日経ビジネスオンラインに連載されているコラムが本にまとまりました。
もちろん毎週、コラムは読みに出かけていますが、一冊にまとまると、また読み応えがあります。
筆者が、どのようにコラムを仕上げているのかは知るよしもありませんが、一般にアクセス可能なソースと
自分の感覚だけに立脚して(そのように見える)、流動的な事象に、特定の時点で、まとまった見解を
表明してみせるっていう作業は、どれほど困難なことか。
噴飯モノだったり大きく的外れなテキストが量産されかねない時事コラムにおいて、本書の筆者が制作
するテキストは、よしんばその感覚に納得できず、その結論に反論がある場合であっても、それでも一方
の見解として、たいへんに読み応えのあるものになっていて、驚嘆。
個人的には元キャンディーズの田中好子さんに言及した一篇に、自分でもビックリするほど心を揺さぶられた。
「地雷を踏む」という表題や、震災と原発の話題が多く、その主題から、世間の主流やマスコミへの小言親父
的なものとして読めるし、著者もそのつもりである部分が大きいのかも知れないが、多くの亜流と決定的に異
なることは、著者には自分の感覚とそれを培ってくれた経験と、従って、なんらかの関わりがあった他者への
尊重と敬意があることではないか。
このために、ちゃんと調査したりデータを集めたりしていない(であろう)見解が、傲慢なものにならずに、傾聴
に値するものになっているように思う。
こういうのを「知性」というのではないか。
一点だけ。
時事的なコラムであるという性格上、しかたないのかも知れないが、連載分から取捨されているので、ドロップ
されたものが大変に惜しい。
今は亡き「読売ウィークリー」の連載がまとまった2冊の新書も、連載分から適宜ピックアップして編まれている。
できれば、可能ならば、連載分を全部書籍にまとめて欲しい。もはや「記録」の意味すらある。
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地雷を踏む勇気 ~人生のとるにたらない警句 (生きる技術!叢書) 単行本(ソフトカバー) – 2011/11/1
小田嶋 隆
(著)
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たかがコラムと侮るなかれ。わずか数千字の短い原稿のなかに、
危機的な状況下でしたたかに生きる知恵、タフであるための流儀がぎっしり詰め込まれているのだから。
東電も保安院も復興会議もネトウヨもナデ斬り! 3.11大震災以降「なにもそこまで!」の地雷を踏み続け、
大喝采を浴びたコラムニスト・小田嶋隆の、ポスト3.11を生きる金言コラム集。
日経ビジネスオンラインの超人気連載「ア・ピース・オブ・警句」が一冊に。
ただちに人生に影響を与えるものではありません!
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- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2011/11/1
- 寸法13 x 1.8 x 19 cm
- ISBN-104774148709
- ISBN-13978-4774148700
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商品の説明
著者について
1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。
1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、
現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。
近著に『人はなぜ学歴にこだわるのか』(光文社知恵の森文庫)、『イン・ヒズ・オウン・サイト』(朝日新聞社)、
『9条どうでしょう』(共著、毎日新聞社)、『テレビ標本箱』『テレビ救急箱』(ともに中公新書ラクレ)、
『サッカーの上の雲』『1984年のビーンボール』(ともに駒草出版)、
『人生2割がちょうどいい』『ガラパゴスでいいじゃない』(ともに岡康道との共著、講談社)などがある。
1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、
現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。
近著に『人はなぜ学歴にこだわるのか』(光文社知恵の森文庫)、『イン・ヒズ・オウン・サイト』(朝日新聞社)、
『9条どうでしょう』(共著、毎日新聞社)、『テレビ標本箱』『テレビ救急箱』(ともに中公新書ラクレ)、
『サッカーの上の雲』『1984年のビーンボール』(ともに駒草出版)、
『人生2割がちょうどいい』『ガラパゴスでいいじゃない』(ともに岡康道との共著、講談社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 技術評論社 (2011/11/1)
- 発売日 : 2011/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 264ページ
- ISBN-10 : 4774148709
- ISBN-13 : 978-4774148700
