現代に生きる普通の人々の生活に密着した
ハートウォーミング短編集。
ひとつひとつのお話に難があるわけではないが
ストーリー構成・展開が通俗的な領域から
一歩も踏み出していない点が、地味という言葉だけでは
片付けられないもどかしさを感じる。
また表情の描き分けが乏しく、地味でも良いのだが
もう少し絵柄・デッサンに力量が感じさせてくれないと
これからどんどん読んでいこうという気になれない。
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ストーリー コミック – 2004/12/1
戸田 誠二
(著)
不器用でも自分らしく生きようとする人々を
暖かい筆致で描き出す。
ヒューマンショートコミックで
話題の奇才が贈る短編集第3弾! !
表題作を含む5作品を収録。
暖かい筆致で描き出す。
ヒューマンショートコミックで
話題の奇才が贈る短編集第3弾! !
表題作を含む5作品を収録。
- 本の長さ167ページ
- 言語日本語
- 出版社宙出版
- 発売日2004/12/1
- ISBN-104776791188
- ISBN-13978-4776791188
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登録情報
- 出版社 : 宙出版 (2004/12/1)
- 発売日 : 2004/12/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 167ページ
- ISBN-10 : 4776791188
- ISBN-13 : 978-4776791188
- Amazon 売れ筋ランキング: - 321,074位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年4月3日に日本でレビュー済み
言葉にしちゃうと薄っぺらなものになりますが、実に感動的な短編集です。
とくに冒頭の作品と表題にもなっている作品。
これは、業種をとわず、実際にリアルな体験として、無茶な納期に追われたことのある人、
何週間も家に帰れなかった人、何ヶ月もろくに休みが取れなかった人、部下やわけわかん
ねぇ上司に悩まされたことのある人にとっては、キツすぎて読めないのではないかと。
私事ですが、転職する前、明け方近い納品前日の深夜、誰もいないフロアで、それまで
一心不乱に作業していたのにフと頭が真っ白になってしまい、ディスプレイを見つめて、
「あぁ、こりゃ終わんねぇや」と思い至り、気持ちはフラットだったのに、何故だか涙がこぼ
れたことがあります。
PDSTじゃないけど、それがリアルにフラッシュバックしてきて、非常にキビシかったです。
しかし、本作はそれだけで終わるものではなく、馬車馬のような「わたし」も「あなた」も、
そうなってしまっているそのしょうがない理由と、そうであることに耐えている理由と、そし
てそうではなくなるかすかな可能性とを、饒舌ではなく、認識させてくれます。
実際に世の中でリアルな日々を送っている人に、是非。
とくに冒頭の作品と表題にもなっている作品。
これは、業種をとわず、実際にリアルな体験として、無茶な納期に追われたことのある人、
何週間も家に帰れなかった人、何ヶ月もろくに休みが取れなかった人、部下やわけわかん
ねぇ上司に悩まされたことのある人にとっては、キツすぎて読めないのではないかと。
私事ですが、転職する前、明け方近い納品前日の深夜、誰もいないフロアで、それまで
一心不乱に作業していたのにフと頭が真っ白になってしまい、ディスプレイを見つめて、
「あぁ、こりゃ終わんねぇや」と思い至り、気持ちはフラットだったのに、何故だか涙がこぼ
れたことがあります。
PDSTじゃないけど、それがリアルにフラッシュバックしてきて、非常にキビシかったです。
しかし、本作はそれだけで終わるものではなく、馬車馬のような「わたし」も「あなた」も、
そうなってしまっているそのしょうがない理由と、そうであることに耐えている理由と、そし
てそうではなくなるかすかな可能性とを、饒舌ではなく、認識させてくれます。
実際に世の中でリアルな日々を送っている人に、是非。
2009年12月21日に日本でレビュー済み
少しずつ長めになってる短編集。今回は「ストーリー」が秀逸。
おそらく,人はみな,タイミングは違うなれども「いつ切れてもおかしくない」状態にいるのだろうと思う。
そのときに,そばに誰かがいてくれたら,最悪は回避できるのかも知れないね。
おそらく,人はみな,タイミングは違うなれども「いつ切れてもおかしくない」状態にいるのだろうと思う。
そのときに,そばに誰かがいてくれたら,最悪は回避できるのかも知れないね。
2006年12月26日に日本でレビュー済み
地上から見る風景と、ふと立ち寄ったビルの上からみる風景。
変わらないように見えた毎日同じの風景。
しかしそれは、視点の高さによって見え方も感じる感動も受け取る気持ちも大きく違う。
この物語は感性そのもの、見る人がみれば駄作であり秀作でもありえる。
生きていく事の大変さと、きっかけさえあれば人はいくらでも変われる事をこの本は教えてくれる。
変わらないように見えた毎日同じの風景。
しかしそれは、視点の高さによって見え方も感じる感動も受け取る気持ちも大きく違う。
この物語は感性そのもの、見る人がみれば駄作であり秀作でもありえる。
生きていく事の大変さと、きっかけさえあれば人はいくらでも変われる事をこの本は教えてくれる。
2005年8月4日に日本でレビュー済み
働く男性、女性、子を思う父、母、夢を持つ娘、息子―
私たちの誰しもが、この作品の登場人物の生きる姿に当てはまるでしょう。
都会で懸命に生きる彼等の姿を著者が慈しみながら描いている印象を受けました。
特別じゃない、派手でもないストーリーがだからこそ真摯に心に響きます。
重みがある5つの短篇で構成されています。
最後の1ページを読む度に、前へ進む勇気をもらえる短篇ばかりでした。
私たちの誰しもが、この作品の登場人物の生きる姿に当てはまるでしょう。
都会で懸命に生きる彼等の姿を著者が慈しみながら描いている印象を受けました。
特別じゃない、派手でもないストーリーがだからこそ真摯に心に響きます。
重みがある5つの短篇で構成されています。
最後の1ページを読む度に、前へ進む勇気をもらえる短篇ばかりでした。