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愚民社会 単行本 – 2011/12/14
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- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2011/12/14
- ISBN-104778312910
- ISBN-13978-4778312916
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登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2011/12/14)
- 発売日 : 2011/12/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4778312910
- ISBN-13 : 978-4778312916
- Amazon 売れ筋ランキング: - 231,773位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 46,481位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1958年生まれ。まんが原作者、批評家。『「捨て子」たちの民俗学』(第五回角川財団学芸賞受賞)などがある。神戸芸術工科大学教授、東京藝術大学大学院兼任講師。芸術工学博士(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 映画式まんが家入門 (ISBN-13: 978-4048685627 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
1959年、宮城県生まれ。
社会学者、評論家。首都大学東京教授。公共政策プラットフォーム研究評議員。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)。『日本の難点』(幻冬舎)、『14歳からの社会学』(世界文化社)、『中学生からの愛の授業』(コアマガジン)『<世界>はそもそもデタラメである』(メディアファクトリー)、『制服少女たちの選択』(朝日文庫)、『終わりなき日常を生きろ』(ちくま文庫)など多数。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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むしろ地域学ってその地域に住んでる住民の民度に左右されるよね、とか、地理学と家族に呪縛されたCLANNADって
だーまえの転向だよね、とか、母親になることをまるで転向小説のように描いた永野のりこを大塚が発掘したのは
必然だよね、とか本文を読みながらニヤニヤできる大塚・宮台のファンである程度自分の見解を持っているヒト向け
ただ、大塚が言うところの土人が行き着くところまで行き着いたらどういう社会が現れるのか、もしかしたらそこは
「近代」にとってはディストピアであっても、「近代以前」にとってはユートピアなのかも知れない。そういうところは
ちょっと気になったです。
正直評論なり対談として読むと評価は辛くなりますが、お二人のどちらかのファンであれば楽しめるかと。
私は楽しめたのでこの評価です。
さすがに「土人」はないと思わされました。「魚の群れ」と形容した方がまだ適当です。「土人」って凄く見下しているということで選民意識が露わになっています。自分の思い通りにならないからと見下す心性が卑しく感じられます。自分の思想が容れられないのは、それが間違っているからかもしれないという考えはないのでしょうか。
まえがきと、2012年の対談 すべての動員に抗して 立ち止まって自分の頭で考えるための「災害下の思考」およびあとがきにかえてを読んでみた。
2003年(歴史を忘却する装置としての象徴天皇制)および2004年(アイロニカルな構造自体を示したい)の対談も納められています。
宮台さんの本は何冊か読んでいますが、大塚さんの本は残念ながらまだ読んだ事がありません。
宮台さんの最近の主張
任せてブー垂れる(文句を垂れる)作法から引き受けて考える作法へ
空気に縛られる作法から知識を尊重する作法へ
行政に従い褒美を貰う作法から善いことをして儲ける作法へ
そしてエリート主義でしょうか。
そしてこれはネイションステイト規模では不可能だが、基礎自治体規模(市町村)では可能だろうと。
大塚さん的には「土人の国」宮台さん的には「田吾作の国」が現在の日本(過去も?)だという見方はあながち間違ってはいないように思えます。
大塚さんは民俗学的(柳田を全面に出します、公民の民俗学)、宮台さんは社会学的な解析をしますが、なぜか昔のフィールドワーク(テレクラや少女援助交際)から考察しているようにも見えます。さらに宮台さんが住む、世田谷から変革を起こしたい様です。(ただ、3.11原発震災では宮台家は他人のお子さんも一緒に疎開したけど、他のママ友は自分の子供だけを避難させた書いている)
また、麻布OBの経産官僚が何をどう考えているのか麻布OBの僕には手に取るように分かると宮台さんは書く。そして原子力行政をめぐるペテンやインチキを絶対に粉砕したいと。(以前、たしか「日本の難点」で多くの利他的な麻布OB官僚がいることを書いてはいましたが)
かってのエリートは、非エリートを「愚民視」するどころか、非エリートに恩義を感じた。by宮台
柳田が考えていた理想は、エリート階級の構築ではなく、共同体の中での上位グループの実践的教育による近代化の達成。by大塚
本書は宮台真司や大塚英志の言説が大好きな人のための娯楽書です。
ごく少数の優れた弟子を啓蒙することで、日本の将来に希望が持てる
