名翻訳者・柴田元幸氏編のアメリカ幻想小説短編集。
アンソロジーとして秀逸の極みな『書物の王国1架空の町』を彷彿とさせるチョイスの妙。
ボルヘスとかカルヴィーノとかマルケスとか、春樹とかー、幻想小説好きっぽいんだけど、次何読めばいいのか分からないーと言う人には是非薦めたい。
所収9編は以下の通り
『地下堂の査察』エリック・マコーマック
『Do You Love Me?』ピーター・ケアリー
『どこへ行くの、どこへ行ってたの?』ジョイス・キャロル・オーツ
『失われた物語たちの墓』ウィリアム・T・ヴォルマン
『見えないショッピング・モール』ケン・カルファス
『魔法』レベッカ・ブラウン
『雪人間』スティーヴン・ミルハウザー
『下層土』ニコルソン・ベイカー
『ザ・ホルトラク』ケリー・リンク
エリック・マコーマックはこういった短編で知ってから『ミステリウム』へ行くのが良いかもしれない。
イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』へのオマージュ、『見えないショッピング・モール』
『どこへ行くの、どこへ行ってたの?』『魔法』『雪人間』『ザ・ホルトラク』は名作だと思います!
別所で同じような感想を書いたが、もっと評価されるべき!とAmazonさまにも連投。
是非是非。
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どこにもない国: 現代アメリカ幻想小説集 単行本 – 2006/6/1
柴田 元幸
(著),
エリック マコーマック
(著)
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地下堂の査察,Do You Love Me? 他
- 本の長さ311ページ
- 言語日本語
- 出版社松柏社
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104775401165
- ISBN-13978-4775401163
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登録情報
- 出版社 : 松柏社 (2006/6/1)
- 発売日 : 2006/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 311ページ
- ISBN-10 : 4775401165
- ISBN-13 : 978-4775401163
- Amazon 売れ筋ランキング: - 393,785位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月16日に日本でレビュー済み
この翻訳者(大学教授を翻訳者と呼ぶ非礼が許されるのであれば)の日本語のわかりにくさは、句読点の不自然さ、直訳的な表現など、多分これらは翻訳小説を読みなれた方には気にならないのかもしれないが、癖がありすぎ、何度か読み返さなければならなかった。訳者のおもしろいと言う短編小説集であるが、どこか村上春樹のような雰囲気が漂う作品が多かったような印象を受けた。無知をさらけ出すようだが、この訳者と村上春樹の関係を読後に知り、なるほど、と合点がいった。村上春樹が好きであれば、この選出作家たちも既知であるのかもしれないし、好みであるのかもしれない。いずれにせよ、自分にとっては村上ワールドよりもわかりやすいように感じたのは、短編であるということだからかもしれない。
2006年8月31日に日本でレビュー済み
「現代アメリカ幻想小説集」とは言うものの、カナダ人やオーストラリア人、あるいはロシア滞在経験のある作者も含まれていて、作風もバラエティに富んでいる。いずれも不思議な味わいを持った小説である。そして、「死」の匂いがすること、異界を垣間見せてくれることで共通している。
編訳者あとがきに次のような言葉がある。
「心のなかに隠れた非日常的なものがすっかり既知のものになったとは思えない。幻想小説は、書き手にとっても読み手にとっても、そうした永遠に近くて遠い心の神秘にアクセスするための有効な回路でありつづけている」
確かにここに収められた小説はどれも、小さい頃から繰り返し見る悪夢のように、精神の闇への回路となっている。“悪夢”という観点で僕は「地下堂の査察」「どこへ行くの、どこ行ってたの?」「下層土」の3篇が特に面白かった。
