コーエーによる歴史シミュレーションPCゲーム「三國志IX」に登場する668人の武将を解説した本です。
武将のゲームでの登場年をはじめ、[統率]・[武力]・[知力]・[政治]の数値と習得兵法、そして[寿命]・[相性]などゲーム上では見られないマスクデータが、フルカラーの顔グラフィック付き掲載されています。
ゲームデータの他にも全武将のプロフィール紹介もあります。内容は原則として羅貫中の「三国志演義」に準拠したものですが、「演義」に登場しない武将は「正史」における事績を紹介し、他にも「正史」と「演義」の記述の相違点や評伝も記載されています。
武将は「魏・晋」、「蜀漢」、「孫呉」、「後漢末」の4章に分類されており、巻末には索引が掲載されているので、どの武将がどの勢力に属したかが、すぐに分る構成です。
さらに各章の冒頭には、「曹氏」や「司馬氏」といった主要な一族の家系図と、各勢力の人間関係(組織構成)の変遷を、図で分り易く解説しています。例えば孫呉でしたら、「孫堅時代」、「孫策時代」、「赤壁の戦い時」、「呉朝成立時」…… といった具合です。「諸葛亮VS孟獲・七番勝負」、「呂布放浪史」なんてものもあります。
ただ、1つ残念なのは、誌面上で文章が「演義」の記述と「正史」の記述とに区分けされていないことでしょう。
この「武将FILE」シリーズは、いわゆる攻略本の1つとして思われがちですが、通常の三国志関連の書籍に引けを取らない内容です。
そのため、ゲーム登場武将に紹介が限定されてはいるものの、「三国志」のカイドブックとして、ゲームに興味が無い方でも十分に利用出来ます。
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三国志9武将FILE: パソコン版対応 (キャラクター・ファイル・シリーズ) 単行本(ソフトカバー) – 2003/4/3
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社コーエーテクモゲームス
- 発売日2003/4/3
- ISBN-104775800531
- ISBN-13978-4775800539
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
650名以上の登場人物を紹介。各勢力の人事体制をチャートで解説。関連地図、年表、家系図など役立つデータを満載した、より広く、より深く三国志にはまれるガイドブック。
登録情報
- 出版社 : コーエーテクモゲームス (2003/4/3)
- 発売日 : 2003/4/3
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 247ページ
- ISBN-10 : 4775800531
- ISBN-13 : 978-4775800539
- Amazon 売れ筋ランキング: - 203,968位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,061位ゲーム攻略本
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ナイン自体大好きなので、もっていると便利。
諸葛亮が出てくればいらないかもしれませんが、基本的に武将を登用したい場あいはナイスアイテムです。
年代別、場所、強さなどが詳細に書いてあるので、いきなり強い武将も取れるので、私し的にはGOOD!!
諸葛亮が出てくればいらないかもしれませんが、基本的に武将を登用したい場あいはナイスアイテムです。
年代別、場所、強さなどが詳細に書いてあるので、いきなり強い武将も取れるので、私し的にはGOOD!!
2003年4月6日に日本でレビュー済み
三国志に登場する武将たちの
プロフィールを確認することができる辞典です
魏・蜀・呉・その他に分けられているので
名前から引くのは若干不便ですし
各国ベースでも、どういう観点から並べているのか
疑問(スペース順にも思えるくらい統一性がない)ですが
三国志時代の武将たちの
活躍に思いをはせることができます
ゲームの攻略に役立てるというより、ゲーム上の登場人物に
思い入れを強めるための本ですね
プロフィールを確認することができる辞典です
魏・蜀・呉・その他に分けられているので
名前から引くのは若干不便ですし
各国ベースでも、どういう観点から並べているのか
疑問(スペース順にも思えるくらい統一性がない)ですが
三国志時代の武将たちの
活躍に思いをはせることができます
ゲームの攻略に役立てるというより、ゲーム上の登場人物に
思い入れを強めるための本ですね
2007年11月8日に日本でレビュー済み
2200円+税と結構高いんですが、全247ページオールカラー、全武将の顔グラフィックつきの整理された解説など、それでもちょっと高いですが値段に相応する出来です。
蒼天航路や横山さんなど数多の三国志を読んできましたが、この本の武将解説はそれぞれの作品の武将像を崩さずに、しかも解説内容がどの作品ともマッチしてるのが凄い。
しょせん攻略本だからっていう先入観もあったけど内容は正真正銘の武将解説で史実や演技に基づいた冷静な考察がされています。
例えば暴君で有名な董卓も冷静に分析しているし、劉備の聖人君子像と共に、なぜ三国志で曹操は悪役になってしまったのかなど面白い。
