アポトーシス
NO SEX
幸せ
この3つの話はいい。
前作と比べ,少し長めの話が多い。それでも短編集にはかわりないわけだけれど。
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しあわせ コミック – 2004/6/1
戸田 誠二
(著)
新谷かおる氏激賞! !
「感受性のない奴は買うな! ! ! 価値がわからん! 」
わずかなページ数で人の未来と終焉を同時に描ける稀有な才能に、薄刃のナイフで喉元をすーっとやられた気分になる。
誰もがもっていて、ほかの誰にも知られたくない部分が突きつけられるからだ。
でも、大丈夫、描かれているのはあなたのことではない。
この麻薬のようなオブセッションに、しばし浸ろう! !
「感受性のない奴は買うな! ! ! 価値がわからん! 」
わずかなページ数で人の未来と終焉を同時に描ける稀有な才能に、薄刃のナイフで喉元をすーっとやられた気分になる。
誰もがもっていて、ほかの誰にも知られたくない部分が突きつけられるからだ。
でも、大丈夫、描かれているのはあなたのことではない。
この麻薬のようなオブセッションに、しばし浸ろう! !
- 本の長さ162ページ
- 言語日本語
- 出版社宙出版
- 発売日2004/6/1
- ISBN-104776790270
- ISBN-13978-4776790273
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登録情報
- 出版社 : 宙出版 (2004/6/1)
- 発売日 : 2004/6/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 162ページ
- ISBN-10 : 4776790270
- ISBN-13 : 978-4776790273
- Amazon 売れ筋ランキング: - 380,840位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年8月28日に日本でレビュー済み
2000年に17万人、2003年に40万人と働くことにも学ぶことにも踏み出せない人が急増している『ニート:フリーターでもなく失業者でもなく』玄田有史・曲沼美恵さんの著作や、榎本ナリコさんの『センチメントの季節』思い出させた。宮台真司さんの用語で言えば、自傷系にあたるのだろうか。これらに共通する雰囲気で満ち満ちている。この透明で、いっぱいいっぱいで、せつない感覚は、わかる人にはわかる静謐な絶望感。基本的に、幼少期の体験に(親が悪い!)答えを求めることが多いが・・・・既に「そうなってしまった」人には、過去の原因を説明されてももうどうしようもない。だって、未来の処方箋がなければ、解決策にはならないから。処方箋がなければ、「もしかしたらなにかあるかもしれない」という光明にすがって、孤独で絶望に未知な時間をただ耐えるだけになってしまう。「そういった」センシティヴな世界観が、帯の漫画家新谷かおるさんの評にあるように「わかるひとにはわかる」感じで示されている。むしろ「わからない人」が読むとそれを思い出せせてくれる力があるが、わからない人はそもそもこの本を手にはとらないであろう。とても暗いからね。ほんの数ページで、これだけ「人生始まりと終わり」を描けるのは、才能だと思います。
2017年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この方の作品を一気に三冊購入しました。
ベッドシーン多いですね。
私、あまり性から伝える方式が好きじゃないので…
生理的に受け付けられない表現が所々あったという印象です。
話の内容事態は悪くないので、わざわざそっちに持っていかなくても…持っていったとしても描写までいるかなっていう感想。
何でもかんでも男と女が性で繋がってるって思ってる大人が心底嫌いです。
ベッドシーン多いですね。
私、あまり性から伝える方式が好きじゃないので…
生理的に受け付けられない表現が所々あったという印象です。
