確かにウォーロックの復活と言うには足りないところが多い。この本にはファイティング・ファンタジーは載ってないし、トンネルズ&トロールズも載ってない。ましてや<ウォーロック>である監修者もいない。
しかし、ウォーロックには1991年3月から9月まで、安田均氏が監修から離れてから、ウォーロック誌がウォーハンマーに傾倒しだすまでの半年の間、近藤冒険企画局長が編集長として試行錯誤していた時期があった。
この本は2010年になり、ライターもイラストレイターもかなり充実し、近藤局長がウォーロックで本当にやりたかった事ができる環境が整ったところで満を持して出した本だと思う。この本を企画、主導したのが当時ウォーロック読者だった河嶋陶一郎さんと速水螺旋人さんなのも感動ものです。
巻末予告の「まるごと一冊冒険企画局vol.2」は残念ながら実現しなかったけど、2016年にグループSNEと組んで「トンネルズ&トロールズでTRPGをあそんでみる本」が続編？として発売されました。これで残された二つのピースは埋まりました。それで、(アドバンスト)ファイティング・ファンタジーが復活すれば…
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