ
る敗北と対比されるだろう。
が、陸軍に疑問をもつのは前線部隊は強度の低い暗号で良しとするなら、
なぜ暗号機を導入しなかったのか、ということだ。迅速性、暗号強度ともに
その方が高まったのではないか。また、乱数式は原の独創ではないし、なぜ
米軍が解読可能な暗号を使っていたのかという点も素通りされている。
多くの協力を陸軍人から得て書かれたのだろう、おそらく著者ももったで
あろういくつかの疑問は看過されている。