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プラグマティズムの作法 ~閉塞感を打ち破る思考の習慣 (生きる技術! 叢書) 単行本(ソフトカバー) – 2012/4/18
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景気の低迷、失業率の上昇、格差の増大……
日本を覆う閉塞感の全ての元凶は、
「プラグマティズム=現実における実用性でその真偽を測る哲学」の不足にある!
ではそのプラグマティズムの基本的な考え方とはどのようなものか?
プラグマティズムがあれば本当に日本は再生できるのか?
工学部都市工学の専攻でありながら、
進化心理学、社会学、経済学、哲学などに通じ、
TPP論議、震災復興、国土強靱化等の現場で
実践・発言を続ける著者の
プラグマティズム精神による日本活性化マニュフェスト。
【目次】
第一部 プラグマティズムとは何か?
第一章 プラグマティズムで「閉塞感」を打ち破る
第二章 プラグマティズムを正しく使うために
第三章 どういう「言語ゲーム」に従事しているのかに思いを馳せる
第二部 日本には、プラグティズムが足らない
第四章 深刻な「経済学」のプラグマティズム不足
第五章 日本の「ビジネス」には、プラグマティズムが足りない
第六章 日本の「まちづくり」「国づくり」には、プラグマティズムが足りない
第三部 プラグマティズムによる閉塞感の打破
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2012/4/18
- 寸法13 x 2.2 x 18.9 cm
- ISBN-104774150231
- ISBN-13978-4774150239
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商品の説明
著者について
1968年奈良県生まれ。京都大学大学院工学研究科教授。2011年より京都大学レジリエンス研究ユニット長。専門は「公共政策に関わる実践的人文社会科学全般」。表現者塾(発言者塾)出身。
計量経済学研究について98年土木学会論文奨励賞、行動的意思決定研究について05年日本行動計量学会林知己夫賞、
村上春樹文芸評論について06年「表現者」奨励賞、実践的社会科学研究について03年土木学会論文賞、07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞、09年日本学術振興会賞、進化心理学研究について09年日本社会心理学会奨励論文賞等、受賞多数。
著書に『社会的ジレンマの処方箋:都市・交通・環境問題のための心理学』『土木計画学』『なぜ正直者は得をするのか』『公共事業が日本を救う』『列島強靭化論』『救国のレジリエンス』などがある。
登録情報
- 出版社 : 技術評論社 (2012/4/18)
- 発売日 : 2012/4/18
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 320ページ
- ISBN-10 : 4774150231
- ISBN-13 : 978-4774150239
- 寸法 : 13 x 2.2 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 485,770位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 61,801位社会・政治 (本)
- - 85,584位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
藤井 聡(ふじい さとし)京都大学(大学院工学研究科・都市社会工学専攻)教授 1968年奈良県生まれ。
91年京都大学卒業、93年京都大学大学院修了後、93年同大学助手、98年スウェーデン・イエテボリ大学客員研究員,02年京都大学助教授、03年東京工業大学助教授、06同大学教授を経て,09年より現職。
専門は土木工学(土木計画学)、交通工学,ならびに,公共問題のための心理学.
受賞歴は、
『社会的ジレンマ研究』で03年土木学会論文賞,07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞、10年日本学術振興会賞。
『認知的意思決定研究』で05年日本行動計量学会優秀賞(林知己夫賞)。
『村上春樹に見る近代日本のクロニクル』にて06年表現者奨励賞。
『交通政策論』で08年米谷・佐々木賞。
『モビリティ・マネジメント入門』にて08年交通図書賞。
『交通需要予測研究』で98年土木学会論文奨励賞。
『コミュニティに関する進化心理学研究』で09年社会心理学会奨励論文賞。
詳しくは、
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/fujiilab/fujii.html
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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なんの目的のためにその行動をするのか?
その行為は神様に対して恥ずかしいものではないのか?
政府にしても個人にしてもプラグマティズム不足に陥った現代社会においてハッとさせられるものだと思います。
藤井聡教授による、哲学の本。
内容は深く難解なものながら、哲学も心理学もわからない一般人向けに、
とても丁寧に解説されています。
プラグマティズムという哲学・思想を少しずつ解き明かしつつ
それをもって日本を活性化させてゆくために必要な方策や段階を追ってゆきます。
冒頭から著者のこれまでの学びの課程が紹介されますが、
この本を読むことを通じて読者も、秀逸に練られた学びの課程を通過してゆきます。
次第に藤井教授自身の「視線」「感覚」と同じ立ち位置に立って日本の現状を見たり、
未来を考えたりする流れになっているように感じました。
内容は難解ですが、とにかく説明が丁寧で、例えがわかりやすいこと。
そして間にはさまれる著者自身の体験談の人間味あふれる実感を杖に、
