タイトルの通り、第二次大戦中の名脇役たちを紹介している本です。
戦後70年以上が経ち、海戦の主役である戦艦・空母・巡洋艦に関するコンテンツは世に溢れています。そのような中で昨今、戦史の表舞台に立つことのない「脇役」にスポットライトが当てられるようになってきました。模型メーカーからも続々とラインナップが発表され、注目度が高まっているジャンルのように思えます。
この本では敷設艦・工作艦・給油艦・病院船について取り上げられており、特に敷設艦に関する情報量は豊富です。民間船を改造したものや、イチから設計された純粋な敷設艦、そしてそれらの用途や戦歴について書かれており、機雷初心者の私にとっては勉強になりました。機雷の敷設方法についても、それなりに詳しく取り上げられていました。個人的には、日本初の機雷運用が薩英戦争だった、というのが衝撃的でした。
一隻について細かく解説するというよりは、網羅的にさまざまな情報を掲載している「広く浅く」方式です。敷設艦の誕生と開発、艦歴など全体的な流れをつかむことはできますが、深い知識を得ることはできないでしょう。この本のシリーズ全体にいえることですが、各ジャンルについての「初心者~中級者」向けです。戦史ファンのビギナーからすれば十分マニアックな内容なのでしょうが、個人的には若干の物足りなさがあります。まぁ、詳しく知りたければほかの本を買いなさい、ということなのでしょう。
日本海軍に関する知識を深めるのではなく、守備範囲を広げるための本として、活用できると思います。
そろそろ戦艦や空母にも飽きてきた、というあなたには是非おすすめしたい。
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敷設艦工作艦給油艦病院船: 表舞台には登場しない秘めたる艦船 (光人社ノンフィクション文庫 940) 文庫 – 2016/3/1
大内 建二
(著)
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- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社潮書房光人新社
- 発売日2016/3/1
- ISBN-10476982940X
- ISBN-13978-4769829409
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対象商品: 敷設艦工作艦給油艦病院船: 表舞台には登場しない秘めたる艦船 (光人社ノンフィクション文庫 940)
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登録情報
- 出版社 : 潮書房光人新社 (2016/3/1)
- 発売日 : 2016/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 476982940X
- ISBN-13 : 978-4769829409
- Amazon 売れ筋ランキング: - 87,690位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,758位文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
落札させていただきました後のご対応が大変迅速で、気持ちよく購入できました、ありがとうございました。
2016年3月25日に日本でレビュー済み
本書に収められている図面に注目してみたい。全36図のうち1から10は機雷の構造、敷設方法、機雷掃海方法、日本海軍が敷設した機雷原、防潜網、敷設艦艦尾構造などを示しており第11図からが側面と上面の艦船図となっている。
11 敷設艦 勝力
12 敷設艦 常盤 昭和19年末と想定される対空武装増強後の状態で極めて貴重(以下★で記す)
13 敷設艦 厳島
14 敷設艦 八重山 時期不詳だが対空武装強化後の状態 ★
15 敷設艦 沖島
16 敷設艦 津軽
17 戦時標準型設計の2D型貨物船
18 同上を改造した敷設艦 箕面 完成が昭和20年8月 ★
19 急設網艦 白鷹 昭和19年後半の状態 ★ しかし図に12センチ単装高角砲と記しているが12センチ単装砲(平射砲)が正しい。
20 急設網艦 白鷹 昭和19年後半の状態 ★
21 特設敷設艦 辰宮丸 ★
22 工作艦 関東
23 工作艦 明石
24 特設工作艦 山彦丸 ★
25 給油艦 知床 図では艦首尾に8センチ高角砲が描かれているが本文では12センチまたは14センチ砲2門と記述しているのだが。
26 給油艦 風早 図の12センチ単装砲は12センチ高角砲が正しい。本文では12センチ高角砲2門としているが図の通り3門が正しい。
27 速吸 本文の説明と異なり図では12センチ単装高角砲2門、25ミリ機銃三連5基、二連2基。艦形図も通説のものとは印象が異なるのだが。
28 軽質油給油艦 足摺 本文では正しく12.7センチ連装高角砲2基と記しているが図では12センチ単装高角砲となっている。
29 軽質油給油艦 洲崎
30 特設給油艦 日章丸 ★
31 特設給油艦 日本丸 ★
32 米海軍シマロン級給油艦
33(全4ページ) 病院船 氷川丸 (貨客船当時との比較対照)
34(全4ページ) 病院船 高砂丸 (客船当時との比較対照)
35 オランダ国貨客船オプテンノール号と偽装のため改造された病院船第二氷川丸の外観比較。この船を巡る日本海軍史上に汚点として残る物語はぜひ別に一冊の本として著していただきたい。
36(全4ページ) 小型病院船 菊丸 ★
11 敷設艦 勝力