話の内容事態は悪くないので、わざわざそっちに持っていかなくても…持っていったとしても描写までいるかなっていう感想。
何でもかんでも男と女が性で繋がってるって思ってる大人が心底嫌いです。
2015年6月7日に日本でレビュー済み
帯の挑発、「感受性の無いやつは買うな!!」
を受けて立ち、即購入しました。
それ私のための本やんか!!と思ったからです。
なぜならモヒカンは、恥ずかしながら病的に感受性が強すぎて社会不適合だからです。
変な言い方ですが、帯のケンカは指一本でも楽勝で勝つ思いで買いました。
なので感受性の強さについては自信(?)があったのですが、読んでがっかり。
中身は短編集なのですが、悲しいことにどの話も
「くっさ」
としか感じませんでした。テーマがいまさら感モリモリ、幼稚なんです。だから読んでいて恥ずかしかったです。
うったえたいこともただただ無難に「多数派に媚びている」感じで、作者の孤独や哲学のようなものも感じられませんでした。
私はてっきり、この本は「表現をぼかすので作者は本当に言いたいことが書け、読み手はそのために自分の都合の良いようにとらえることが出来る」ような、「詩」的なものなんだと思っていました。これだったら帯のうたい文句変えろよ、と。
ここのレビューを見る限り、この本に救われた・癒された人は多数いると思います。
しかし、モヒカンのような皮肉な(一種ひくつな?)タイプには、激しくオススメしません。
個人的に、ハードコアパンクでも聞くほうが数倍救われた感があります。
また変な言い方ですが、買う前が一番感動した(帯の一文)、つまりだまされた感じです。
を受けて立ち、即購入しました。
それ私のための本やんか!!と思ったからです。
なぜならモヒカンは、恥ずかしながら病的に感受性が強すぎて社会不適合だからです。
変な言い方ですが、帯のケンカは指一本でも楽勝で勝つ思いで買いました。
なので感受性の強さについては自信(?)があったのですが、読んでがっかり。
中身は短編集なのですが、悲しいことにどの話も
「くっさ」
としか感じませんでした。テーマがいまさら感モリモリ、幼稚なんです。だから読んでいて恥ずかしかったです。
うったえたいこともただただ無難に「多数派に媚びている」感じで、作者の孤独や哲学のようなものも感じられませんでした。
私はてっきり、この本は「表現をぼかすので作者は本当に言いたいことが書け、読み手はそのために自分の都合の良いようにとらえることが出来る」ような、「詩」的なものなんだと思っていました。これだったら帯のうたい文句変えろよ、と。
ここのレビューを見る限り、この本に救われた・癒された人は多数いると思います。
しかし、モヒカンのような皮肉な(一種ひくつな?)タイプには、激しくオススメしません。
個人的に、ハードコアパンクでも聞くほうが数倍救われた感があります。
また変な言い方ですが、買う前が一番感動した(帯の一文)、つまりだまされた感じです。
2015年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヘンカンキだけは好きだなー。あとはちょっと読むのがしんどい。自分を振り返ることになるから。
2011年8月12日に日本でレビュー済み
著者の作品初購入。
『感受性のない奴は買うな!価値が分からん』という挑発的な帯につられて。それと、「自分には感受性があるのか」、リトマス紙的な役割を求めて。
1ページで終わる超短編から10ページを超えるものまで、14本の話が収録されています。
厭世感や絶望を嘆く…というよりは、嘆くエネルギーすら無く、最小限消費で生き続けてる感じ。
異性同士が主の話が大半だが、もっと深い根幹である、『人』とそれとの繋がりを描いてる感じがした。
誰だって自分を優れてる様に感じたいんだから、こんな帯を書かれたら、感じる何かを探しながら読んでしまうではないか。そういった意味でこの帯はズルいと思う。
感受性の有無は分からなかったが、何か気持ちが僅かに軽くなった気がする。
『感受性のない奴は買うな!価値が分からん』という挑発的な帯につられて。それと、「自分には感受性があるのか」、リトマス紙的な役割を求めて。
1ページで終わる超短編から10ページを超えるものまで、14本の話が収録されています。
