12年振りに文庫と電書で復刊です。
改題していて新タイトルは『物語を美味しく読み解く フード理論とステレオタイプ50』。
旧タイトル『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』を改題して文庫と電書になっています。内容は単行本と同じで、再度校正済み。イラストは1ページ大で全52カット収録。文庫本と電書が同時発売です。
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ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50 単行本 – 2012/4/12
◆福田里香が唱える話題沸騰の「フード理論」、ついに書籍化! オノ・ナツメの小粋なイラスト50点以上収録。 ◆マンガやアニメ、映画、ドラマ、CMなど、古今東西のさまざまな「画像」には、よく似たフード表現=「ステレオタイプフード」がたびたび登場する。そこには一定の法則のようなものが存在し、込められた意味がある。 そんな「ステレオタイプフード」の隠れた真相と意味を、お菓子研究家・福田里香が楽しく明快に解説してくれる、含蓄たっぷりのエッセイ集! ・なぜ、賄賂は、菓子折りの中に忍ばせるのか? ・なぜ、絶世の美女は、何も食べないのか? ・なぜ、カーチェイスではね飛ばされるのは、いつも果物屋なのか? ・なぜ、末期の水は、いつも間に合わないのか? ・なぜ、焚き火を囲んで、酒を回し飲みしたら、仲間なのか? ・なぜ、逃走劇は厨房を駆け抜けるのか? …………答えはすべてこの本の中にあります。 ◆ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオパーソナリティ)激賞!! <ひとたび「フード理論」を知ってしまった者は、古今東西のありとあらゆる作品を、その視点から改めて味わい尽くさずにはいられなくなるだろう――なぜならこれは、人間の本能に直結する、実は最も根源的な「ものがたり」技術の話でもあるからだ。つまり、画期的かつ普遍的。「必読!」ってこういうときに使うんだと思う。>
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2012/4/12
- ISBN-104778313135
- ISBN-13978-4778313135
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商品の説明
著者について
福岡生まれ。武蔵野美術大学卒。お菓子が専門の料理研究家。雑誌や書籍を中心に活躍し、オリジナリティ溢れる菓子レシピが人気。著書にレシピ&評論本『まんがキッチン』(アスペクト)、『フレーバーウォーター』(文化出版局)、『カクテル ア ラ モード』(白夜書房)などがある。本書は著者のはじめての本格的エッセイ集である。
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2012/4/12)
- 発売日 : 2012/4/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 352ページ
- ISBN-10 : 4778313135
- ISBN-13 : 978-4778313135
- Amazon 売れ筋ランキング: - 82,544位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23,102位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
某ウィークエンドシャッフルにおけるフード理論が非常に興味深かったので購入させて頂きました。
ラジオでの福田先生のフード理論解説が応用だとすればこちらの著書の内容は基本編的な内容に
なっており、どちらかというとあまり映画やフィクション作品を見慣れていない人向けの著書だなと感じました。
具体的な作品名を挙げた上で作中の「あのフードはこういう意図を表してたんだよ」と
いうものを解説するようなものではなく、あくまで福田先生が「私はこう読み解いた」という
観念的に考えているフード演出の羅列、ラジオの音源を何回も聞いてしまっているような方には
「いや、その発想には行き付いてるよ…」と思いたくなるような初歩的なレベルに留まっているので、
「有名なあの映画のあのフード、何を表してたの?」という疑問を晴らしたいと考えている方、
もっとディープなところまで突っ込んだ具体的かつ重厚な内容を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
ただ映画のシナリオの仕組みやら演出の意図を考えながら鑑賞している中級者も侮るなかれ、
初心者向けだけに非常に丁寧に解説をしているので、改めてフード三原則
・善人(味方)は美味しそうに口を開けてフードを食べる
・正体不明者はフードを食べない
・悪人(敵)はフードを粗末に扱う
を再確認する上でも決して読んで損をするものではないと思います。初心者は「あの演出にそんな意図が!」と
新たな視点を得てより興味深く映画を見ることが出来るようになると思いますし、中級者も改めて自分の中で
「フード理論とは?」をという確認作業をすることで、より深く物語に思いを馳せられる著書になっていると思います。
ラジオでの福田先生のフード理論解説が応用だとすればこちらの著書の内容は基本編的な内容に
なっており、どちらかというとあまり映画やフィクション作品を見慣れていない人向けの著書だなと感じました。
具体的な作品名を挙げた上で作中の「あのフードはこういう意図を表してたんだよ」と
いうものを解説するようなものではなく、あくまで福田先生が「私はこう読み解いた」という
観念的に考えているフード演出の羅列、ラジオの音源を何回も聞いてしまっているような方には
「いや、その発想には行き付いてるよ…」と思いたくなるような初歩的なレベルに留まっているので、
「有名なあの映画のあのフード、何を表してたの?」という疑問を晴らしたいと考えている方、
