雑誌としてはかなりいい作りだと思います。
おもしろかった。買って良かったと思います。
日本の職人の気骨と技術を感じさせます。
ただ、ファッションの方に完全に注力するのであれば削るべきところはあるはずだし、まんべんなく革製品を取扱おうとするのであれば馬具や車を磨くときの革などの方にも目を向けるべきだと思います。
結果として中途半端になってしまっている感は否めません。これを一読しただけだと「日本は技術はあるけど、やっぱり買うのはデザイン的に優れたヨーロッパかな」という気持ちになる人はけっこういるのでは？いくら技術的に優れていてもカッコいいと思えなければ持ちたくないというのは当然でしょう。
取扱うべきものをもうちょっとセンスのいいものに絞れば日本の皮革業界も活性化しうるのではないでしょうか。
また、巻末の対談が表面的な話題すぎました。しかし、雑誌なのでそこまで贅沢も言ってられませんね。
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