30歳程度で60人月ぐらいのプロジェクトをリーダーとして初めて任された人向けに様々なアドバイスが盛り込まれている。いや、新書でここまで盛り込むのかというぐらいに項目が多い。
ユーザとの仕様調整の注意点や各種設計手法の紹介、QCD確保の胆(ある程度までは並立するが、一定以上はトレードオフになる)などを紹介している。後半になってくると、部下の育て方や外部委託先の監査手法、同じようなシステムによるシナジー効果と、トップレベルの経営層まで巻き込まないと出来ないようなことまで紹介している。
実際のところは、そこまで考える必要はあるのだが、最初のプロジェクトマネジメントでそこまで出来るとは正直思えない。キャリアを積んだ上で、このような事を将来は考えるんだよって事にしておかないと、生真面目に考えるとこの本に潰されそうな勢いだ。
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新米リーダーの不安 (技評SE新書 008) 新書 – 2007/1/20
渡辺 紳一
(著)
中小規模プロジェクト(または大規模案件のサブプロジェクト)で発生する具体的な問題/課題を提示し、解決するためのセオリーや使える知識、適用するポイントを「業務分析」「システム設計」「マネジメント」に分類して解説する読み物です。単なる「知識」だけではなく、経験豊富な技術者が持つ「知恵」や「ノウハウ」が満載です。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2007/1/20
- ISBN-104774130214
- ISBN-13978-4774130217
商品の説明
著者からのコメント
システム開発がいつまでたってもうまくいかないのは、現場の
ベテランエンジアのノウハウが明示化されておらず、若手から中堅エンジニアの
実務に役立っていないことが大きな原因です。本書では、この状況を解消するた
め、筆者自身が経験して蓄積してきたノウハウを、業務分析/システム設計/マ
ネジメントで発生するさまざな問題への「現実的な解法」という形でまとめてい
ます。また、解法だけでなく、その背景にある知識と使い方にも焦点を
当て、知識をどう解釈して応用するのかについても詳しく述べています。
ベテランエンジアのノウハウが明示化されておらず、若手から中堅エンジニアの
実務に役立っていないことが大きな原因です。本書では、この状況を解消するた
め、筆者自身が経験して蓄積してきたノウハウを、業務分析/システム設計/マ
ネジメントで発生するさまざな問題への「現実的な解法」という形でまとめてい
ます。また、解法だけでなく、その背景にある知識と使い方にも焦点を
当て、知識をどう解釈して応用するのかについても詳しく述べています。
本書を参考に、仕様策定/システム設計/マネジメントのすべてにおいて深く
関与できる「プレーイングマネージャ」としてプロジェクトを完遂させてくださ
い。
登録情報
- 出版社 : 技術評論社 (2007/1/20)
- 発売日 : 2007/1/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4774130214
- ISBN-13 : 978-4774130217
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2008年9月17日に日本でレビュー済み
今まで培った筆者の経験則を書いたのかも知れませんが、
いろいろと裾野を拡げすぎてしまい、すべてが中途半端です。
DBの正規化の説明やDFDの説明など、が書かれていますが、
そんなことは別の専門書を読んだ方がましです。
中古の価格を見ていただければ、この新書の価値がわかると思います。
いろいろと裾野を拡げすぎてしまい、すべてが中途半端です。
DBの正規化の説明やDFDの説明など、が書かれていますが、
そんなことは別の専門書を読んだ方がましです。
中古の価格を見ていただければ、この新書の価値がわかると思います。
2010年10月5日に日本でレビュー済み
要件定義、システム設計、マネジメントなど中小規模のプロジェクトにおいてリーダーとしてチームをどのように運営していくべきか。
実践的なノウハウというより座学で学ぶ知識の使い方って感じがする。その分、勉強になることも多いだろうから繰り返し読んでいきたいと思う。
当然ながら広範にわたる内容なので、詳細は専門書で勉強しましょう。
実践的なノウハウというより座学で学ぶ知識の使い方って感じがする。その分、勉強になることも多いだろうから繰り返し読んでいきたいと思う。
当然ながら広範にわたる内容なので、詳細は専門書で勉強しましょう。
2009年10月3日に日本でレビュー済み
本書を成功例だと思って読もうとするから道を間違えるのだと思う。
プログラマから、急にリーダになれといわれても、拒否するのが本来のプログラマの姿だと思う。
大会社では、50代でもプログラマをしている人たちがいる。
そういう人達が、本当の職人で、プロフェッショナルだったりする。
新米でリーダにされた人は、早い話が技術力がないという烙印を押されたのかもしれない。
そのため、不安に陥るのかもしれない。
本書に書かれていることは、新米リーダが陥る間違いを如実に書いていて、
この本に書いてあること以外を考えれば、新米リーダとして成功するというよい事例集だと思われる。
自己の人間性を信じるか、組織的均衡を保つか、技術的指導者になるか。
どのタイプでも、本書のような内容は記述しないかもしれない。
プログラマから、急にリーダになれといわれても、拒否するのが本来のプログラマの姿だと思う。
大会社では、50代でもプログラマをしている人たちがいる。
そういう人達が、本当の職人で、プロフェッショナルだったりする。
新米でリーダにされた人は、早い話が技術力がないという烙印を押されたのかもしれない。
そのため、不安に陥るのかもしれない。
本書に書かれていることは、新米リーダが陥る間違いを如実に書いていて、
この本に書いてあること以外を考えれば、新米リーダとして成功するというよい事例集だと思われる。
自己の人間性を信じるか、組織的均衡を保つか、技術的指導者になるか。
どのタイプでも、本書のような内容は記述しないかもしれない。
2007年2月7日に日本でレビュー済み
タイトル見て買った自分が悪いのかもしれませんが、普通の作業マニュアルに思えます。
期待していた内容とは剥離していました。
技術の方法論や用語説明が多く、読んでいると情報処理の勉強をしているような感覚になってきます。
汎用系システムに携わる若手には良いかもしれませんが。
期待していた内容とは剥離していました。
技術の方法論や用語説明が多く、読んでいると情報処理の勉強をしているような感覚になってきます。
汎用系システムに携わる若手には良いかもしれませんが。