氏の本はこれまでいくつか読んできたのでダブる話も多かったが、この本で
大きな発見があった。氏が「運」を大事にするだけでなく、「言葉」も大事にする
人だったということだ。
「ボクはいつも、いい言葉と、いい言葉を発する人にブチ当たりたいと思って
生きてきた」と言うように、この本はその考えに貫かれている。また、「欽ちゃん
は、いい人なんじゃなくて、いい会話をしたがってる人」とも言うが、氏は待って
るだけでなく、いい言葉が生まれてくる状況を作ることに心をくだいている。
興味深かったのが、氏は世の中でマナー違反する人を見ても不愉快になら
ず、むしろ正義感に燃えて注意する人をやっかいに感じるという話だ。氏によ
れば、マナー違反する人はもともと聞く耳を持たないから、気持ちの悪い言葉が飛び
交うだけとなるらしい。「知らん顔をするのも道徳。事なかれ主義も正義」と言う
ぐらいだから単なるいい人ではない。
日本には古くから「言霊」という言葉があるが、氏はそれを求めて生きている
のだろうか? 「言霊の幸ふ国」(言霊の力によって幸せがもたらされる国)と呼
ばれたこの国を、再びもとのあり方に戻すべく、ひとり奮闘していると言えなくも
ない。
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人生が楽しくなる気持ちのいい日本語 (ゴマ文庫) 文庫 – 2007/12/5
萩本 欽一
(著)
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社ゴマブックス
- 発売日2007/12/5
- ISBN-104777150194
- ISBN-13978-4777150199
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登録情報
- 出版社 : ゴマブックス (2007/12/5)
- 発売日 : 2007/12/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 269ページ
- ISBN-10 : 4777150194
- ISBN-13 : 978-4777150199
- Amazon 売れ筋ランキング: - 465,537位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10位ゴマ文庫
- - 14,199位エッセー・随筆 (本)
- - 15,639位自己啓発 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2013年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
欽ちゃんの本は、感謝や価値観や色々な事の心のブレに言及していると感じます。
2013年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大将はとにかく「気持ちのいい会話」ができることにとても神経を使っていらっしゃる。気持ちのいい会話=気持ちのいい人生であるということはこれまでにない新たな発見でしたので、この著書に出会えてほんとうに良かったです。欽ちゃんのように強く意識して、気持ちの悪い会話を減らしていこうと思います。印象に残ったフレーズを著作の中から引用します。「勇気のある言葉を言えるヤツは運をつかむ。いい言葉には運がある。」「電車の中でマナー違反する人とそれを注意する人はどっちもケンカする用意のある奴で、公衆マナーという名のテーマを借りて、一戦交えたかっただけであり、これ以上、気持ちの悪い言葉が公衆の面前で飛び交わないことを願って、公衆マナーの標語を考えてみたよ。『知らん顔するのも道徳。事なかれ主義も正義』」って最高です!!その通りです(*^_^*)さすが大将です
2014年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
欽ちゃんの人生体験から作成されているが、私たち、普通の人にはこのような濃い経験はなかなかないので、自分に当てはめてどうかと考えるとうーんとうなる。
2007年12月16日に日本でレビュー済み
気持ちのいいタイトルだったので本屋さんで即買いしましたが、まだレビューがないことに正直驚きました。
どんな人にも「気持ちのいい日本語」が話せる自分になりたい。
相手も気持ちよくさせるんだから、こんな素敵なことがいつでもどこでもできたら、ひとりの力でまわりのみんなを幸せにできるんですよ!
欽ちゃんの人間力の奥深さをこの本で体感できてとても幸せです。
本当にありがとう!
どんな人にも「気持ちのいい日本語」が話せる自分になりたい。
相手も気持ちよくさせるんだから、こんな素敵なことがいつでもどこでもできたら、ひとりの力でまわりのみんなを幸せにできるんですよ!
欽ちゃんの人間力の奥深さをこの本で体感できてとても幸せです。
本当にありがとう!
2008年1月16日に日本でレビュー済み
暇な時間にさらさらと読める平易な文章でありながら、そこには“欽ちゃん”の処世術である、気持ちのよいことばの使い方が易しく、そして優しく書かれてある。
人を傷つけないように、優しく接する。
というような、単純なことではなく、欽ちゃんならではの、叱責の交わし方、会話のつなぎ方、印象のつけ方について、欽ちゃんの歩いてこられた時間ととみに書かれていて興味深い。
また、欽ちゃんの人生における男らしい決断や、流されているようで流されない自己に感動。
チャップリンとの出会いについて書かれた章では、改めて、報道を含めて、自分で体験しないものを鵜呑みすることの危険性を感じた。
人を傷つけないように、優しく接する。
というような、単純なことではなく、欽ちゃんならではの、叱責の交わし方、会話のつなぎ方、印象のつけ方について、欽ちゃんの歩いてこられた時間ととみに書かれていて興味深い。
また、欽ちゃんの人生における男らしい決断や、流されているようで流されない自己に感動。
チャップリンとの出会いについて書かれた章では、改めて、報道を含めて、自分で体験しないものを鵜呑みすることの危険性を感じた。