厭世感や絶望を嘆く…というよりは、嘆くエネルギーすら無く、最小限消費で生き続けてる感じ。
異性同士が主の話が大半だが、もっと深い根幹である、『人』とそれとの繋がりを描いてる感じがした。
誰だって自分を優れてる様に感じたいんだから、こんな帯を書かれたら、感じる何かを探しながら読んでしまうではないか。そういった意味でこの帯はズルいと思う。
感受性の有無は分からなかったが、何か気持ちが僅かに軽くなった気がする。
2010年1月13日に日本でレビュー済み
著者の2冊目の単行本。デビュー作『生きるススメ』(2003年 宙出版)同様、素人漫画家としてWEB上で発表していた漫画を加筆・修正の上まとめた短編集。全体の雰囲気も1冊目と似ている。
20代後半の社会人が主人公とされている作品が多い。内容的にも、それくらいの年代の男女に最も共感を得られやすいだろうと思う。人生にはつい周囲からの期待に応えようとしてしまうような真面目な人が陥りがちな罠というものがあるのだと思う。そんな「罠」からの回復を後押しするような作品が多い。
「あとがき」で著者は、「2冊目はもっとブラックな本にしたい…」と思っていたと書いている。ところが逆に私の印象としては、1冊目のテーマが「生と死」だったとしたら、本作では「生きる」という要素がずっと強くなっているような気がする。「死」の要素が抜けて何故ブラックな色合いが強まるかと言えば、生きるか死ぬかが本質的には自分ひとりの問題であるのに対して、いざ生きると決めたとき今度は(親や恋人との)親密な対人関係をどう構築・維持していくかが自分ひとりではどうしようもない厄介な問題として現れてくるからだろうと思う。そして、そういった親密な他者との関係に翻弄されてしまう人というのが世の中には意外と多い、ということなのだろう。そういう、対人関係が億劫になってしまっている人を主人公としたリハビリの物語、として読んだ。
この本は読者を選ぶかもしれないな、とも思う。「親密な他者との距離のとり方」という問題で悩むのは長い人生の中で言えば比較的限られた期間なのではないかと思うし、この本に出てくる主人公たちは事態を打開するために何か具体的な行動を起こすわけでもないからだ。
人間には傷ついた自分自身を癒す力がある。ただ、その力が働き始めるには少々時間がかかるし、何らかのキッカケが必要な場合もある。本書に後押しされる読者は、ちょうどそんな時期にある人ではないかと思う。
20代後半の社会人が主人公とされている作品が多い。内容的にも、それくらいの年代の男女に最も共感を得られやすいだろうと思う。人生にはつい周囲からの期待に応えようとしてしまうような真面目な人が陥りがちな罠というものがあるのだと思う。そんな「罠」からの回復を後押しするような作品が多い。
「あとがき」で著者は、「2冊目はもっとブラックな本にしたい…」と思っていたと書いている。ところが逆に私の印象としては、1冊目のテーマが「生と死」だったとしたら、本作では「生きる」という要素がずっと強くなっているような気がする。「死」の要素が抜けて何故ブラックな色合いが強まるかと言えば、生きるか死ぬかが本質的には自分ひとりの問題であるのに対して、いざ生きると決めたとき今度は(親や恋人との)親密な対人関係をどう構築・維持していくかが自分ひとりではどうしようもない厄介な問題として現れてくるからだろうと思う。そして、そういった親密な他者との関係に翻弄されてしまう人というのが世の中には意外と多い、ということなのだろう。そういう、対人関係が億劫になってしまっている人を主人公としたリハビリの物語、として読んだ。
この本は読者を選ぶかもしれないな、とも思う。「親密な他者との距離のとり方」という問題で悩むのは長い人生の中で言えば比較的限られた期間なのではないかと思うし、この本に出てくる主人公たちは事態を打開するために何か具体的な行動を起こすわけでもないからだ。
人間には傷ついた自分自身を癒す力がある。ただ、その力が働き始めるには少々時間がかかるし、何らかのキッカケが必要な場合もある。本書に後押しされる読者は、ちょうどそんな時期にある人ではないかと思う。