某情報系大学の通信教育課程の科目でテキストとして指定されている本です。
高校情報科の教員免許を取得する課程の専門必修科目なのに、ナゼかくだらない性体験を延々と読まされ、しかもその内容についてレポートまで書かされる。
いったい何の意味があって、このようなことをさせるのでしょうか。
・・・・と、これは大学に対して抗議することなんですけど、おそらくこの本を手にする人って、あの大学の通信課程の学生だけじゃないかと思うので、あえてここに書きました。
セックスに関して、大学生と語り合ったものを文字に起こして収録したものですが、後半になっていくと、両親のセックスを容認できるか、という話しになっていきます。おそらくこの本の趣旨は若者の性事情を知ることではなく、若者に対して中高年もしくは高齢者の性行為を容認させたいというものではないかと思います。
少し下品な言い方になりますが、著者ご自身も中高年であって、そういう自分も女として見られたいという願望がちらほらと本文に見えてきます。
いわば、学問のフリをした自己弁護。社会学という学問には、こうした自己弁護が多く見受けられます。正直、社会学って学問なのかどうかってことすら、私は疑っています。
とくに女性の社会学者が書くものって、自己弁護的なものばかりで嫌気がさしてきます。
ただ、情報系大学の学生が読むにあたって、一つだけ意義があるようにも思えます。
コンピュータの世界と違って、現実の世界はデジタル的な判別が出来ない、ということです。
つまり、１と０、男と女という判別です。
異性だからセックスの相手になるとは限らない。年を取った人や魅力のない人には、異性という意識は芽生えない。
でも、人が人として、ハリのある暮らしをしていくためには、年齢に関係なく異性の気を引く努力をするのが一番なのかもしれない。
だとしたら、性についても、できるだけデジタルに近いものにしていくのが良いかもしれない。
・・・いや、やっぱり難しいな。私は男性だけど、女性はやっぱり若い子に限る（笑）
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