前作「僕の悪魔 ディアブロ」もよかったのですが、今回更によくなりました。
敵から送り込まれた新キャラの殺し屋フェランドがすごく魅力的です。
外見も性格も過去も能力(なんと日本語が話せます)も、激しくツボに入りまくりです。
クラウディオ暗殺を目的にやってきた彼は、なりゆきで里玖を誘拐するのですが、里玖をマフィアのボスの愛人にされている子供(やはり子供に見えるんですね)と思って、優しくしてくれます。が、苛酷な人生を生きてきた彼もまた、里玖の優しさに癒されるんですね。
最終的に、元の組織を裏切り、クラウディオのファミリーに鞍替えしちゃいます。
他の方もレビューで語られていましたが、前作で里玖とクラウディオがやや唐突にくっついちゃった感があったのですが、今回、クラウディオが里玖を愛する理由が滔々と語られていて納得。マフィアのドンとしてはどうかと思うけど、「里玖が死んだら、私の魂も死ぬ」的発言までしてます。
里玖は、クラウディオを愛していて、突然放り出された境遇の中で精一杯頑張っているのに、自分のことをみんなにとって迷惑で役立たずな存在と思い、いつ死んでもいいくらいに考えています。
自分のことを価値のないいらない人間だと思っていて、誘拐された時、フェランドに「(クラウディオの迷惑になるから)僕を殺して」とか頼んでしまうのが悲しいです。
里玖をクラウディオが無事救出してハッピーエンドなわけですが、二人は愛し合っているのに、里玖の悲しい想いにクラウディオが気づいていないのは問題ではないでしょうか(これは里玖の英語が上達しないのが一因かも)。
ここは日本語がわかる(勿論英語も可)フェランドに橋渡ししてもらって、里玖に幸せになってもらいたいものです。次巻では是非、フェランドを活躍させてください。
成瀬先生は、このところ精力的にいろいろな作品を書かれていますが、このシリーズを見捨てないでほしいです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
憂える天使~アンジェロ~ (クロスノベルス) 新書 – 2010/9/10
結婚して、幸せな生活を送っていた里玖とクラウディオ。
だが、クラウディオを狙う殺し屋に里玖が攫われてしまい!?
だが、クラウディオを狙う殺し屋に里玖が攫われてしまい!?
- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社笠倉出版社
- 発売日2010/9/10
- ISBN-104773085258
- ISBN-13978-4773085259
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 笠倉出版社 (2010/9/10)
- 発売日 : 2010/9/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 229ページ
- ISBN-10 : 4773085258
- ISBN-13 : 978-4773085259
- Amazon 売れ筋ランキング: - 908,800位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 638位CROSS NOVELS
- - 8,633位ボーイズラブノベルス (本)
- - 60,705位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
84グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
優しい愛に包まれながらも健気で切ない少年の気持ちに毎度号泣しながら読んでます。そして最後はやっぱり幸せな気分になります。
2019年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
里玖が事件に巻き込まれます。
その経緯も里玖のけなげさと純真さ故なので切なくなります。
どうなる事かとハラハラしましたが、これも里玖の人となりのおかげで
どうにか切り抜け、その上、心強い味方を得る事になります。
この時のクラウディオの手腕の見事な事。
”アンジェロ”を奪われた焦燥と怒りを冷静と明晰さに変え行動していきます。
舞台がイタリア、クラウディオはマフィア、と血なまぐさいシーンはあるものの
(そんなに酷いものではないですが苦手な人は要注意)
中心がアンジェロそのものの里玖でその存在と愛情に癒されるクラウディオ、
また不遇な生い立ちによって傷ついた里玖を情愛で包み癒すマンマやキアラ、
といった愛情の通いあう様を描いた物語なので心が温かく、ほわほわして読後感も良いです。
その経緯も里玖のけなげさと純真さ故なので切なくなります。
どうなる事かとハラハラしましたが、これも里玖の人となりのおかげで
どうにか切り抜け、その上、心強い味方を得る事になります。
この時のクラウディオの手腕の見事な事。
”アンジェロ”を奪われた焦燥と怒りを冷静と明晰さに変え行動していきます。
舞台がイタリア、クラウディオはマフィア、と血なまぐさいシーンはあるものの
(そんなに酷いものではないですが苦手な人は要注意)
中心がアンジェロそのものの里玖でその存在と愛情に癒されるクラウディオ、
また不遇な生い立ちによって傷ついた里玖を情愛で包み癒すマンマやキアラ、
といった愛情の通いあう様を描いた物語なので心が温かく、ほわほわして読後感も良いです。
2014年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こちらも大好きです。とても気に入りました。
殺し屋のフェランドがお気に入りです。
続編書いてもらいたい〜。
殺し屋のフェランドがお気に入りです。
続編書いてもらいたい〜。
2012年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いたいけな主人公が自分の魅力をわかってないのがもどかしいですが、ストーリー的にもでている他の人物もとても魅力的です。是非一度読んでください。
2011年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、新キャラの方が好きです。あの男らしさが抜群。 イラストも合っていて、良かったですねー。 悪魔の続編ですが、前作と違い両想いなので安心して読めました。 クラウディオの気持ちも書いてあり、色々な意味で胸きゅんしました。 理玖の思いなどちょっと悲しい所もありましたが、良かったです。
2014年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく良く書かれてたし、キャラも魅力的だし
BLにありがちな「なんちゃってマフィア」でもない。
血生臭い部分もちゃんとあります。
上手い!
