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年収300万円の私を月収300万円の私に変えた投資戦略 単行本(ソフトカバー) – 2005/6/28
夕刊フジにコラム連載中の著者の本
欲と恐怖が往来する株式市場を地獄と仮定するならば、そこに垂れ下がる1本の「蜘蛛の糸」が本書の思考法&実践法
「もっと、もっと、儲けたい」「できるかぎり損はしたくない」など、欲と恐怖が往来する株式市場。ここでは、心が少しでも不安定なままでいると、思わぬ事態に陥ってしまうことがあります。イライラしたり、他人を妬んだり、思惑と反対に動いた銘柄に呪いを掛けたり……。マイナスの感情をまき散らし、そのままに取り引きし、失敗し、またマイナスの感情をまき散らしていく。こうした負の循環に陥ると、地獄の底ではいつくばる亡者のごとく、もう上へは這い上がれなくなってしまいます。
芥川龍之介の小説に『蜘蛛の糸』があります。生前、蜘蛛を助けたことのある罪人カンダタのところに極楽浄土から蜘蛛の糸が垂れ下がってくる。それをつかんだカンダタは……、という話です(詳細は省きます)。 カンダタのところに垂れ下がってきた1本の蜘蛛の糸。欲と恐怖が往来する株式市場をあえて地獄と仮定するならば、「自分にも蜘蛛の糸がほしい」と願う人は、やはりひとりやふたりどころの話ではないことでしょう。
さて、本書で紹介する思考法や実践法は、株式市場という名の地獄において「蜘蛛の糸」となりうる存在です。「ストレスをためずに、心をスッキリさせて、難しいことはしないで、ラクに儲けましょう(願わくはガッポリ儲けましょう)」と提案しています。具体的に言うと、著者が自らの体験から悟った「損をしてしまう考え方」をはじめ、著者が投資家にとって最も大切だと考える「運(ツキ)を呼び込む方法」、著者が実際に利益を出している「カンニング投資法(※)」などを紹介。いろいろな意味で“ラクに投資できて稼げる”ノウハウを記しています。
小説『蜘蛛の糸』では、カンダタは「蜘蛛の糸」を自分のものだけにしようと試みて、再び地獄の底に戻っていきました。マイナスの感情持つと、やはりロクなことが起こりませんね。自分の内にマイナスの感情を呼び込まないように、株式投資編「蜘蛛の糸」で心をプラスに励みましょう。ちなみに、株式投資編「蜘蛛の糸」は投資家みなさんの目の前に一本ずつ垂れ下がります。「自分だけ」なんて、あせらなくても大丈夫ですよ。
※カンニング投資法とは
優秀な投資家さんを「参考」にして、自分も真似させていただく投資法。単なる真似事に終わらないように、どの銘柄を、どのような理由で買っているのか、きちんと自分の頭を使うことが大事なのは言うまでもない。
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社パンローリング
- 発売日2005/6/28
- ISBN-104775990179
- ISBN-13978-4775990179
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商品の説明
著者からのコメント
今、多くの方が金融リテラシーを持たないままに運用の荒海に放り出されようとしています。私は「自分が幸せになるための株式投資で不幸になってはいけない」「自分が夢をかなえるのに100万円を1年や2年で1億にする必要はない」ことなどを、ブログや本、大学生の勉強仲間との座談会などで熱く語っています。
経済的独立を果たすことは、精神的自由を獲得することです。企業倒産やリストラなどによる経済的不安は、そのまま多くの人々の心の不安定につながっていきます。夫が不安になれば、妻が不安になります。そして、両親が不安になれば子供にもその不安が伝染します。お金があることが幸福のすべてではありませんが、お金はひとまず生活の不安を取り除いてくれます。そして、お金と安定した精神状態は自分に夢をみるチカラを与えます。
お金は自分の夢をかなえるためのフリー切符のようなものです。お金がなくても幸せで豊かな生活を送れる人もいます。しかし、多くの人にとって「お金が十分ある」「経済的不安がない」という安心感は、より自由な生き方や考え方ができるチャンスを与えてくれると信じています。大げさな言い方をすれば「お金は人間を解放する」ということです。
「愛はふたりを結び付けるには必要だが、お金はふたりを結びつけたままにするには不可欠だ」ということを、ある本で読んだときあまりのリアルさにくらくらしましたが、まわりを見渡せば、確かに核心をついていると思えることも多いです。昔から「金の切れ目が縁の切れ目」とも言われています。大切な人とのご縁をもち続けるためにサムマネーは必要かもしれません。