この哲学の感覚をなんとか学んでいきます。
やがて、私にとってそれは172頁でしたが、プラグマティズムの感覚をもって
初めて「新古典派経済学」の論が理解できました。
自由主義・構造改革派と呼ばれる論を建物に例えると
これまで見えるまま、壁や窓などの目につく部分しかわからなかったのが
突然内側の柱や地中の基礎まで透けて見えた感じです。
それは衝撃的な感覚で、思わずドンと机を叩いてしまいました。
同時に、藤井教授はじめ、これまでわかっていた方々の感じておられたであろう
国民経済の苦痛や悲鳴が一瞬で理解でき、うなってしまいました。
強い煽り文句のない表紙や帯からもわかるように
プラグマティズムは、劇薬のように日本経済を復活させるものでは無いのでしょう。
それはマンパワーで内側から静かに癒していくような作用をするのではないかと思います。
むしろ構造改革のように誤った劇薬を飲まされ続けてきた日本にとって
そうした静かな変化こそがいま、必要なのでしょう。
「救国のレジリエンス」で示された日本の強靭な未来像に胸打たれた方にとっては
個人レベルでその変化を起こす処方箋になるでしょう。
日本国にとっては、国の知性ともいえるアカデミズムの誤りを正し
プラグマティズムをもった学者さんたちが
より大きな大義のために知性を使い始めることで変化が力強くなることでしょう。
それを期待したいです。
しかし、これは強力な「道徳的自制」の作法であって、
そもそも恥の感覚を持たず、自制の心も持たない人たちにはどうでしょうか。
私たちは声を合わせて彼らを正していけるでしょうか。
その一点だけが澱のように心に残りました。
または彼らに代わる正しい人々に、粛々と中央の権を託すことが大事なのかもしれません。
急ぎ私たちは、プラグマティズムをもち
しなやかに強靭で活力にあふれた日本の姿、
イキイキと発展する地方の姿を具体的にヴィジョン化し、
誰もがイメージできるような映像やCGや写真で
広めていかねばならないと感じています。
震災後、絶望の中で初めて
未来に希望を見せてくださった藤井教授に心から感謝申し上げます。
思考の習慣がおかしい人の頭の使い方についてこの本から学ぶつもりです。
思考についてならこちらから藤井さんに教えてあげたいくらいです。
まず、公共事業をするとしても、それは別にあなたの計画に基づくものである必要はありません。
● 過去の酷い公共事業すら賛美するあなたの様な人に計画を立ててもらう、
● 過去の酷い公共事業は許せないと言う人に計画を立ててもらう事を検討する、
このように色々と選択肢があるのですから。
しかしあなたの話が増やしてきたのは、
公共事業をしない、 OR 藤井さんが口にしている公共事業をする、
こういった二者択一で物事を考えるような人達でした。
金融政策と財政政策といったテーマについてもそうです。
リフレ派の勧める金融政策、 OR 藤井さんの勧める財政政策、
こんな二者択一で考える人をあなたの話は増やしてきている。
仕事を増やすという形にこだわるとしても、そこには様々な選択肢があります。
軍事費を上げる、でもいいし、家を建てる人には減税するというのでも住宅関係の仕事が増えるでしょう。
それなのにあなたの支持者達はこういった事を全く考えられない。
それから、そもそも藤井さんは公共事業についての考え方が甘い。
通常の倍のお金を取り、通常の倍の時間をかけ、ついでに頼んでもいない物まで勝手に作る、そんな大工がいれば誰だって不満を持つでしょう。
公共事業もこれに似ていました。
藤井さんの先輩に当たるような人達が過去に無茶苦茶をやっています。
今だって国民のお金で勝手に自分達の仕事を作るような連中が大勢いるはずでしょう。
ようは、「それに関わる人」という所で昔から問題があるのです。
そこから器用に目を逸らし、それで公共事業の必要性だけに注目させようとする藤井さんの話ははっきり言っておかしい。
「それに関わる人」という部分に注目するならこういう事も言えます。
人手不足から外国人労働者を受け入れるといった話も出ていますが、これは例えるなら不満を持たれるような大工が大勢いる中で住宅ブームになって人手不足になったようなものです。
この例え話でならば、性根の腐った大工が減っていくだけで外国人労働者を受け入れる必要も減ります。
公共事業についても同じことが言えるのではありませんか?
話をまとめていくと、
公共事業をする → 藤井さんの計画を実施するべきだ
リフレ派の話はおかしい → 藤井さんの計画を実施するべきだ
公共事業の関係者は昔からおかしい → それでも藤井さんの計画を実施するべきだ
藤井さんのしてきた話はこういう人を増やすものだった。
「閉塞感」という言葉ならば、それはあなたの話の支持者にこそよく似合う。
世の中には単なる公共事業の広告塔という人だっているでしょうし、そんな人が何かの間違いから保守系の知識人から評価される事だってあるでしょう。
こういった事まで考えてこそ閉塞感を打ち破れるのではないでしょうか。
私にも身に覚えがあります。。。
著者は、「プラグマティズム」という哲学用語を誰にでもわかりやすい言葉で語り、目的や意味を見失わないようにする重要性を述べておられます。
そして、プラグマティズムを使いこなすための作法として、下記2点を提言されています。
1.何事に取り組むにしても、その取り組みには一体どのような目的があるのかをいつも見失わないようにする。
2.その目的が、お天道様に対して恥ずかしくないものなのかどうかを、常に問い続けるようにする。
前半部分は、哲学なんてさっぱりの私でも楽しく、そして納得感を持って拝見させていただきました。
後半部分では、この「プラグマティズムの作法」をもって具体的事例の検証を行っているのですが、その部分に関しては正直なところ、納得感を持って拝見することができませんでした。
何故なのだろうと考えてみたところ、おそらく「プラグマティズムの作法」の2.に原因があると思います。
その原因というのは、文章中の「お天道様」が何を指すのかは、判断する人の主観によってしまうということです。
そのため、著者のフィルターでふるい落とされた情報だけで、事例を検証しているように見えてしまい、私としては納得感は持てませんでした。
ただ、前半部分は非常に参考になります。
特に、専門家と呼ばれる方々は一度読んでおくことをおすすめします。