特に武将の能力値と解説の均等が取れていてゲームの能力設定と解説が違和感なく納得できた。ゲームの武将の能力ってかなり研究して設定してあったんだ。
作中ではあまり目立たないような(制圧した都市に呼び寄せてひたすら開拓させてた)武将も詳しく書いてあって、三国志熟練者でも結構参考になると思います。
攻略本として見るなら個人的には年代別の武将所属表と史実での生没年を表記してほしかったんですが、これは攻略本というより本当に人物辞典ですね。
武将の能力を見るだけなら別売りの「三國志IXコンプリートガイド」のほうが読みやすい気もしますが、三国志IXを持っていない人でも買って損はないと思います。
というか、三国志IXってゲームがあったからこそ生まれた隠れた名著ですね。
これと同じ形式でローマの武将たちとか古代オリエントの武将シリーズなども是非発売してほしい。
中国史を勉強し始めてからよく思うんですが、中国の武将に独特の魅力があるのは、世界的に見て
「軍師」の存在が最も発達しているからではないでしょうか。
戦略の天才ハンニバルも軍師とは違いますし、世界で明確に軍師が存在した国ってよくよく考えてみるとほとんど無いですよね。
蒼天航路や横山さんなど数多の三国志を読んできましたが、この本の武将解説はそれぞれの作品の武将像を崩さずに、しかも解説内容がどの作品ともマッチしてるのが凄い。
しょせん攻略本だからっていう先入観もあったけど内容は正真正銘の武将解説で史実や演技に基づいた冷静な考察がされています。
例えば暴君で有名な董卓も冷静に分析しているし、劉備の聖人君子像と共に、なぜ三国志で曹操は悪役になってしまったのかなど面白い。
特に武将の能力値と解説の均等が取れていてゲームの能力設定と解説が違和感なく納得できた。ゲームの武将の能力ってかなり研究して設定してあったんだ。
作中ではあまり目立たないような(制圧した都市に呼び寄せてひたすら開拓させてた)武将も詳しく書いてあって、三国志熟練者でも結構参考になると思います。
攻略本として見るなら個人的には年代別の武将所属表と史実での生没年を表記してほしかったんですが、これは攻略本というより本当に人物辞典ですね。
武将の能力を見るだけなら別売りの「三國志IXコンプリートガイド」のほうが読みやすい気もしますが、三国志IXを持っていない人でも買って損はないと思います。
というか、三国志IXってゲームがあったからこそ生まれた隠れた名著ですね。
これと同じ形式でローマの武将たちとか古代オリエントの武将シリーズなども是非発売してほしい。
中国史を勉強し始めてからよく思うんですが、中国の武将に独特の魅力があるのは、世界的に見て
「軍師」の存在が最も発達しているからではないでしょうか。
戦略の天才ハンニバルも軍師とは違いますし、世界で明確に軍師が存在した国ってよくよく考えてみるとほとんど無いですよね。
2006年12月19日に日本でレビュー済み
三国志9を持っていなくても、人物事典として充実していて楽しめます。
三国志の人物評の本は山ほど出版されてますが、大抵は大きな見せ場があったり、何かしらの功績で名を馳せた、せいぜい数十名についてだけ解説しているものばかりです。しかし本書では650人以上、無名の武将についてもちゃんと(わずかでも)解説があります。もちろん有名武将は出身地など非常に細かいまで解説してあります。
三国志マニアには本書くらいの内容は当たり前のレベルなのかもしれませんが、僕はゲームから三国志に入ったライトなファンなので、読んでてすごく楽しかったです。
蛇足ですが、陸遜って正史では結構悲劇的な晩年を遂げてるんですね。初めて知りました。あんなに活躍したのになあ。可哀想…(ー_ー;
三国志の人物評の本は山ほど出版されてますが、大抵は大きな見せ場があったり、何かしらの功績で名を馳せた、せいぜい数十名についてだけ解説しているものばかりです。しかし本書では650人以上、無名の武将についてもちゃんと(わずかでも)解説があります。もちろん有名武将は出身地など非常に細かいまで解説してあります。
三国志マニアには本書くらいの内容は当たり前のレベルなのかもしれませんが、僕はゲームから三国志に入ったライトなファンなので、読んでてすごく楽しかったです。
蛇足ですが、陸遜って正史では結構悲劇的な晩年を遂げてるんですね。初めて知りました。あんなに活躍したのになあ。可哀想…(ー_ー;
2005年8月18日に日本でレビュー済み
これまでの武将ファイルが武将自身の生涯・功績を取り上げていたのに対し、今回は各章の頭にそれぞれの陣営の歴代君主、また君主を支える臣下の変遷などがわかりやすくまとめてある(勿論武将の詳細についても充実した内容が掲載されている)。
ゲームの攻略より、むしろ三国志の複雑な人間関係をわかりやすくする副読本という役割が強いが、これまでの中で最も出来の良い武将ファイルだといえる。
ただ、演義・正史の違いを知りたい場合は、三国志6や7の武将ファイルのほうが向いているだろう。
ゲームの攻略より、むしろ三国志の複雑な人間関係をわかりやすくする副読本という役割が強いが、これまでの中で最も出来の良い武将ファイルだといえる。
ただ、演義・正史の違いを知りたい場合は、三国志6や7の武将ファイルのほうが向いているだろう。