こうしたアンソロジーは一冊で様々な作家をお試し出来ておトクだ。自分と相性の良い作家を見つけ、他の作品を読むきっかけを作ってくれる。「どこへ行くの、どこ行ってたの?」のジョイス・キャロル オーツは、いかにもアメリカ的な病理が描かれていて、別のものも読んでみたいと思った。
編訳者あとがきに次のような言葉がある。
「心のなかに隠れた非日常的なものがすっかり既知のものになったとは思えない。幻想小説は、書き手にとっても読み手にとっても、そうした永遠に近くて遠い心の神秘にアクセスするための有効な回路でありつづけている」
確かにここに収められた小説はどれも、小さい頃から繰り返し見る悪夢のように、精神の闇への回路となっている。“悪夢”という観点で僕は「地下堂の査察」「どこへ行くの、どこ行ってたの?」「下層土」の3篇が特に面白かった。
こうしたアンソロジーは一冊で様々な作家をお試し出来ておトクだ。自分と相性の良い作家を見つけ、他の作品を読むきっかけを作ってくれる。「どこへ行くの、どこ行ってたの?」のジョイス・キャロル オーツは、いかにもアメリカ的な病理が描かれていて、別のものも読んでみたいと思った。
2013年4月15日に日本でレビュー済み
別の出版社から『隠し部屋を査察して』というタイトルで発売されていたものを読んだときは、理解不能で面白いとは思えませんでした。
海外の文学が翻訳者によって百八十度異なった結果になることを思い知らされた作品です。
内容的には、《査察官》である主人公が《当局》に不条理な扱いを受ける六人の地下居住者を査察する、というそれだけの話です。一人ずつ、居住者の特徴や環境を説明し、査察の目的も分からなければ、情景もよく見えてきません。迫害された名家の生き残り、犬のボール投げ器の発明家、動物の糞や花崗岩を吐き出す少女、人工の山を作る計画を立てる登山家など、居住者たちは特殊な性癖を持っており、異世界の住人です。彼らが危険人物として地下世界に隔離されているようです。不思議な地下世界の描写は風呂敷を広げて行きますが、最後には読者を置き去りして幕を下ろします。
物語の骨子はカフカであり、その遺伝子として認定出来るものの、短い短編の中にプロットを詰め込みすぎな面があります。
アンソロジーとなっている『どこにもない国』の冒頭を飾る作品。
この一編だけで満腹です。
海外の文学が翻訳者によって百八十度異なった結果になることを思い知らされた作品です。
内容的には、《査察官》である主人公が《当局》に不条理な扱いを受ける六人の地下居住者を査察する、というそれだけの話です。一人ずつ、居住者の特徴や環境を説明し、査察の目的も分からなければ、情景もよく見えてきません。迫害された名家の生き残り、犬のボール投げ器の発明家、動物の糞や花崗岩を吐き出す少女、人工の山を作る計画を立てる登山家など、居住者たちは特殊な性癖を持っており、異世界の住人です。彼らが危険人物として地下世界に隔離されているようです。不思議な地下世界の描写は風呂敷を広げて行きますが、最後には読者を置き去りして幕を下ろします。
物語の骨子はカフカであり、その遺伝子として認定出来るものの、短い短編の中にプロットを詰め込みすぎな面があります。
アンソロジーとなっている『どこにもない国』の冒頭を飾る作品。
この一編だけで満腹です。
2020年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
編訳者の柴田元幸先生が
「とりわけ面白いと思うものを選んで訳したのがこの本である」(303頁、「編訳者あとがき」より)
本書のタイトル『どこにもない国』は、柴田先生が考えて決めたタイトル。
地図上の「どこにもない国」? 見知らぬ国。
「もちろん、『どこにもない国』は、『どこにでもある国』でもある」(303頁)
「どこにもない」のに、「どこにでもある」というのは?
実在の有無ということではなさそうです。幻想の世界、この世の中。
無とか、死というのも、ふだんの生活ではどこにもありません。
自分の身の回りのどこにでも潜んで存在しているのに、気が付かないだけ。
意識していないだけ。
そのような無意識下の物事を幻想と呼んでもいいと思います。
「ない」とか「ある」とかの意識の元での哲学的なことではありません。
あるような、ないような、境界がはっきりしない、矛盾した、夢のような、
不合理な、無意識下の認識は、幻想。
「そうした永遠に近くて遠い心の神秘」(303頁)
近くて遠いは男女の仲?
