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ヘ-ゲル読解入門: 『精神現象学』を読む 単行本 – 1987/10/1

4.6 5つ星のうち4.6 9個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 国文社 (1987/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 492ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4772001697
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4772001694
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 9個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月21日に日本でレビュー済み
中古で相当な値がつけられてるね、もともと安い本ではないが。
「精神現象学」の翻訳の方は、何故か結構あって、出来の良し悪しについて、
分かったような分からないようなことを詳細にレヴューしている方もいるが、
まぁ、所詮翻訳は翻訳で、どう上手いこと糊塗しようが、
本当に読みたかったら原書に当たれというのが、
普遍的な方法論であることに変わりはないんだよね。
要するに、どの日本語訳を手に取ろうが、「精神現象学」は十中八九、
読み終えたけど、何だかよう分からん、となるのがオチなのだ。
ハイデガーの「存在と時間」と同じ、、そういう本なのよ、これは。
その点、この「ヘーゲル読解入門」は名講義との世評を裏切ることなく、
なんだ、ヘーゲルの考えてたことってこんなことか、と思えること請け合い。
とは言っても、辻村深月とか浅田次郎なんかを読むようにはいかないので、
そこは覚悟すべし。ヘーゲル自体の思想はもちろんだけど、
大陸合理論とドイツ観念論の哲学的伝統の様式と、
その止揚を理解する上でも、とても有用な一冊だと思う。
マルクスもサルトルもラカンも、み~んなある意味、ヘーゲルの弟子なのね。
2023年10月7日に日本でレビュー済み
出版者の覚書
第一章 序に代えて
第二章 『精神現象学』の最初の六章の要約――一九三七‐一九三八年度、最初の三回の講義の全記録
第三章 『精神現象学』第七章の一般的導入部(四七三-四八○頁)の解釈――一九三七‐一九三八年度、第四回及び第五回講義の全記録
第四章 一九三七‐一九三八年度講義要約――高等研究院・宗教学科の一九三八‐一九三九年度年報からの抜粋
第五章 哲学と知恵――一九三八‐一九三九年度、最初の二回の講義の全記録
第六章 永遠・時間・概念についての覚書(五五八頁、一〇‐一一行参照)――一九三八‐一九三九年度、第六回講義より第八回講義までの全記録
第七章 『精神現象学』第八章第三部(結論)の解釈――一九三八‐一九三九年度、第一二回講義の全記録
第八章 ヘーゲルにおける実在するものの弁証法と現象学の方法――一九三四‐一九三五年度、第六回講義より第九回講義までの全記録
第九章 ヘーゲル哲学における死の観念――一九三三‐一九三四年度、最後の二回の講義の全記録
付録『精神現象学』の構造
訳注
解説
索引
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月7日に日本でレビュー済み
フランシス・フクヤマが「歴史の終わり」で参考にしました。

本文で 歴史の終わり(ポストモダニズム,ポッピズム)の時代に、人間が動物化してしまうことが書かれています。

しかし、追加された注釈に於いて、江戸時代に 歴史の終わり(ポストモダニズム,ポッピズム)の時代を先取りして迎えた日本が 動物化を回避したことが書かれています。

とても参考になる文明論です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月5日に日本でレビュー済み
バタイユでしたか、コジェーヴの「ヘーゲル」を識っている人間とそうでない人間とは世界観が決定的

に違うのだという意味のことをどこかで書いていたように思います。岡本太郎も出席していた有名な

「精神現象学」の講義録です。時間と熟読を要しますが、ひとたび理解すれば、体系に呑みこまれる快感と吐き気に脳がビリビリ痺れます。
45人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月2日に日本でレビュー済み
結局、長谷川宏の翻訳が出るまで、日本では特定の専門家以外は、『精神現象学』が読まれることはなかった。長谷川宏の翻訳が出て、それを読んで、大意や見通しがついてから、あとから、金子武蔵の翻訳や注釈を読んで前から分かっていたようなことを言っている人が多かった。それが証拠に、1997年以前に、『精神現象学』への言及は専門家以外はほとんどなく、せいぜい、「主人と奴隷」の「また聞き」の話を書いていた人ばかりだった。で、その「また聞き」の根っこはこの本である。尤も、この翻訳が出る前は、大体サルトルやメルロ・ポンティの言及から呼び起こしていたと思う。おまけに、サルトルがこの講義を聴いていなかったことが、後になって分かったのも面白い。
長谷川訳でも、金子訳でも、牧野訳でも、熊野訳でも、なんでもいいので、『精神現象学』を読めば、この本を読む意味はないと思う。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年12月15日に日本でレビュー済み
ドイツ語で書かれたヘーゲルの『精神現象学』を、コジェーヴがフランス語で解説している。それをまた日本語に訳しているわけだが、なかなか読みやすい(あくまでも他のヘーゲル解説書と比較しての話である。ごく一般の本と比べたらやはり読みにくい)。

コジェーヴという人が、よほどしっかりした文章を書くのだろう。

ラカンやバタイユなど講義に出席していた人間はもちろん、他のフランス現代思想家にも少なからず影響を与えているのが本書である。
そればかりか、巷で「精神現象学解説」を謳っているものの多くが、何らかの形でコジェーヴを参照しているといってよい。
特に、「主人と奴隷の弁証法」について論じているものはほぼ間違いなく本書に依拠していると思われる。

コジェーヴは、学者としてだけでなく政治の分野でもかなりの貢献をした人物だと聞いている。
フランスの官僚として、EU統合に尽力したらしい。

おそらく彼は、EU=ヨーロッパ連合にヘーゲルのいうところの「国家」を見出していたのではないか。つまり、EUとは「われであるわれわれ」もしくは「われわれであるわれ」としての「精神」であり、そのような共同体の誕生はコジェーヴにとって「歴史の終り」を意味していたのである。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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