思い切り膝を打つようななるほど感はなかったですが
それなりになるほど感はある論でした。
参考にはなりました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
あしたのジョーの方程式 単行本(ソフトカバー) – 2006/9/14
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2006/9/14
- ISBN-104778310365
- ISBN-13978-4778310363
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2006/9/14)
- 発売日 : 2006/9/14
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4778310365
- ISBN-13 : 978-4778310363
- Amazon 売れ筋ランキング: - 995,233位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,169位コミック・アニメ研究
- - 18,877位社会学概論
- - 387,262位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
yaitoya
Amazonで購入
島本さんいわく「作者自身も、きづいていないだろうがこういうことに違いない、などと結果から物語を深読みするというやり方もできるのでは?」という島本さんの「あしたのジョー」解読本です。トークバトルの文章なので、読み易く最後まで楽しく読めました。様々な解釈ができるのも、名作の証明ではないでしょうか?
ひなぎく
Amazonで購入
炎の漫画家島本和彦氏は、車の運転中に本命盤のCD「力石のテーマ」という曲を聴いて「あしたのジョ―」の謎がすべてとけたのだそうです。
「あしたのジョー」(ちばてつやの表現の魅力などについて、虫プロ制作のアニメについてなど)/「島本とジョー」/力石とジョー/カーロスとジョー/ホセとジョー/あしたの方程式
サカキバラゴウ氏とのトーク形式で語られているのは、朝森高雄原作、ちばてつやが描いたコミック「あしたのジョー」をベースにしています。わたしはファンの人に怒られそうですが、アニメ「あしたのジョー2」のファンなので、ジョーが金竜飛戦での逆転劇となる際、力石を思い出し「奇妙な友情」という言葉に長いこと不思議な印象を持っていたのですが、それが「生まれて初めてジョーが憧れた存在だったのが力石だった」と語っている島本さんの言葉を読んで、それまで心の中でモヤモヤしていたものが解消されてすっきりしました。納得!だからジョーは力石を超えたくて挑んでいったのでしょう。
またジョーのボクシングスタイルについて、少年院のケンカボクシングという指摘に気づかされ共感しました。
大人からすれば炎の漫画家島本和彦氏も論外でなく、「我々はホセの時代を生きているのだから平和に健康的に暮らそうよ」というのは正しいのでしょうが、情熱を抱いてしまった少年は違います。矢吹ジョーという少年は10代のかけがいのない数年間をひたすらボクシングに打ち込み、その青春を昇華させたのです。それが「真っ白な灰になる」事だったのだと思います。ここまで苛烈に生きたその生き様が、今もたくさんの人を「あしたのジョー」という作品に惹きつける魅力となっているのでしょう。
※わたしは読んでいて「あしたのジョーの世界」に浸る事ができたので楽しかったです。一読の価値ありです
「あしたのジョー」(ちばてつやの表現の魅力などについて、虫プロ制作のアニメについてなど)/「島本とジョー」/力石とジョー/カーロスとジョー/ホセとジョー/あしたの方程式
サカキバラゴウ氏とのトーク形式で語られているのは、朝森高雄原作、ちばてつやが描いたコミック「あしたのジョー」をベースにしています。わたしはファンの人に怒られそうですが、アニメ「あしたのジョー2」のファンなので、ジョーが金竜飛戦での逆転劇となる際、力石を思い出し「奇妙な友情」という言葉に長いこと不思議な印象を持っていたのですが、それが「生まれて初めてジョーが憧れた存在だったのが力石だった」と語っている島本さんの言葉を読んで、それまで心の中でモヤモヤしていたものが解消されてすっきりしました。納得!だからジョーは力石を超えたくて挑んでいったのでしょう。
またジョーのボクシングスタイルについて、少年院のケンカボクシングという指摘に気づかされ共感しました。
大人からすれば炎の漫画家島本和彦氏も論外でなく、「我々はホセの時代を生きているのだから平和に健康的に暮らそうよ」というのは正しいのでしょうが、情熱を抱いてしまった少年は違います。矢吹ジョーという少年は10代のかけがいのない数年間をひたすらボクシングに打ち込み、その青春を昇華させたのです。それが「真っ白な灰になる」事だったのだと思います。ここまで苛烈に生きたその生き様が、今もたくさんの人を「あしたのジョー」という作品に惹きつける魅力となっているのでしょう。
※わたしは読んでいて「あしたのジョーの世界」に浸る事ができたので楽しかったです。一読の価値ありです
カフェ&バーSUBMIT
あしたのジョー好きで知られる漫画家島本和彦先生が編集者とジョーについて語りまくってる1冊。
1冊丸まるジョーのこと書いてるしなるほどなーと思う点もいっぱいあるのでジョー好きからしたらかなり楽しく読めるとおもいます。
けど・・・1300円は高いんじゃないかなー?読みやすいから1〜2時間で読み終えるしそうそう何度も読み返しそうな内容じゃないし。
まあでも間違いなくジョーを読み返したくなるでしょう!
