『ウルトラマン80』はシリーズ中でもマイナーな作品といわざるを得ない。ちょっとウルトラに詳しい人でない限り、聞き覚えのない作品であると思う。ただ、完成度は非常に高く、第2期ウルトラシリーズの反省や成果を盛り込みながら、「怪獣とは、人間の精神の負の部分の現れ」という明確なテーマを持ってつくられている。その上で様々な娯楽性を伴っている好作品なのである。
今まで高度に論じられることのなかった『ウルトラマン80』を様々な角度から、緻密に説いており、非常に読み応えがある。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
君はウルトラマン80を愛しているか (タツミムック) 単行本(ソフトカバー) – 2005/12/27
- 本の長さ295ページ
- 言語日本語
- 出版社辰巳出版
- 発売日2005/12/27
- ISBN-104777802124
- ISBN-13978-4777802128
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 辰巳出版 (2005/12/27)
- 発売日 : 2005/12/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 295ページ
- ISBN-10 : 4777802124
- ISBN-13 : 978-4777802128
- Amazon 売れ筋ランキング: - 981,244位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,156位テレビの本
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
4グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年11月19日に日本でレビュー済み
ウルトラシリーズの中でも特に不遇をかこってきた『80』だけに、こうした再評価の試みがようやくにして出てきたのは嬉しいところです。「ウルトラマン先生」を生んだ時代背景やキャラ・ストーリーの魅力、特撮の魅力など、『80』という作品が多面的に考察されています。『80』全体を貫くテーマとして「結ばれない絆」を析出した考察は出色のほか、番組の前面からは1クールで消えた「ウルトラマン先生」の要素が、後の展開でもさまざまな形で最終回まで生き続けている、という指摘も興味深いところです。ただキャスト、スタッフへのインタビューで、思い入れ深い人たちとそうでない人たちとの落差が大きいことを改めて思い知らされ、事実とはいえこれは残念なところですね。
あえて贅沢を言えば、結果的に昭和最後のTVウルトラ作品となった『80』が平成ウルトラシリーズに与えた影響をもっと主題的に解明して欲しかったところでした。これが理解されれば、『80』の再評価はもっと進むはずです。
追記:大反響だった『メビウス』での80客演。これで教師編の謎も解明され、そして二十数年の時を経て真の決着も見られた―『80』の真の最終回だという声も―わけで、このエピソードを受けた増補版を出してもらえたら嬉しいですね。
あえて贅沢を言えば、結果的に昭和最後のTVウルトラ作品となった『80』が平成ウルトラシリーズに与えた影響をもっと主題的に解明して欲しかったところでした。これが理解されれば、『80』の再評価はもっと進むはずです。
追記:大反響だった『メビウス』での80客演。これで教師編の謎も解明され、そして二十数年の時を経て真の決着も見られた―『80』の真の最終回だという声も―わけで、このエピソードを受けた増補版を出してもらえたら嬉しいですね。
2006年1月8日に日本でレビュー済み
辰巳出版のウルトラ本シリーズの最新刊。既刊の第2期ウルトラ評論本に比べると、批評の水準が若干低い印象がある。これは『ウルトラマン80』という作品が今まで再放送にあまり恵まれず、ソフトとしても過去にLDが発売されただけであるため、視聴の機会の少なさがファンによる議論の盛り上がりを欠いてきたためかと思う。だから今後はこの本をベースに、80に関する議論が深まっていくのを期待したい。