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梶原一騎自伝・劇画一代 単行本 – 2011/2/2

4.3 5つ星のうち4.3 7個の評価

「あしたのジョー」原作者の自伝的エッセイ

「あしたのジョー」の映画化で再び脚光を浴びる原作者が「サンデー毎日」に連載し、79年に毎日新聞社から単行本として刊行された自伝を新装増補版で復刊。手に汗握る自身の劇画そのものだった生涯をみずからときに軽妙に、ときに驚きのエピソードをまじえつづった一代記。「あしたのジョー」40周年記念出版。

商品の説明

出版社からのコメント

「あしたのジョー」映画化記念。タイガーマスク騒動などで再び脚光を浴びる劇画原作の開拓者が「サンデー毎日」に連載した、伝説の自伝を復刊します。手に汗握る、自身の劇画そのものだったその生涯をときに軽妙に、ときに驚きのエピソードをまじえ、率直につづった伝説の一代記。
 一話のみ現存する「あしたのジョー」の肉筆原稿など、4作の一部原稿を再現。巻末に、ちばてつや先生インタビュー、年譜を収録。
 ちばてつや「梶原さんと出会い、その原作と格闘した日々は、それほど私にとって記憶に残る体験でした」
 (本書の内容から)・少年作家の夢と力道山・週刊マンガ誌の波に乗る・アニメドラマ化の狂熱時代・怒濤の興行世界へ・第二幕へのエピローグ

著者について

1936年生まれ。 漫画原作者、小説家、映画プロデューサー。格闘技やスポーツを題材に、「あしたのジョー」「巨人の星」「タイガーマスク」をはじめ、「空手バカ一代」、また青春劇画のヒット作で映画化もされた「愛と誠」など、話題作を次々と生み出した。代表作多数。87年没。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館クリエイティブ(小学館) (2011/2/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/2/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 219ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4778031601
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4778031602
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 7個の評価

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梶原 一騎
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年7月6日に日本でレビュー済み
【内容(ネタバレ禁止!)】
数多の傑作マンガの原作者として全盛期には神がかった活躍を見せながら、その賛否両論・波乱万丈の生涯ののちに寂しい最期となった著者の自伝的コラム

【ささった言葉】
・『巨人の星』も『あしたのジョー』もどちらも悲劇的なラスト・シーンになった。否、なってしまったというべきか。私の実感だが、これほどの長編でジックリ描きこんだ主人公ともなると、その中途あたりから勝手に動き出し、喋りだしてしまい、逆に作者が主人公の行動を追っかけるような具合になってくる。つまりは性格なり環境なりが、よかれあしかれ一分の隙もなく設定されてしまうと、もはや作者が小手先の細工でハッピー・エンドに持ち込もうなど企んでも、そこに矛盾が生じてしまうわけだ。
・承知せぬ賢さと、愚かなるワガママとを併せもつのが読者なる王様
・「愛は平和ではない。愛は戦いである」-故ネール・インド首相が独立闘士時代に獄中より娘に書き送った手紙の一説を長々とイントロ部分に引用してあり、なによりその『愛と誠』という大時代なタイトル
・大衆は大賢
・ライバルとは周囲がつくる
・人を成長させるのは、なまじの味方よりすぐれた敵なり
・セリフ鋭く、ト書きは長く
・一点動かぬ強烈な個性
・むしろ日常的な環境の設定、どこにもいそうな性格の中に一点だけピリッとユニークなサビを利かせるのがよい。(…)彼らは一点テコでも動かぬ独自の個性を秘め、それがドラマの進行につれて、かぎりなく拡大されてくる
・私はキザとも思わず言う。私は『あしたのジョー』でありたい。つまり、どこまでも“次作こそ代表作”の気構えだ。

【感想と教訓】
今は亡き著者の遺稿が!と思ったら1979年のものの再版。
数ある傑作の主人公たちと同じく、著者にも破滅型で思い込みの激しい、燃えるような性格を想像したが、そういえば初めて見る文章からは、いたって普通の常識人としての穏やかで友好的な印象を受けるのが、意外と言えば意外。
逆に、人を信じやすい人の良さと、どんな期待にも応えねば、という持ち前のサービス精神を強く感じる点、時に裏切りに際し、キレやすい図式を生んだのかも、と著者の実生活の悲劇の数々を思い出し、結びつけてしまう。
著者の名作の数々を懐かしく思い出すとともに、あの心を燃やし、真っ白になるまで燃やし尽くすような作風が恋しくなり、怒りバージョンのコラムも見てみたかった、などと思ったりする。やはり、あらためて自分は梶原一騎ファンだ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月24日に日本でレビュー済み
 
昭和54年毎日新聞社から刊行された自伝エッセイの復刊。
年末からの『伊達直人』ブームや、『あしたのジョー』実写映画化に
併せて出版されたものと思われる。

エッセイという形式を憚ってか、
著者特有の構えたスタイルでの記述は、
若干脚色されていると思われる部分も散見される。
著者が、自身をその創作活動へと突き動かした
『まだなにものでもない自己に対する苛立ち』を
茶化さずストレートに曝け出すには、
絶筆となった『男の星座』まで待たなくてはならなかったのだろう。

それでも、本文中でちばてつやとの出会いに触れた部分や、
巻末に掲載された、ちばへのインタビューは、
少年マンガ誌の勃興期を支えた現場を知る貴重な資料。
「努力する表情は虎の覆面で隠し、おちゃらけたふりして人を思いやるのが美しい」
という教養が、現代にきっちり残っていることに感謝しつつ読みたい。

斎藤貴男『夕やけを見ていた男』(文春文庫)も併読されることをお勧めする。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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