惜しむらくは、1作目ならまだしも
2作目になっても受の子が中身小学生で
成長してなさすぎるのに萎えちゃいました。
可愛いというより、ちょっとありえない。
多分30がきてもそのままな気がします。
他は問題なしなんだけどな~。
BLにありがちな「なんちゃってマフィア」でもない。
血生臭い部分もちゃんとあります。
上手い!
惜しむらくは、1作目ならまだしも
2作目になっても受の子が中身小学生で
成長してなさすぎるのに萎えちゃいました。
可愛いというより、ちょっとありえない。
多分30がきてもそのままな気がします。
他は問題なしなんだけどな~。
2010年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後を引く読後感です。
前作では「悪くはないけど・・でも少し続きが気になる。」みたいな感じだったんですが、こちらの方が面白いです。
前作ではマフィアモノなのにイラストの穂波さんの優しいふんわりみたいな感じで合うのか?と思っていたんですが。
今回は断然いいです、フェランドとかもうイメージ通り!大人の男が上手いです!
特にお気に入りは中、裏表紙のカラー!!一見優男のクラウディオが里玖を抱っこしているんですが、あのクラウディオの眼差し!!溶けてしまいそうです。
前回で他の方のレビューにもあったんですが、クラウディオが里玖を好きになる過程がイマイチ足りない点、今回その辺もクラウディオの口から語られていました。
子供のふり、というか年相応に見られず、それを利用していた感の里玖が少し嫌だったんですが、今回は自分に厳しく回りに甘えず自分の立ち位置を冷静に考えている里玖はとても悲しく心惹かれました。
もういま一つ里玖とクラウディオの気持ちが通じた感じがしないので、ここはもう一冊!お願いしたいです。
里玖が自分の事をいらないと思っていることをクラウディオは知らないし。言葉の食い違いも気になるので。是非。
前作では「悪くはないけど・・でも少し続きが気になる。」みたいな感じだったんですが、こちらの方が面白いです。
前作ではマフィアモノなのにイラストの穂波さんの優しいふんわりみたいな感じで合うのか?と思っていたんですが。
今回は断然いいです、フェランドとかもうイメージ通り!大人の男が上手いです!
特にお気に入りは中、裏表紙のカラー!!一見優男のクラウディオが里玖を抱っこしているんですが、あのクラウディオの眼差し!!溶けてしまいそうです。
前回で他の方のレビューにもあったんですが、クラウディオが里玖を好きになる過程がイマイチ足りない点、今回その辺もクラウディオの口から語られていました。
子供のふり、というか年相応に見られず、それを利用していた感の里玖が少し嫌だったんですが、今回は自分に厳しく回りに甘えず自分の立ち位置を冷静に考えている里玖はとても悲しく心惹かれました。
もういま一つ里玖とクラウディオの気持ちが通じた感じがしないので、ここはもう一冊!お願いしたいです。
里玖が自分の事をいらないと思っていることをクラウディオは知らないし。言葉の食い違いも気になるので。是非。