「ボックス!」を読んだあとに、
著者の他の作品にも魅かれ、手に取りました。
クリスマス・イブを舞台にした短編5作。
そのいずれもに眼が潤むほど感動させられ、
「ボックス!」とは違う作風に驚きを隠せませんでした。
5作のうち1番好きな作品を選ぶなら
「ケーキ」と「魔法の万年筆」で迷うのですが、
より夢とファンタジックな色彩の強い「ケーキ」。
他の4作よりも時間の進むスピードの速さに
なにか隠されているのかと頭の片隅に抱きつつ
読み進めていくと、予想もできないラストが待っていました。
今作が、一番感動で眼を潤ませつつも
笑顔でハッピーな気持ちになれましたのが理由です。
みんなが奇跡を
心のどこかで期待をする”クリスマス・イブ”。
こんな奇跡が我が身にも起きないものかと、
思わず願ってしまいました。が、しかし近くをキョロキョロと
探してみましたが、残念ながら「魔法の万年筆」は落ちていませんでした(苦笑)
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聖夜の贈り物 ハードカバー – 2007/11/22
百田 尚樹
(著)
イブの一夜、五人の女性に起きた五つの奇蹟!
『永遠の0』で全国の読者を感涙の渦に巻き込んだストーリーテラー百田尚樹が贈る、愛をめぐる珠玉のファンタジー短編集!
『永遠の0』で全国の読者を感涙の渦に巻き込んだストーリーテラー百田尚樹が贈る、愛をめぐる珠玉のファンタジー短編集!
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2007/11/22
- ISBN-104778310888
- ISBN-13978-4778310882
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商品の説明
出版社からのコメント
特攻をテーマに感動の大作で登場した著者が、一転五人の女性を主人公にしたファンタジーを書き上げました。
感動間違いなしのハートウォームな短編集です。
感動間違いなしのハートウォームな短編集です。
著者について
昭和三一年大阪生まれ。同志社大学中退。現在、放送作家。
『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送:平成三年度日本民間放送連盟賞最優秀賞)をはじめ多数の番組を構成。
平成一八年八月に刊行された処女作『永遠の0』は全国の読者から感動の声が殺到した。
本書は著者の二作目。
『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送:平成三年度日本民間放送連盟賞最優秀賞)をはじめ多数の番組を構成。
平成一八年八月に刊行された処女作『永遠の0』は全国の読者から感動の声が殺到した。
本書は著者の二作目。
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2007/11/22)
- 発売日 : 2007/11/22
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 204ページ
- ISBN-10 : 4778310888
- ISBN-13 : 978-4778310882
- Amazon 売れ筋ランキング: - 791,278位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 206,009位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうしてコメントを30文字以上入力しなければならないのか、説明して下さい。利用者に文字数を指定するのは、大変失礼です。
2011年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クリスマスじゃなくったって,この話は繰り返し読みたくなる。そして,夢をもらって,元気をもらって,独身女もまたがんばれる!
2010年11月30日に日本でレビュー済み
2010年に「輝く夜に」というタイトルで文庫化された同作品の2007年度のハードカバー版。
百田氏は「読む人へ夢や希望を与えるような本を書く」という信念を持って小説家となった類い希なる作家です。
処女作「永遠の0」の後、次回作として予定していた「ボックス」の前に、どうしても書きたいとの願いで出版したのがこの作品でした。
文庫本との違いは文庫本には巻末に太田出版代表編集者である岡聡氏が書いた巻末の解説「語りの人」がありますが、ハードカバー版には解説がありません。そのかわり各話のはじめに可愛いパステル調のイラストが描かれおり、各話の題名もファンタジー色たっぷりの文字で書かれています。
全200ページ、5作の短編集なのでサクサクと読めます。5人の女性を巡るクリスマスに起こる奇跡の物語。
5話中3話は完全なファンタジーで世にも不思議な物語的な展開ですが、ただの「ありえない不思議話」に終わることなく、読み終わると「小さな希望」や「大丈夫」といった応援が聞こえてきそうで心の傷が癒えていくような感覚があります。
ストーリーは単純明瞭で「最後はこうなるんじゃないかな?」という予測が見事に当てはまるラストには、先読みしやすい安易なストーリー展開ということではなく、読者の「最後はこうなって欲しい」という願いを見事に叶えてくれます。
「そうなって欲しかった…」というラストは、ちょうどシュートが綺麗にゴールに入ったような心地よさです。
本書の主人公は恵まれない、または絶対的な絶望的状況にある女性たちです。