1冊丸まるジョーのこと書いてるしなるほどなーと思う点もいっぱいあるのでジョー好きからしたらかなり楽しく読めるとおもいます。
けど・・・1300円は高いんじゃないかなー?読みやすいから1〜2時間で読み終えるしそうそう何度も読み返しそうな内容じゃないし。
まあでも間違いなくジョーを読み返したくなるでしょう!
田一(でんいち)
当時小学生だった私“あしたのジョー”はマガジンの連載は読まず、TVアニメでリアルタイムで観て、その後、成人してからモラトリアム精神状態のとき、コミックスで再読し、金字塔的作品レベルと評価しています。私の解釈では、前半で他者との戦いであったものが 最終的に自分自身との戦いに克つレベルにまで到達することが、真っ白に燃え尽きる 他者と戦うレベルの人は、自分自身と戦っている人には勝てない!というものなのですが・・・
この本で、島本和彦氏は ジョーの見据える きのう きょう あした という部分を論点として、本筋を振り返り検証しているものです。“あしたのジョー”という文法的に不完全終止な響き、アニメの予告編に丹下段平のナレーションで“○○するジョーのあしたはどっちだ!”と連呼されていても、悲しいかな私の理解力では、“あした”に着目意識して、読み進むことは、これまでありませんでしたが、そういった見方をすると、本意や主題が、見えてくるのだな・・・と感心させられました。
またよど号ハイジャック犯が“我々はあしたのジョーである”と声明を出しても、学生運動の人たちが、自分たちの象徴として読んでいるという報道 力石徹の葬儀がとり行われたという記録も、なぜスポーツマンガに当時の若者が熱狂していたのかが、いまいちわかりませんでしたが、この“あした”論を読むと なんとなく時代背景や普遍的な世代間対立の構図といったものが、作品意図に盛り込まれているのか・・・などと思ったりします
作品中の白木葉子の存在も、マドンナ役にしては、いまいちノれないナ・・・などと思ってましたが、彼女の役回りについても、この本の解説で、スーッと腑に落ち納得できました。
この解説が、必ず正解というわけではないと思いますが、一読すれば、あなたの“あしたのジョー”感が深くなったり、新たなたのしみにつながると思います。
この本で、島本和彦氏は ジョーの見据える きのう きょう あした という部分を論点として、本筋を振り返り検証しているものです。“あしたのジョー”という文法的に不完全終止な響き、アニメの予告編に丹下段平のナレーションで“○○するジョーのあしたはどっちだ!”と連呼されていても、悲しいかな私の理解力では、“あした”に着目意識して、読み進むことは、これまでありませんでしたが、そういった見方をすると、本意や主題が、見えてくるのだな・・・と感心させられました。
またよど号ハイジャック犯が“我々はあしたのジョーである”と声明を出しても、学生運動の人たちが、自分たちの象徴として読んでいるという報道 力石徹の葬儀がとり行われたという記録も、なぜスポーツマンガに当時の若者が熱狂していたのかが、いまいちわかりませんでしたが、この“あした”論を読むと なんとなく時代背景や普遍的な世代間対立の構図といったものが、作品意図に盛り込まれているのか・・・などと思ったりします
作品中の白木葉子の存在も、マドンナ役にしては、いまいちノれないナ・・・などと思ってましたが、彼女の役回りについても、この本の解説で、スーッと腑に落ち納得できました。
この解説が、必ず正解というわけではないと思いますが、一読すれば、あなたの“あしたのジョー”感が深くなったり、新たなたのしみにつながると思います。
yom_sky
漫画家、島本和彦氏のサイトにて数年前、「あしたのジョー」のストーリー上の謎が、方程式が全て解けた。という日記がアップされていた。ふと気が付いた公式をストーリーに当てはめて見ると、今まで「あしたのジョー」で謎とされている部分、たとえば、なぜジョーは力石にあんなにも対抗心を燃やすのか?逆に力石は無理な減量をしてまでジョーと戦おうとするのか?なぜ肝心な敵にジョーは負けるのか?ホセと戦う意味は?ラストシーンの「真っ白」の意味は?などなど、すべての謎に理由が付くのだという。
