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横木安良夫流スナップショット (えい文庫 169) 文庫 – 2008/5/10
- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社エイ出版社
- 発売日2008/5/10
- ISBN-104777910326
- ISBN-13978-4777910328
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商品の説明
著者からのコメント
ただ昨今の肖像権の問題や、それどころか住宅街の路地をうろうろスナップしているときでさえ、冷たい視線を浴びせられる現実。やはり日々考えていることに触れなくてはと思い、熱く書いた。これはある意味自戒でもあるのですが、こういうものが、読者の参考になれば幸いです。
120点以上挿入されている僕の1967年から2008年までのスナップ写真は、気持ちいいので、じっくり楽しめると思います。巻末に、写真一点一点のデータとコメントがついてます。
著者について
主な著作
1999 写真・文「サイゴンの昼下がり」(新潮社)
2001 写真「CUBAユーウツな楽園」(アミューズブックス)
2003 小説「熱を食む、裸の果実」(講談社)
2004 ノンフィクション「ロバート・キャパ最期の日」(東京書籍)
2006 写真集「あの日の彼、あの日の彼女1967-1975」(アスコム)
2007 写文集「ベトナムGXトラベラー」(アスコム)
登録情報
- 出版社 : エイ出版社 (2008/5/10)
- 発売日 : 2008/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 202ページ
- ISBN-10 : 4777910326
- ISBN-13 : 978-4777910328
- Amazon 売れ筋ランキング: - 859,489位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 99位えい文庫
- - 1,937位写真技術
- - 24,468位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年 千葉県市川市生まれ
1967年 日本大学芸術学部写真学科入学
1975年 写真家篠山紀信のアシスタントをへてフリーランスの写真家になる
広告、ファッション、ドキュメンタリー、エディトリアルなど多方面で活動する。
多くのメジャー広告や、タレントを撮影。
1994年 初めてベトナムへ行き、ベトナムに魅せられ通うことになる。
1999年 写文集「サイゴンの昼下がり」新潮社を出版。
このときから文筆もはじめる。
2001年 キューバ ユーツな楽園 アミューズ 田崎健太と共著
2003年 小説「熱を食む裸の果実」 講談社
2004年 ノンフィクション「ロバートキャパ最期の日」東京書籍
2006年 写真集「あの日の彼 あの日の彼女」アスコム
2008年 横木安良夫流スナップショット エイ出版社
2009年-2018年
テレビ朝日Canon提供「世界の街道をゆく」ムービーとスチールを担当
2015年 アマゾンキンドルから電子写真集 CRP Crossroad Projectoを主催し
多くの写真家の電子写真集をプロデュースする。
現在デジタル写真集制作ワークショップを開催している
AYPC Alao Yokogi Photo Club サイト https://aypcrp.com/
amazon Kindle CRP サイト
https://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_st_date-desc-rank?keywords=crp&rh=n%3A2250738051%2Ck%3Acrp&qid=1521600679&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&sort=date-desc-rank
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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横木安良夫は携帯のカメラを含めると、今の日本には1億台以上のカメラがある、という。
約1億台のカメラの殆どが「スナップ写真」を撮るために使われているはずだ。
そこには本来は暗黙のルールがあるはずだが、それが何か明確になっていない。
本人の了解を得ない写真は全て「盗撮」となる可能性がある。
そこでどれだけ毅然とできるか。
プロでないアマチュアにとってはどれだけ実践できるのだろうか?
横木のスナップ写真を見たい人にとっては意外な内容となっている。
内容は切実だが、写真とのバランスでは中途半端なつくりな印象を受ける。
肖像権のことを詳しく書いていたり
します。そういう面での勉強にもなり
ました。
肖像権等の法律論にかなり紙幅を割いていますが、用語も論理構成もかなり粗雑です。(著者は、民事と刑事の区別もついていないのでは?)また、撮影技術についての記述も、ズームレンズ普及以前から写真を撮っている者には当たり前の内容と思われます。ある程度若い世代の方ならそうでないのかもしれません。少なくとも法律論の部分については、編集者が助言すべきだったと思います。
スナップショットするときの撮影者の「誠意」について筆者は繰り返し触れている。これは大切な提起だと思う。ただし、問題が発生したときへの対処はともかく、誠意ある姿勢における撮影では何を撮る、あるいは撮らないということになるのか、とか、その発表においては何をどう留意するのか、などについて、もうすこし突っ込んだ見解を聞いてみたかった。
また、スナップショット撮影といっても、あらかじめロケして取りかかる vs 無手勝流でいく、人を撮る vs モノを撮るなど色々な行き方あると思う。が、本書はそれらを系統的に整理して論じているわけではない。どういうときにシャッターを切るのか、といった撮影時の心の動きを自己分析して見せているわけでもない。そういった意味で、どちらかと言えば、行き当たりばったりの執筆姿勢のようにも感じられる。もっとも、そうした偶然性こそがスナップショットの神髄だとすれば、あまり行き届いたプレゼンを求めるのは野暮というものなのかも知れない。
といったわけで、多少の食いたりなさ感が残らなくは無いのであるが、最初に書いたとおり、巻末のスナップショット解題が非常に参考になる。その点で、本書は十分に購入に値する、と言ってよいと思う。
少し古い本では有るが横木氏の写真への思いがよく解る本です。
文庫本で手軽に読めるし、写真とは?スナップとは?ということを
考える糸口として、これ以上の教科書は今のところない。
一部、酷評しているレヴューも見受けられるが、
内容をきちんと読んでいないのは明らか。
唯一残念なのは、掲載されている写真作品が、古いものが多いこと。
それでも、著者が極めて魅力的な作品をものする優れた写真家であり、
表現者として真摯に創造活動に挑んでいることに、
共鳴せずにはいられなかった。
肖像権訴訟などの経緯や歴史がしっかり書かれていました
合間合間に氏のスナップが挟まれていて
この構図すごいな、こう撮るのか!と目から鱗が滝のように落ちました
しかし本書のメインはタイトルにも書いたプロカメラマンである
氏のスナップ写真に対する考え方にあると思います
表現の自由と共にスナップ写真はありますが
現代では相応の覚悟を持って挑まなければいけなくなったことが伝わってきました
今の日本では誤解が広まり、本人の意思を確認しなければ
なんでもかんでも犯罪になる盗撮扱いだとする人が増えています
しかし、それはきちんと条例や法律を理解していないだけで
悪名高い迷惑防止条例ですら一定の基準で運用されています
氏の考え方は撮影者に覚悟と信念を問いてもおり
一方で勇気づけられもする書となっています
実際にスナップを今も撮影している人はもちろん
これから撮影したいけど・・・と悩む人にこそ読んでほしい書籍だと感じました。