「永遠」の愛を誓った男女なのに。数年で「永遠」は終わる。ろくでもない心の神秘。
どこにでもあるようでいて、どこにもみつからないもの。幽霊や化け物たちの世界。
ニコルソン・ベイカーの「下層土」(209頁)が一番、怖くて面白かったです。
柴田先生の言葉によると、「恐怖のジャガイモ小説」(308頁)。誉め言葉。
ジャガイモと来れば、ふつう<笑い>ですよね。笑えるダイコン役者みたいに。
そんなジャガイモを「恐怖」に結び付けるベイカーと柴田先生はエライと思います。
原題「Subsoil」。それを柴田先生は「下層土」と訳されました。
Sub な土? どんな土? Subliminal な土、実在しない土。潜在意識だけの土?
<ジャガイモの根がくねりながらヘビのように探し回って求めている、
土壌の下の最も深い層にある土>では?
背筋が寒くなるような怖い場所、「我々の深層」(309頁)
「下層土」に登場するのは、古い子供用ゲーム「ミスター・ポテトヘッド」(217頁)
ポテトは、いろいろにゆがんだ形をした本物のジャガイモ。
この歪んでいびつなイモに、お決まりの形の鼻や耳や目を刺して合体させて遊ぶゲーム。
日本で言えば、福笑い。
変顔は、世界中の子どもたちが大好き。大笑いする伝統的ゲーム。アイーン。
ベイカーは、ベルグソンの笑いの定義を引用しています。
「有機的なるものを機械的なものに貼り合わせる」(217頁)
<生のうえに貼り付けられた機械的なもの>(ベルグソンの『笑い』より)
笑いは不思議です。泣きながら笑うこともあるし、笑った後でゾッとすることもある。
ベイカーは、シェークスピアの言葉も引用しています。
「蛇に傷は与えたが殺してはおらぬ、とナイルは胸のうちで言い、そのシェークスピアの一句に何となく勇気づけられた」(229頁)
<We have wounded the snake, but not killed>(Macbeth の Act 3 Scene 2)
「下層土」には、謎のような表現がありました。
「持ち上がってくる蓋の下から、死んで縮んだミスター・ポテトヘッドの動かぬオレンジ色の目が現われ、それから一つ、二つ――四つ、<七つ(傍点あり)>――力なく探求せるジャガイモの子らが、ふらふらと、根毛を震わせながら、空中をナイルの顔の方へ上がってきた」(234頁)
「死んで縮んだミスター・ポテトヘッドの動かぬオレンジ色の目」は、ジャガイモの芽です。
目は芽。日本語ではダジャレになってます。
「一つ、二つ――四つ、<七つ(傍点あり)>」?
不思議な数え方。有名な数字のパズルみたいです。
一つ、二つ――(プラス)四つ、(イコール)<七つ>
one, two --- four, SEVEN
十(とう)までの数も正しく数えられない、幼いジャガイモ頭(あたま)の子らには、
こんなむずかしい<足し算>ができるわけ(訳)がありません。
one, two --- four, SEVEN は、日本語に訳(やく)してはいけません。
アルファベット文字の数字のパズルなんですから。
訳したら、訳が分からなくなります。
同じアルファベット文字のところには、同じ数字を入れてくださいね。
数式が成り立つようにするパズル(クイズ)です。
さあみなさん、ごいっしょに。
最後に、もう一つの謎が残りました。
カバー写真は、’Adam and Eve A. D.’ (1983)
この本の幻想小説と、このカバー写真は、どう関連するのか、
「強引に理屈をつけ」(304頁)てでも、
柴田先生の説明(謎解き)がほしかったところです。
「とりわけ面白いと思うものを選んで訳したのがこの本である」(303頁、「編訳者あとがき」より)
本書のタイトル『どこにもない国』は、柴田先生が考えて決めたタイトル。
地図上の「どこにもない国」? 見知らぬ国。
「もちろん、『どこにもない国』は、『どこにでもある国』でもある」(303頁)
「どこにもない」のに、「どこにでもある」というのは?