癌が全身転移してクリスマスの夜に命尽きようとしている20代の女性。クリスマスの夜にリストラされ上に、弟の会社は倒産寸前で彼氏のいない34歳の女性。家族そして最愛の婚約者に訪れた突然の死で天涯孤独となり自殺するためにクリスマスの夜を彷徨う女性。人生で唯一の恋だった5年前の恋人を忘れられず30歳のクリスマスを孤独に過ごす女性。派遣社員としての辛い環境の中、死にかけていた野良猫とふたりだけで暮らす女性。
なんでクリスマスの夜にこんなに悲しいことが…という始まりですが、最後には彼女たちは幸福に包まれていきます。
作者の百田氏が登場人物の幸せを通じて、読者へ幸せの希望を届けているかのようです。
「聖夜の贈り物」というタイトルのように、クリスマスへ彼女へとプレゼントしても良いと思います。
今後も百田氏のご活躍には大いに期待しています。
百田氏は「読む人へ夢や希望を与えるような本を書く」という信念を持って小説家となった類い希なる作家です。
処女作「永遠の0」の後、次回作として予定していた「ボックス」の前に、どうしても書きたいとの願いで出版したのがこの作品でした。
文庫本との違いは文庫本には巻末に太田出版代表編集者である岡聡氏が書いた巻末の解説「語りの人」がありますが、ハードカバー版には解説がありません。そのかわり各話のはじめに可愛いパステル調のイラストが描かれおり、各話の題名もファンタジー色たっぷりの文字で書かれています。
全200ページ、5作の短編集なのでサクサクと読めます。5人の女性を巡るクリスマスに起こる奇跡の物語。
5話中3話は完全なファンタジーで世にも不思議な物語的な展開ですが、ただの「ありえない不思議話」に終わることなく、読み終わると「小さな希望」や「大丈夫」といった応援が聞こえてきそうで心の傷が癒えていくような感覚があります。
ストーリーは単純明瞭で「最後はこうなるんじゃないかな?」という予測が見事に当てはまるラストには、先読みしやすい安易なストーリー展開ということではなく、読者の「最後はこうなって欲しい」という願いを見事に叶えてくれます。
「そうなって欲しかった…」というラストは、ちょうどシュートが綺麗にゴールに入ったような心地よさです。
本書の主人公は恵まれない、または絶対的な絶望的状況にある女性たちです。
癌が全身転移してクリスマスの夜に命尽きようとしている20代の女性。クリスマスの夜にリストラされ上に、弟の会社は倒産寸前で彼氏のいない34歳の女性。家族そして最愛の婚約者に訪れた突然の死で天涯孤独となり自殺するためにクリスマスの夜を彷徨う女性。人生で唯一の恋だった5年前の恋人を忘れられず30歳のクリスマスを孤独に過ごす女性。派遣社員としての辛い環境の中、死にかけていた野良猫とふたりだけで暮らす女性。
なんでクリスマスの夜にこんなに悲しいことが…という始まりですが、最後には彼女たちは幸福に包まれていきます。
作者の百田氏が登場人物の幸せを通じて、読者へ幸せの希望を届けているかのようです。
「聖夜の贈り物」というタイトルのように、クリスマスへ彼女へとプレゼントしても良いと思います。
今後も百田氏のご活躍には大いに期待しています。
2010年9月18日に日本でレビュー済み
会社を首になりお金もなくなった恵子。彼女は自分の窮状も顧みず、クリスマスイブの日に
初老のホームレスに食べ物とお金を渡した。そのホームレスは、願いを書くと3回まで願いが
かなうという不思議な鉛筆を恵子に手渡す。はたして、本当に願いはかなうのか?「魔法の
万年筆」を含む5編を収録。
どの話もクリスマスイブの日に起こる奇跡を描いている。不思議な鉛筆がもたらす奇跡。猫が
運んできた奇跡。クリスマスケーキが起こす奇跡。タクシーの中で起こる奇跡。そして、サンタ
クロースの奇跡。どの話もとてもいい話だ。読んでいて心がほのぼのとしてくる。また、涙ぐみ
そうになる心を打つ話もある。「一生懸命生きていれば、必ずステキなできごとにめぐり会う。
だから、決して生きることをあきらめてはいけない。」そんな思いにもさせてくれる。「聖夜の
り物」という宝石箱に入った五つのきらめく宝石たち。読む人すべてに、必ず感動を与えてくれる
作品だと思う。
初老のホームレスに食べ物とお金を渡した。そのホームレスは、願いを書くと3回まで願いが
かなうという不思議な鉛筆を恵子に手渡す。はたして、本当に願いはかなうのか?「魔法の
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どの話もクリスマスイブの日に起こる奇跡を描いている。不思議な鉛筆がもたらす奇跡。猫が
運んできた奇跡。クリスマスケーキが起こす奇跡。タクシーの中で起こる奇跡。そして、サンタ
クロースの奇跡。どの話もとてもいい話だ。読んでいて心がほのぼのとしてくる。また、涙ぐみ
そうになる心を打つ話もある。「一生懸命生きていれば、必ずステキなできごとにめぐり会う。
だから、決して生きることをあきらめてはいけない。」そんな思いにもさせてくれる。「聖夜の
り物」という宝石箱に入った五つのきらめく宝石たち。読む人すべてに、必ず感動を与えてくれる
作品だと思う。
2011年7月18日に日本でレビュー済み
永遠のゼロのあとに購入
いい話です。でも予定調和、できすぎ、登場人物が
出てきた時点で結末が分かる
文体は嫌いじゃないけど、
いい話です。でも予定調和、できすぎ、登場人物が
出てきた時点で結末が分かる
文体は嫌いじゃないけど、
2015年10月22日に日本でレビュー済み
本当にこころあたたまる話でした。
他の方も書いていましたが恋人におくるには最高の本ではないでしょうか。
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