しかし、その方程式がどんなものなのかの解説は書かれていなかった。
気になっていた。
そして今日、たまたま入った書店でこの本を見かけた。
「あの方程式の答えがとうとう読める!」
迷わず購入し、一気に通読。
なるほど。
氏よりもさらに遅くジョーに触れた世代である私にとってこの方程式が万人が納得できる方程式であるのかどうか、それは判断でききれないところがある。
しかし、
島本和彦の漫画を直撃で読んできた世代としてみると、この方程式にはとても納得することができた。氏の読解する力石に対するジョーの感情がとてもストレートで簡潔でそして、大いにうなずくところである。
本書は編集者ササキバラ・ゴウ氏とのトーク形式によって書かれているのだが、その全編の言葉から島本氏の「あしたのジョー」への愛情と、この漫画から受けた影響の大きさが伝わってくる。この本が出版されたことをもっとも喜んでいるのは筆者自身に間違いないだろう。
島本氏による、まえがき(7P)、あとがき(5P)マンガもあり。
ジョーは知らないけれど島本和彦のファンという方にも、もちろんオススメできる。
そして、「あしたのジョー」が読みたくなると思う。
しかし、その方程式がどんなものなのかの解説は書かれていなかった。
気になっていた。
そして今日、たまたま入った書店でこの本を見かけた。
「あの方程式の答えがとうとう読める!」
迷わず購入し、一気に通読。
なるほど。
氏よりもさらに遅くジョーに触れた世代である私にとってこの方程式が万人が納得できる方程式であるのかどうか、それは判断でききれないところがある。
しかし、
島本和彦の漫画を直撃で読んできた世代としてみると、この方程式にはとても納得することができた。氏の読解する力石に対するジョーの感情がとてもストレートで簡潔でそして、大いにうなずくところである。
本書は編集者ササキバラ・ゴウ氏とのトーク形式によって書かれているのだが、その全編の言葉から島本氏の「あしたのジョー」への愛情と、この漫画から受けた影響の大きさが伝わってくる。この本が出版されたことをもっとも喜んでいるのは筆者自身に間違いないだろう。
島本氏による、まえがき(7P)、あとがき(5P)マンガもあり。
ジョーは知らないけれど島本和彦のファンという方にも、もちろんオススメできる。
そして、「あしたのジョー」が読みたくなると思う。
スザリーナ・ジョリー
MYフェボライト漫画家・島本和彦の本
という事で読んだ。
今まで、しっくりいってなかったことが
島本の解説で読み解けた。
全ては力石のセリフ「少年院式」に謎が隠されていたのだ!
あまり書くとネタバレになるから控えるが
ジョーにとっての「あした」と、ホセにとっての「あした」が違う物で、
ホセと対戦した時点で
ジョーにとっての「あした」に到達していたという話が一番シックリ来た。
それを踏まえてのタイトル「あしたのジョー」は
これしかないというタイトルである。
「あしたのジョー」を読んだ事のある人には必ず読んでほしい一冊だ。
だが、すまん島本よ!本日1時間程、時間が空いていたので浜松町の本屋で40分で完読しちゃったよ(もちろん立ち読み)
だから買ってない すまん島本よ!
という事で読んだ。
今まで、しっくりいってなかったことが
島本の解説で読み解けた。
全ては力石のセリフ「少年院式」に謎が隠されていたのだ!
あまり書くとネタバレになるから控えるが
ジョーにとっての「あした」と、ホセにとっての「あした」が違う物で、
ホセと対戦した時点で
ジョーにとっての「あした」に到達していたという話が一番シックリ来た。
それを踏まえてのタイトル「あしたのジョー」は
これしかないというタイトルである。
「あしたのジョー」を読んだ事のある人には必ず読んでほしい一冊だ。
だが、すまん島本よ!本日1時間程、時間が空いていたので浜松町の本屋で40分で完読しちゃったよ(もちろん立ち読み)
だから買ってない すまん島本よ!