かのように、あえてふるまう宮台真司に対して、あえて悲観的にふる
まう大塚英志がツッコミを入れまくるという対談を、ある種の漫才と
して楽しめる人には、うってつけの本です。
そうではなく、ベタに没入して本書を読んでしまうと、宮台真司は何
を根拠にこんなに希望に満ちているのか、単に娘のいる結婚生活の幸
せをかみしめているだけじゃないのか、むしろ物語を方法論に切り下
げる大塚英志の絶望の方が、あえてする○○としては説得力があるん
じゃないのか、などなど、余計なことをいろいろと考えてしまいます。
漫才として読めば、とてもよくできています。
そのオマケとして、あくまで単なるオマケとしてですが、宮台真司が
天皇主義に転向した理由や、彼の最近の問題意識など、僕のような宮台
フォロアーにとっては聞き飽きた話をまとめて読むことができます。
読後感はあまり良くないです。というのは、本書を読むような人間を
宮台真司も大塚英志も評価しないし、何も期待しないからです。
別に宮台真司や大塚英志に「あなたは愚民ではない」という承認なんて
求めていないよ、と思いながら楽しみましょう。
宮台氏は自身がレギュラー出演しているラジオ番組で、「愚民社会」を「簡単に言うと(※これは宮台氏が良く使う、トリックフレーズであるので注意を要する)、依存体質の表れであって、それが3.11後の原発事故で現われた」と言っている。
■構成
まえがき
何もしない大塚英志と、何かをする宮台真司の差異が、さして意味を持たない理由 宮台真司(5p)
2011年 1 すべての動員に抗して
――立ち止まって自分の頭で考えるための『災害下の思考』(25p、2011年、語り下ろし)
2003年 2 歴史を忘却する装置としての象徴天皇制(167p、初出:2003年、『新現実vol.2』)
2005年 3 アイロニカルな構造自体を示したい(221p、初出:2004年、『 新現実vol.3 』)
「あとがき」にかえて
もう一度だけ「 公民の民俗学 」(※柳田國男)について 大塚英志(293p)
■評価
上三つの対談の関連性は、一切明らかにされていない。残り二つの既出の対談は、「愚民」をテーマにしたものではないことは、タイトルを見れば一目瞭然であるし、第2・3章は、『 援交から天皇へ 』や憲法学者奥平康弘氏との『 憲法対論 』がベースになっている。大塚氏との3.11対談に併せて、「愚民」というキーワードに引っ掛かりそうな昔の対談を引っ張りだしてきただけにしか思えない。第一章についても、宮台氏の『 終わりなき日常を生きろ 』がほぼそのまま節題になっているくらいである。よって、宮台氏主導の企画と考えてよく、本稿では宮台氏に焦点を絞る。いくつか引用したい。
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多数派政治よりも大切な民主主義の本質は、…1「〈任せて文句を垂れる社会〉から〈引き受けて考える社会〉へ」、2「〈空気に縛られる社会〉から〈知識を尊重する社会〉である」、3「〈行政に従って褒美を貰う社会〉から〈善いことをする社会〉へ」です。/(国民が何を意思できるという)民度がそもそも疑わしいのです。(37p/285p)
たいそうなことじゃなく、「ふざけたヤツを見ると腹が立つ」ということです。……(省の主要官僚である)麻布OBの経産官僚が何をどう考えているのかが麻布OBの僕には手に取るように分かる。…動機には近親憎悪が含まれます。麻布OBに限らず、似た「愚民視」を、至るところで感じる昨今です。例えば低線量内部被曝による…(132p)
アリストテレスの教養もないインチキエリートが、「家族のため」という言い草で合理性を欠いた戦争や原発を合理化するのが、日本という国です。/三島(由紀夫)一つとっても、…アイロニーとは構造的にどんな表現なのかを理解する初学者レベルの学力が、今は共有されていない。(146p/238p)
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1章だけでも突っ込みどころがあまりに多すぎてうんざりするので、2点だけ。
[1]>結局「昨日までは皆が天皇主義だといっていたから自分も天皇主義者、今日からは皆が民主主義と言っているから自分も民主主義者」というだけです。
そんなことは40年も前に、かの山本七平が名著『 空気の研究 』で詳細に論じている。それくらい、”愚民”でない〈教養〉ある宮台氏は知っているはずである(1章だけで184ものウィキペディア程度の脚注を降っているにも関わらず、こういう肝心な箇所に限って脚注がない)。
[2]宮台氏が批判する「低投票率=愚民社会」で、3章でバカ扱いしている左翼政党の副幹事長が、「無党派候補」と偽装して地方政治経験ゼロにも関わらず首長になってしまったのが、自身がブレーンだと実践をアピールする東京世田谷区である(54p・106p)。この矛盾をどう説明するのだろう?彼は民主主義の理念なき多数派政治を「糞食らえ」だというが、 「みんなの意見」は案外正しい ことが、宮台氏が「訓練を受けた」統計学では知られている。
総評。サブカルだの 自然エネルギーと共同体自治 だのジョブスだのTPPだの、横道に逸れまくりで読むのに非常に疲れる本書を読むくらいなら、宮台氏の師である小室直樹氏の『 日本いまだ近代国家に非ず―国民のための法と政治と民主主義― 』を読まれることを強く推奨します。「何もしない大塚英志と、何かをする宮台真司の差異」なんて、よほどの宮台フリークでない限り、全くどうでもいい(「愚民」の対象と意味は、官僚と国民の両方を別々に指していると読み取れる)。自らの社会的使命についての自覚について、宮台氏は師の足元にも及ばない。宮台氏はかつて『 絶望から出発しよう 』と言ったことがある。158p「日本は終わりです」?勝手に絶望してろ!
弟子たちはだめですね。
いいのは折口さんくらいですかね、
と偉いひとが昔言っていた。
確かに柳田や折口の文章は
俺にも理解できるのだが
宮台さんや大塚さんの
文章は2、3割しか理解できない。