また、株式投資で稼ごうとする行動が、私を従来より活動する、動ける人間に変えたとも感じます。つまり、ひとつひとつの投資行動の経験が自分を強い投資家に変えていくばかりでなく、その株式投資の経験が自分を行動する人間に変えてくれたのだと。そのような経験をしてきたので、株式投資は自分の人生を変えていく素晴らしい教育手段だと考えるようになりました。
稼ぐ投資家になるための一歩一歩の努力。その一歩を確実に歩む努力が、その行動が投資家に新たな判断力、新たな決断力、そして新たな勇気を与えてくれることを体感しています。
株式投資では、結果を恐れたら向上したいという欲が消えてしまうことも経験できました。苦しいときも必ずあります。自分の欲と恐怖がぶつかり合いますから、自分に負ければツキも運も逃げていってしまいます。しかし、「自分が幸せになるために投資するのだ」という目的さえ忘れなければ、その「心」を、その「姿勢」を、そして「自分」を変えなければ、ツキも運も必ず味方してくれることも体感できました。
仮に、投資の成果、すなわち儲けの金額が予定した額より少なくて満足のいくものでなかったとしても、行動したことに悔いを残さなければ人は成長していけることも学びました。私は株式投資を通じて、人生からは逃げてはいけないことも学びました。恐怖に対し真っ向から 向かい合えば道は開けてくること、逃げれば“逃げの気持ち”と“逃げた結果”がついてくることも経験しました。そのような投資での経験が、私の人生に大きな影響を与えてくれたのです。
この本が、あなたを行動する人間に換えるお役に立てば本当にうれしいです。
抜粋
人生よりもはるかに短い時間で、自分の判断・決定の結果を見ることができる。それが株です。理性よりも感情が先行したことで損を拡大してしまった。そんなことも経験できます。撤退する勇気が必要なこと。作戦を修正してたて直し、再度チャレンジする勇気が大切なことなど、人生において必要とされるモノを実践として蓄積できるのです。しかもうまくいけばたんまりお金も貯まります。
私にとって株式市場は、潜在意識を使って本当に成功できるかどうかを実践するための大切な実験場でもあります。その実験成果を、次の章でたくさんご紹介します。
株は勉強してきちんとリスクに対応する方法を決めて実行すれば、5年や10年のスパンで考えるならば、着実に、しかもかなり大きく資産を増やすことが可能だと考えています。残念ながら、自分では(10年で)株で一億円を作ることはできませんでしたが、多くの優秀な個人投資家が30歳前後で1億円を作っているのを間近に見て、やはり「長いスパンで考えるなら、株で資産を増やせる」と確信しました。
車だって利用の仕方によっては凶器になります。自分がいくらルールを守って運転していても、居眠り運転の車が突っ込んでくることだってあります。じゃあ車を利用しないとなると、大変不便なことになってしまいます。
株を投資としてやる方法は私や私の勉強仲間の憧れの的であるウォーレン・バフェットの投資法にあります。バリュー投資といいます。この投資法はデイトレードのように才能がいる投資法ではありません。大変学びやすい投資法なのでぜひ身に付けていただきたいと思います。効率も高いです。ツイてる投資家の常套投資手法です。バリュー投資にもいろいろなやり方があります。あとで一番やさしい私の利用法をご紹介します。
この節の結論
「株式投資は人生よりやさしい。株をバクチではなく投資として行うためにバリュー投資という方法をぜひ知ってください」
著者について
また日本の株式投資や為替のトッププロたちが個人投資家にプロが得られる以上の情報を提供しようという目的で作ったNPO法人イノベーターズフォーラムに参加し、その発行するメルマガ「億の近道」火曜日版で投資のプロ中のプロといっしょにコラムを書いています。そのプロとはマネー雑誌「ZAi」や「投資の達人」で日本の個人投資家におなじみの山本潤さんです。山本さんは過去20四半期中、16四半期でインデックス(MSCI)をアウトパフォームして、1997年から2003年までの7年間累計で日本株運用成績が上位1%(年金コンサルタント調べ)を誇る名門米系投資顧問会社 「クレイ フィンレイ」で2005年5月までファンドマネージャを務めていました。私はNPO法人日本イノベーターズフォーラムの公式ウェブサイトの掲示板のひとつで山本さんが初代店長を勤めた「居酒屋『億近』」の2代目店長を引き継ぎました。また夕刊フジで投資コラム「割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち」を担当しバリュー投資のご紹介をしています。また、あの世界のジョージ・ソロスとともにクオンタム・ファンドを運用したジム・ロジャーズを日〓本に招いた投資の専門出版社パン・ローリングで株式投資と不動産投資で資産を築く投資の本「潜在意識を活用した最強の投資術入門」を出版し、マンガ「不動産投資入門の入門」の原作を担当しました。