実在の有無ということではなさそうです。幻想の世界、この世の中。
無とか、死というのも、ふだんの生活ではどこにもありません。
自分の身の回りのどこにでも潜んで存在しているのに、気が付かないだけ。
意識していないだけ。
そのような無意識下の物事を幻想と呼んでもいいと思います。
「ない」とか「ある」とかの意識の元での哲学的なことではありません。
あるような、ないような、境界がはっきりしない、矛盾した、夢のような、
不合理な、無意識下の認識は、幻想。
「そうした永遠に近くて遠い心の神秘」(303頁)
近くて遠いは男女の仲?
「永遠」の愛を誓った男女なのに。数年で「永遠」は終わる。ろくでもない心の神秘。
どこにでもあるようでいて、どこにもみつからないもの。幽霊や化け物たちの世界。
ニコルソン・ベイカーの「下層土」(209頁)が一番、怖くて面白かったです。
柴田先生の言葉によると、「恐怖のジャガイモ小説」(308頁)。誉め言葉。
ジャガイモと来れば、ふつう<笑い>ですよね。笑えるダイコン役者みたいに。
そんなジャガイモを「恐怖」に結び付けるベイカーと柴田先生はエライと思います。
原題「Subsoil」。それを柴田先生は「下層土」と訳されました。
Sub な土? どんな土? Subliminal な土、実在しない土。潜在意識だけの土?
<ジャガイモの根がくねりながらヘビのように探し回って求めている、
土壌の下の最も深い層にある土>では?
背筋が寒くなるような怖い場所、「我々の深層」(309頁)
「下層土」に登場するのは、古い子供用ゲーム「ミスター・ポテトヘッド」(217頁)
ポテトは、いろいろにゆがんだ形をした本物のジャガイモ。
この歪んでいびつなイモに、お決まりの形の鼻や耳や目を刺して合体させて遊ぶゲーム。
日本で言えば、福笑い。
変顔は、世界中の子どもたちが大好き。大笑いする伝統的ゲーム。アイーン。
ベイカーは、ベルグソンの笑いの定義を引用しています。
「有機的なるものを機械的なものに貼り合わせる」(217頁)
<生のうえに貼り付けられた機械的なもの>(ベルグソンの『笑い』より)
笑いは不思議です。泣きながら笑うこともあるし、笑った後でゾッとすることもある。
ベイカーは、シェークスピアの言葉も引用しています。
「蛇に傷は与えたが殺してはおらぬ、とナイルは胸のうちで言い、そのシェークスピアの一句に何となく勇気づけられた」(229頁)
<We have wounded the snake, but not killed>(Macbeth の Act 3 Scene 2)
「下層土」には、謎のような表現がありました。
「持ち上がってくる蓋の下から、死んで縮んだミスター・ポテトヘッドの動かぬオレンジ色の目が現われ、それから一つ、二つ――四つ、<七つ(傍点あり)>――力なく探求せるジャガイモの子らが、ふらふらと、根毛を震わせながら、空中をナイルの顔の方へ上がってきた」(234頁)
「死んで縮んだミスター・ポテトヘッドの動かぬオレンジ色の目」は、ジャガイモの芽です。
目は芽。日本語ではダジャレになってます。
「一つ、二つ――四つ、<七つ(傍点あり)>」?
不思議な数え方。有名な数字のパズルみたいです。
一つ、二つ――(プラス)四つ、(イコール)<七つ>
one, two --- four, SEVEN
十(とう)までの数も正しく数えられない、幼いジャガイモ頭(あたま)の子らには、
こんなむずかしい<足し算>ができるわけ(訳)がありません。
one, two --- four, SEVEN は、日本語に訳(やく)してはいけません。
アルファベット文字の数字のパズルなんですから。
訳したら、訳が分からなくなります。
同じアルファベット文字のところには、同じ数字を入れてくださいね。
数式が成り立つようにするパズル(クイズ)です。
さあみなさん、ごいっしょに。
最後に、もう一つの謎が残りました。
カバー写真は、’Adam and Eve A. D.’ (1983)
この本の幻想小説と、このカバー写真は、どう関連するのか、
「強引に理屈をつけ」(304頁)てでも、
柴田先生の説明(謎解き)がほしかったところです。