- 寸法 : 13 x 1.8 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 506,438位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 64,000位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いので時間つぶしには良いかもしれませんが、深い内容を期待しないでね。 著者もそのような気分で書いたと思われます。
2015年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の小田嶋君とは同窓で、彼の考え方、その生き様、時代背景はよくわかります。ただ残念なのは、段組みされていて読みにくかったことです。内容についてはとてもよかったと思います。
2013年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話を繋ぎ、面白く読ませるのはいつもの通り。
しかし、東京山の手の人のひ弱さがいつも気にかかるところである。
日本を支えているのは、土の上をはだしで走って育った人であるという視点
がない。
これも個性だが
しかし、東京山の手の人のひ弱さがいつも気にかかるところである。
日本を支えているのは、土の上をはだしで走って育った人であるという視点
がない。
これも個性だが
2015年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長く愛読していて感じるのは、小田島隆の勇気とは声高に正論を言うことにはない。その発言に「虚」を突かれて、はじめて気づくような知的なものだ。この本の中で襟を正された箇所は例えば、原子力発電の技術には疑念を抱いているが「でもあのパワーだけは別だ」というところ。原子力に理屈でなく生理的に魅了されてしまうなどと、原発事故以後に言える人は誠実でしょう。でも小田島氏はそこで止まらない。そのあとに「問題は、この感慨が…子供っぽく見えることだ」と続く。子供の部分があることを認め、それを甘やかさない。
小田島氏はよくボブ・ディランなどの歌詞を引用するが、どれもばっちり決まっている。
小田島氏はよくボブ・ディランなどの歌詞を引用するが、どれもばっちり決まっている。
2016年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
視点が鋭くなく退屈で、タイトルにひかれてこの作家のものを計4冊も購入してしまった。
まったく毒にも薬にもならないとどなたかが書いていらっしゃいましたが、本当にその通りで参考にすればよかったと後悔するのみ。
手に取るに足らない本とでもいえばよいのでしょうか。
まったく毒にも薬にもならないとどなたかが書いていらっしゃいましたが、本当にその通りで参考にすればよかったと後悔するのみ。
手に取るに足らない本とでもいえばよいのでしょうか。
2011年11月22日に日本でレビュー済み
日経ビジネスオンラインで連載されているこのコラムは、ほぼ毎週読んでいます。
1度読んでいるしなぁ……ほぼ無料で読んでいるものにお金出すのもなぁ……と思いつつも、レビューを読んで気になり、結局購入。
読後の感想。
面白いけど、やっぱりコラムでタイムリーに読む方が勝っているなぁ、と。最初は、そう思ったのですが……。
タイトルのとおり、テーマはとことん地雷を踏みに行っています。
フジテレビの韓流問題あり、原発問題あり、君が代問題あり、草食系問題(?)あり、等々。
どれも炎上必至のネタであります。
そこに独特のユーモアと、切れ味鋭い角度で突っ込みを入れていく。流石です。
個人的には著者の言に納得しかねるところもあるのですが、それでもなるほどと思わされるし、何より表現が本当にうまいですよね。読んでいて面白い。
読後、再読はしないかな、買うほどでもなかったかな、とも思ったのですが、再読してみても結構面白いんですよ。時事ネタコラムなので、(悪く言えば)読み捨てかな?とも思ったんですが、そうでもない。読み返しのできるコラムだったということに気がつきました。
出版社は、もっとコラムニストに高い報酬をあげるべきだな。
気軽に読み始められます。まずは肩の力を抜いて、ぜひ、ご一読を。
1度読んでいるしなぁ……ほぼ無料で読んでいるものにお金出すのもなぁ……と思いつつも、レビューを読んで気になり、結局購入。
読後の感想。
面白いけど、やっぱりコラムでタイムリーに読む方が勝っているなぁ、と。最初は、そう思ったのですが……。
タイトルのとおり、テーマはとことん地雷を踏みに行っています。
フジテレビの韓流問題あり、原発問題あり、君が代問題あり、草食系問題(?)あり、等々。
どれも炎上必至のネタであります。
そこに独特のユーモアと、切れ味鋭い角度で突っ込みを入れていく。流石です。
個人的には著者の言に納得しかねるところもあるのですが、それでもなるほどと思わされるし、何より表現が本当にうまいですよね。読んでいて面白い。
読後、再読はしないかな、買うほどでもなかったかな、とも思ったのですが、再読してみても結構面白いんですよ。時事ネタコラムなので、(悪く言えば)読み捨てかな?とも思ったんですが、そうでもない。読み返しのできるコラムだったということに気がつきました。
出版社は、もっとコラムニストに高い報酬をあげるべきだな。
気軽に読み始められます。まずは肩の力を抜いて、ぜひ、ご一読を。
2012年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数ページしか読んでません。途中で止まってるのは、私にとっての良書ではないのかも。