手塚治虫以前の漫画家
大城のぼる氏による代表作の一つにして
ロードムービーとしても超一級品
戦前の漫画であり
当時の貴重な鉄道記録資料としても
十分すぎるくらいの面白さと緻密さ
それに加えて何故か途中で
当時の大船撮影所が行っていたと思しき
セル画を使ったアニメーション講座が入っている
この解説がまたユニークで、しかもとっても分かりやすい
さらに解説している青年は、なんと「眼鏡にベレー帽を被った丸い鼻の男性」なのです
勿論「あの人」でないことは確かなのですが、誰がどう見たって彼を連想させるその風貌
ひょっとしたらデビュー前の彼はこれを読んであの出で立ちに?
そんなパラドックス的な面白さもあったりしますよ
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汽車旅行 単行本 – 2005/2/28
大城のぼる
(著)
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昭和16年に刊行された本。汽車に乗って東京から名古屋まで向かう旅行漫画。フィルム漫画、羽衣物語、日吉丸の3つの別のストーリーがはさまれている。特に、フィルム漫画のアニメ制作の解説は、現在でも通用するほど。
- 本の長さ121ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館クリエイティブ(小学館)
- 発売日2005/2/28
- ISBN-104778030109
- ISBN-13978-4778030100
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商品の説明
出版社からのコメント
手塚治虫など現代の漫画家に大きな影響を与えた古典漫画で、漫画愛好家にとって長い間幻の名作といわれてきた本の復刻です。原本の発刊は昭和16年で、コレクターとして名高い松本零士氏より原本の提供を受け、本文の色使いだけでなく、用紙まで原本に近いもので再現しました。
映画的手法を使った大胆な表現が特色です。ストーリーは、主人公が汽車に乗って東京から名古屋まで行く旅行物語になっています。旅行物語のなかに3つの短い物語がはさまっていて、そのひとつ「フィルム物語」では、日本漫画史上初のアニメーション製作の詳しい解説が載っています。
映画的手法を使った大胆な表現が特色です。ストーリーは、主人公が汽車に乗って東京から名古屋まで行く旅行物語になっています。旅行物語のなかに3つの短い物語がはさまっていて、そのひとつ「フィルム物語」では、日本漫画史上初のアニメーション製作の詳しい解説が載っています。
著者について
大城のぼる(おおしろ・のぼる)
漫画家。1905年、東京生まれ。昭和10年代に主に活躍した。「愉快な探検隊」で長編ストーリー漫画の分野を開拓し、「火星探検」も、世界初の長編SF漫画と位置付けている。他の代表作「汽車旅行」なども、長編漫画の源流といわれている。
漫画家。1905年、東京生まれ。昭和10年代に主に活躍した。「愉快な探検隊」で長編ストーリー漫画の分野を開拓し、「火星探検」も、世界初の長編SF漫画と位置付けている。他の代表作「汽車旅行」なども、長編漫画の源流といわれている。
登録情報
- 出版社 : 小学館クリエイティブ(小学館) (2005/2/28)
- 発売日 : 2005/2/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 121ページ
- ISBN-10 : 4778030109
- ISBN-13 : 978-4778030100
- Amazon 売れ筋ランキング: - 203,052位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
6グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年11月8日に日本でレビュー済み
話の展開もどこかで見たようなもの
如何にも他の作品に影響を受けたといった内容
星5はまずない
如何にも他の作品に影響を受けたといった内容
星5はまずない
2005年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和16年刊行の完全復刻版。東京から名古屋までの車窓記にいくつかのエピソードを挟んでいる。
昭和16年といえば日本が太平洋戦争に突入し、鉄道輸送も軍事貨物輸送中心になりだした頃。数年後には「鉄道旅行」そのものがなくなってしまう。
この漫画を読む限り、そういう暗い世相は感じられず、割と克明に東海道線の車窓、風物がまとめられている。鉄道そのものの描写はそれほど正確ではないが、スピード感あふれるタッチは今でも十分に通用すると思う。
旧仮名づかいの駅名表示がノスタルジック!
昭和16年といえば日本が太平洋戦争に突入し、鉄道輸送も軍事貨物輸送中心になりだした頃。数年後には「鉄道旅行」そのものがなくなってしまう。
この漫画を読む限り、そういう暗い世相は感じられず、割と克明に東海道線の車窓、風物がまとめられている。鉄道そのものの描写はそれほど正確ではないが、スピード感あふれるタッチは今でも十分に通用すると思う。
旧仮名づかいの駅名表示がノスタルジック!
2005年5月10日に日本でレビュー済み
現代の漫画に多大なる影響を与えた古典の名作だというが、子供と一緒に旧カナ使いがおもしろく読めた。
東京から汽車に乗って京都までの旅行のはずだが、なぜか名古屋で尻切れとんぼになっているのが不思議だ。
漫画マニアにとってはたまらないだろう作品も、わたしには昔の漫画にしか思えない。
そもそも子供向けに画かれたようなので小学校の高学年からでも読める内容となっている。
東京から汽車に乗って京都までの旅行のはずだが、なぜか名古屋で尻切れとんぼになっているのが不思議だ。
漫画マニアにとってはたまらないだろう作品も、わたしには昔の漫画にしか思えない。
そもそも子供向けに画かれたようなので小学校の高学年からでも読める内容となっている。