役割演技、というのはTRPGにおける一つの重要な要素だと思います。
ただ、キャラになりきって行動する、というのは恥ずかしさを伴うため
いい年した大人がやるには、少々厳しいものがあります。
なかなか、リプレイで読むような立ち回りというのは難しいもの。
この『シノビガミ』は、そういった気恥ずかしさをシステム的に払しょくし、
プレイヤーが良い意味で「自分のキャラクターになりきる」ことができます。
ハンドアウトを最初に配るのですが、表の使命とは別に裏の秘密を全員
(時にはNPCも含めて)が持ちます。
これが、虚実入り混じったプレイヤー間の駆け引きを生み出します。
正直、最初にセッションを始める前は、プレイヤー諸氏は懐疑的でした。
ですが、実際に自分がGMをしてみて、終わったあと、一同には一種の
達成感というか満足感がありました。
セッション終了後、おもしろかった、というコメントをもらい、最後に
すべて明らかになった各人の秘密を見て、「そうだったのか!」と
盛り上がりました。
感情移入度で云うと、このTRPGはずば抜けて優れていると思います。
また戦闘システムも独特で、イニシアチブを自分で決められます。
ただし、速く動く者ほど、ファンブル率が高まるためそこにも熱い読み
合いが介在します。
強力無比な必殺技である、奥義の応酬も戦いに華を添えます。
発動すれば絶対効果を発揮する代わりに、見切られてしまうと二度目が
通用しなくなる。なかなか燃える展開が起こります。
私が買ったのは最近のため、ルールブックによくあるエラッタもきちんと
修正されていました。これは地味に評価できます。
どうも近頃、セッションがマンネリ化してるなあとお悩みのGMには、
是非一度プレイをしてほしいと思います。
リプレイ部分も読み物として非常に面白く、それだけでも購入する
価値が十分ありますよ。
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現代忍術バトルRPG シノビガミ -忍神- (Role&Roll Books) 新書 – 2009/5/29
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社新紀元社
- 発売日2009/5/29
- ISBN-104775307169
- ISBN-13978-4775307168
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登録情報
- 出版社 : 新紀元社 (2009/5/29)
- 発売日 : 2009/5/29
- 言語 : 日本語
- 新書 : 255ページ
- ISBN-10 : 4775307169
- ISBN-13 : 978-4775307168
- Amazon 売れ筋ランキング: - 530,560位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 39,715位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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島根県松江市出身。1999年に冒険企画局に所属。以来、ゲーム作家として、テーブルトークRPGやカードゲーム、ボードゲームなどを制作している。
アマチュア時代から執筆を続ける『アジアンパンクRPG サタスペ』シリーズをはじめ、『シニカルポップダンジョンシアター 迷宮キングダム』シリーズ、『忍術バトルRPG シノビガミ』シリーズなど、様々な代表作を持つ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キルデスビジネスを買って興味をもったので買いました、正直キルデスビジネスよりわかりやすくリプレイもおもしろかったです、
2013年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日オンラインセッションに参加するために購入しました。
ゲームシステムはTRPG初心者の私でもわかりやすく、読んでいるだけでも楽しいです。
リプレイパートを読めばゲームの雰囲気や流れも掴むことができます。
はじめてプレイヤーVSプレイヤーのシナリオを遊びましたがこれが楽しい!
シノビガミはプレイヤーが「秘密」を持っています。
「秘密」を互いに探り合うのが想像以上にスリルや驚きの連続で手に汗握る展開になります。
この1冊があれば遊ぶことができるのでおすすめです!
ゲームシステムはTRPG初心者の私でもわかりやすく、読んでいるだけでも楽しいです。
リプレイパートを読めばゲームの雰囲気や流れも掴むことができます。
はじめてプレイヤーVSプレイヤーのシナリオを遊びましたがこれが楽しい!
シノビガミはプレイヤーが「秘密」を持っています。
「秘密」を互いに探り合うのが想像以上にスリルや驚きの連続で手に汗握る展開になります。
この1冊があれば遊ぶことができるのでおすすめです!
2011年2月10日に日本でレビュー済み
真面目にプレイしようとしてはいけません。
中二の清らかな心wに戻って遊びましょう。その限りにおいて、
素晴らしいシステムです。
ロールプレイというよりもマルチプレイヤーズゲーム要素の方が
強いですが、ロールプレイでのなりきりも可能です(この際に、
中二パワーが必要です)。
簡潔にして盛り上がる、あまり時間がない時などにサクっと遊ぶ
にはベストの作品だと思います。
中二の清らかな心wに戻って遊びましょう。その限りにおいて、
素晴らしいシステムです。
ロールプレイというよりもマルチプレイヤーズゲーム要素の方が
強いですが、ロールプレイでのなりきりも可能です(この際に、
中二パワーが必要です)。
簡潔にして盛り上がる、あまり時間がない時などにサクっと遊ぶ
にはベストの作品だと思います。
2010年7月18日に日本でレビュー済み
各プレイヤーに配られるハンドアウト、「使命」と「秘密」が実に様々なドラマを生みます
公開情報である使命に「皆で協力して危険な妖刀を回収しろ」と書いてあるのに、秘密に「実は貴方は妖刀を所持していて、その力に魅入られている。妖刀を独占するためこの件に関わった者を全て抹殺せよ」とか書いてあったときのワクワク感は半端ではありません。
もちろん他プレイヤーも相応の秘密を隠しているかも知れません。
誰が敵で誰が味方なのか、真実は何なのかという疑心暗鬼が最高に楽しいゲームです。
難点はその「秘密」ゆえに同キャラクターを使用したキャンペーンが若干組みづらい事ですが、そこは創意工夫で何とでもなります
公開情報である使命に「皆で協力して危険な妖刀を回収しろ」と書いてあるのに、秘密に「実は貴方は妖刀を所持していて、その力に魅入られている。妖刀を独占するためこの件に関わった者を全て抹殺せよ」とか書いてあったときのワクワク感は半端ではありません。
もちろん他プレイヤーも相応の秘密を隠しているかも知れません。
誰が敵で誰が味方なのか、真実は何なのかという疑心暗鬼が最高に楽しいゲームです。
難点はその「秘密」ゆえに同キャラクターを使用したキャンペーンが若干組みづらい事ですが、そこは創意工夫で何とでもなります
2009年8月29日に日本でレビュー済み
説明だけでは魅力がわからない、そういう類のモノですこれは。
現代ニンジャ物TRPG、ということで見てみたのですが予想をはるかに超える
面白いものでした。
TRPGではあっても、マルチゲームの要素を盛り込みキャラクターだけではな
くプレイヤー同士で秘密を作り暴きあう必要があったり盛り上がる作品に仕上がっ
ている……と思います。
リプレイの読み応えは十分、というかリプレイ読んだらやりたくなるはず(笑)
ルールも難しくないので、初心者……にはあまりお奨めできないかな……でも
楽しくプレイできると思いますよ。
現代ニンジャ物TRPG、ということで見てみたのですが予想をはるかに超える
面白いものでした。
TRPGではあっても、マルチゲームの要素を盛り込みキャラクターだけではな
くプレイヤー同士で秘密を作り暴きあう必要があったり盛り上がる作品に仕上がっ
ている……と思います。
リプレイの読み応えは十分、というかリプレイ読んだらやりたくなるはず(笑)
ルールも難しくないので、初心者……にはあまりお奨めできないかな……でも
楽しくプレイできると思いますよ。