12 敷設艦 常盤 昭和19年末と想定される対空武装増強後の状態で極めて貴重(以下★で記す)
13 敷設艦 厳島
14 敷設艦 八重山 時期不詳だが対空武装強化後の状態 ★
15 敷設艦 沖島
16 敷設艦 津軽
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18 同上を改造した敷設艦 箕面 完成が昭和20年8月 ★
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21 特設敷設艦 辰宮丸 ★
22 工作艦 関東
23 工作艦 明石
24 特設工作艦 山彦丸 ★
25 給油艦 知床 図では艦首尾に8センチ高角砲が描かれているが本文では12センチまたは14センチ砲2門と記述しているのだが。
26 給油艦 風早 図の12センチ単装砲は12センチ高角砲が正しい。本文では12センチ高角砲2門としているが図の通り3門が正しい。
27 速吸 本文の説明と異なり図では12センチ単装高角砲2門、25ミリ機銃三連5基、二連2基。艦形図も通説のものとは印象が異なるのだが。
28 軽質油給油艦 足摺 本文では正しく12.7センチ連装高角砲2基と記しているが図では12センチ単装高角砲となっている。
29 軽質油給油艦 洲崎
30 特設給油艦 日章丸 ★
31 特設給油艦 日本丸 ★
32 米海軍シマロン級給油艦
33(全4ページ) 病院船 氷川丸 (貨客船当時との比較対照)
34(全4ページ) 病院船 高砂丸 (客船当時との比較対照)
35 オランダ国貨客船オプテンノール号と偽装のため改造された病院船第二氷川丸の外観比較。この船を巡る日本海軍史上に汚点として残る物語はぜひ別に一冊の本として著していただきたい。
36(全4ページ) 小型病院船 菊丸 ★
2019年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃などは、やはり大和だの赤城だのといった戦艦や空母に憧れます。もちろん、諸外国の船でも同じ。ですが、段々と歳をとってくると(笑)、歴史の表舞台にあまり現れる事のない船の事なども知りたくなってきます。
本書も、そういった「縁の下の力持ち」のような艦船にスポットライトを当てており、興味深く読むことができます。
特に興味を惹くのが、工作艦「明石」。当時最新鋭のドイツ製の工作機械を複数搭載しており、海軍工廠と同等以上の価値があるなど、読んでいて若干胸が熱くなりました。
惜しむらくは、全体的に内容があっさりしている点。もう少し船それぞれの来歴を読んでいたかったと思います。
とはいえ、給油艦に病院船、さらに地味な敷設艦についても紹介されている本書は、なかなか貴重な一冊ですね。
本書も、そういった「縁の下の力持ち」のような艦船にスポットライトを当てており、興味深く読むことができます。
特に興味を惹くのが、工作艦「明石」。当時最新鋭のドイツ製の工作機械を複数搭載しており、海軍工廠と同等以上の価値があるなど、読んでいて若干胸が熱くなりました。
惜しむらくは、全体的に内容があっさりしている点。もう少し船それぞれの来歴を読んでいたかったと思います。
とはいえ、給油艦に病院船、さらに地味な敷設艦についても紹介されている本書は、なかなか貴重な一冊ですね。
2016年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦闘艦ばかりで海軍が成り立っていない事がよく理解出来る良書。お薦めです。
2017年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・四海に囲まれた日本本土を防衛するため、あらゆる海域に5万5千個ほどの機雷を施設した施設艦。
・傾き・傷ついた艦船を敵地の中で必死に修理・復元した工作艦。
・血と同じほど貴重な石油・ガソリンなどを、戦場の艦船に供給したり、遙か日本へ輸送した給油艦。
・海洋の陸海軍拠点や艦船に傷つき病んだ将兵を必死に治療した病院船。
その船の中でも、戦後まで生き抜いた「氷川丸」は忘れられません。
横浜へ行かれたら、港が見える丘公園近くに係留され健在な姿を見せています。
時代遅れの男
・傾き・傷ついた艦船を敵地の中で必死に修理・復元した工作艦。
・血と同じほど貴重な石油・ガソリンなどを、戦場の艦船に供給したり、遙か日本へ輸送した給油艦。
・海洋の陸海軍拠点や艦船に傷つき病んだ将兵を必死に治療した病院船。
その船の中でも、戦後まで生き抜いた「氷川丸」は忘れられません。
横浜へ行かれたら、港が見える丘公園近くに係留され健在な姿を見せています。
時代遅れの男
2016年5月13日に日本でレビュー済み
「設ける、直す、運ぶ、治す」任務に従事し、縁の下から連合艦隊を支えて戦局に貢献した艦船たち。彼らは目立った「戦果」を挙げることはないが、その重要性は決して戦闘艦に劣るものではなかった。
機雷を設置して敵艦船の侵入を阻む「敷設艦」
傷ついた艦船を前線で修理する動く工廠「工作艦」
艦艇に必要な重油を運搬・補給する「給油艦」
負傷した将兵を前線から保護・治療する「病院船」
クローズアップされることが少ない4種の艦船の活動についてまとめた一冊。
その大多数は他の艦船の改造や徴用による特務艦であったことにも注目
機雷を設置して敵艦船の侵入を阻む「敷設艦」
傷ついた艦船を前線で修理する動く工廠「工作艦」
艦艇に必要な重油を運搬・補給する「給油艦」
負傷した将兵を前線から保護・治療する「病院船」
クローズアップされることが少ない4種の艦船の活動についてまとめた一冊。
その大多数は他の艦船の改造や徴用による特務艦であったことにも注目