機関投資家で働いたことはありませんが、あなたと同じ個人投資家として、あなたと同じように40万円から資金を増やして、多くの個人投資家がとりあえずの目標とする1億円の資産を作るという「幸せな投資家」への道をちょっとだけ早く歩いている勉強仲間です。
私にあなたの運用をお手伝いする力があるかどうかは私の以下の投資実績を見てあなたが判断してください。日本人が外国に行ってすぐに日本語教育の達人になれるわけではないように、資産運用についての難しい理論をあなたにご紹介する力は私にはないかもしれません。しかし結婚したとき40万円しかもっていなかった私は、奥さんの協力で節約術を駆使してお給料を貯め3年間で700万円近くの投資資金を作りました。株式投資を本格的に始めて3年間で1300万円作り、それを元手に天安門事件のすぐあとに香港のファミリーマンションに投資し3000万円を4年で4800万円にした経験があります。また株ではビギナーズラックで儲けたものの、18年間なかなか資産を増やすことはできませんでした。しかし、それでもときどき株で1000万円程度、資金を増やすことに成功し、そのたびに株を売って現金に換え中古ワンルームマンションを一室
登録情報
- 出版社 : パンローリング (2005/6/28)
- 発売日 : 2005/6/28
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 277ページ
- ISBN-10 : 4775990179
- ISBN-13 : 978-4775990179
- Amazon 売れ筋ランキング: - 545,829位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,901位株式投資・投資信託
- - 54,471位ビジネス・経済 (本)
- - 76,755位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ところが、実際に10年ほど株式投資を行ってきた自分自身の経験と重ねてみると、本書の内容はうなづくべきところが多いように感じられた。
株式投資は「人よりうまく売買する」ことよりも「自分自身と勝負する」側面の方が重要だと感じている。
結局のところ、具体的な売買方法は自分に一番合った形のものを自分で経験の中から見いだしていくしかない。
その過程では、不安になつたりイライラしたり人をうらやましく思ったり、すてばちになったり、大喜びしたりといろんな精神状態を経験する。
そうした中で、常にポジティブな思考、発想を保つことは実は非常に重要であり、そうするためのヒント、ただし、これは自分ならどうかということを考えながら読んだ方がいいと重うが、が、本書にはたくさんあるように感じられる。
著者はよく「ついてる」という言い方をする。私はこの言い方はしつくりこないので、「よっしゃー」と「OK OK」を多用している(^_^;)。
タイトルに「戦略」とある通り、具体的な投資技術/「戦術」の話はほとんどありません。
でも私的には大変共感できました。
最初の方に出てきた「ラクして儲けましょうよ」の一言にガツンとやられた気分になりました。
・・・・・しかし、何をするにつけても、夢ありきである。そしてその夢はWHAT FOR ? 何のためかを明確に動機づけすれば、そこには信念が生まれ、そしてその信念は勇気を呼び起こす。それが情熱にまで高まることによって、全ての夢は具現化してゆく・・・・・この筆者の言葉には大変に勇気を頂きました。 Jun.5 ’07
投資で実績が上がらない、儲からない人の内面に踏み込み、「こういう風に考え方を改善できればよくなりますよ」ということを丁寧に教えてくれます。潜在意識の活用というと、マユツバっぽく感じる方もいるかもしれませんが、個人的には実際に役立っています。「役に立つ、使える」と信じている人にとっては有効なツールです。なお、本書は文章は平易で非常に読みやすく、初心者からベテランまで役に立つ良書です。
しかしながら,ひとりさんの考え方を知らない人や,潜在意識の話を信じない人には,星が1つかもしれません.