もっとディープなところまで突っ込んだ具体的かつ重厚な内容を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
ただ映画のシナリオの仕組みやら演出の意図を考えながら鑑賞している中級者も侮るなかれ、
初心者向けだけに非常に丁寧に解説をしているので、改めてフード三原則
・善人(味方)は美味しそうに口を開けてフードを食べる
・正体不明者はフードを食べない
・悪人(敵)はフードを粗末に扱う
を再確認する上でも決して読んで損をするものではないと思います。初心者は「あの演出にそんな意図が!」と
新たな視点を得てより興味深く映画を見ることが出来るようになると思いますし、中級者も改めて自分の中で
「フード理論とは?」をという確認作業をすることで、より深く物語に思いを馳せられる著書になっていると思います。
2018年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前々からフード理論は知っていましたがしっかりと読み解きたく購入。
それぞれの項目で腑に落ちる。
お、腑に落ちるもフード表現。といろいろなワードにフード理論的に考えられるようになる一冊。
食が合わらすのはその人の心でもあるという基礎理論から様々シチュエーションを解説。
それぞれの項目で腑に落ちる。
お、腑に落ちるもフード表現。といろいろなワードにフード理論的に考えられるようになる一冊。
食が合わらすのはその人の心でもあるという基礎理論から様々シチュエーションを解説。
2024年1月14日に日本でレビュー済み
食事、食べ物をテーマにした描かれ方にはセオリーがある、という発見はとても楽しいし、それらがまとめられているなら、読んでみたいと思って、手にいれてみた。でも期待した内容ではなく、通り一遍の表現だけがつらつらと書かれるだけででさらりと流されている。この書籍をきっかけに、あらためて何か本に出会えるかと思ったが、そうしたきっかけにはらななかった。江戸時代の商人と高官の賄賂のやりとりで、会話まで書いてあるのにな・・・。
2014年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年明けのテレビで「進撃の巨人」の作者のひとが影響されたと言っていたので、「フード理論」に興味を持った。この本にネタがある。なにかの映画とかドラマで見たようなシーンを挙げて、フードから読みといていく理論。50章くらいあって、いっぱい載ってるオノナツメのイラストが素晴らしい。「ふたり並んで、食べ物を分け合ったら、それは親友の証」とか「カーチェイスで、はね飛ばされるのは、いつも果物屋」とか「 煙草を手放さないひとは、心に秘密を抱える傍観者だ」とか、確かにあるある! 人物像や人間関係を描くのに食べ物が有効という理論に納得。
2012年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の知識の羅列。
表現も非常に陳腐。
「あるある」系ならばもっと表現仕様があったのでは。
物語における、食べ物に興味がある者としては残念。
表現も非常に陳腐。
「あるある」系ならばもっと表現仕様があったのでは。
物語における、食べ物に興味がある者としては残念。
2012年4月13日に日本でレビュー済み
ネット連載の時から読んでましたが
まとめて読むと、とても興味深いエッセイでした。
前から自分の中で漠然と、「飲食のシーンをキチンと描く作品・作家は面白い」という概念があったんですが
どうしてそう感じていたのか、福田さんは面白く、でもわかりやすい着眼点で切り込んでます。
飲食のシーンなんてあって当たり前でしょ?とあなどるなかれ。
最近の映画(特に邦画)はそういう基本をハズしてくる作品が多く
そのくせ遠回りな表現が多すぎていちいちまわりくどい。
飲食のシーンが全くない映画すらある。信じられない。
ステレオタイプってのは往々にして表現が的確なものです。
中村明日美子、羽海野チカ等
食べ物・飲み物を効果的な小道具として出してくる作家の名前も出てきたりして、マンガ好きにはうれしい限り。
エッセイなので文章も堅苦しくなく、
ウィットに富んだオノナツメの挿絵も入っていてクスっと笑える要素もあり、
サラリと読めてしまうお手軽感。
エンターテイメントにおける「食」の役割に興味のある方は是非。
入り口にはもってこいの本だと思います。
まとめて読むと、とても興味深いエッセイでした。
前から自分の中で漠然と、「飲食のシーンをキチンと描く作品・作家は面白い」という概念があったんですが
どうしてそう感じていたのか、福田さんは面白く、でもわかりやすい着眼点で切り込んでます。
飲食のシーンなんてあって当たり前でしょ?とあなどるなかれ。
最近の映画(特に邦画)はそういう基本をハズしてくる作品が多く
そのくせ遠回りな表現が多すぎていちいちまわりくどい。
飲食のシーンが全くない映画すらある。信じられない。
ステレオタイプってのは往々にして表現が的確なものです。
中村明日美子、羽海野チカ等
食べ物・飲み物を効果的な小道具として出してくる作家の名前も出てきたりして、マンガ好きにはうれしい限り。
エッセイなので文章も堅苦しくなく、
ウィットに富んだオノナツメの挿絵も入っていてクスっと笑える要素もあり、
サラリと読めてしまうお手軽感。
エンターテイメントにおける「食」の役割に興味のある方は是非。
入り口にはもってこいの本だと思います。
2019年7月2日に日本でレビュー済み
内容は期待通りのものでしたので概ね満足です。
個人的に本書で最も気になった部分は、本文のフォントが漢字とひらがなで統一されていない点です。
はっきりいってものすごく読みづらい。これはもちろん著者の文章が読みづらいという意味ではなく、文字のビジュアルとして読みづらいという意味です。
引きで見たときに文字の列がデコボコで、まるでノイズがかかっているようで美しくありません。
意図的にだとしたらどういうセンスしてるんだろうと思うし、意図せずそうなってるんだとしたら出版前に気付かない編集者ちょっとどうなの?という気持ちです。
文体を全てゴシック体で揃えるか明朝体で揃えるか、どちらかにして欲しかったです。
個人的に本書で最も気になった部分は、本文のフォントが漢字とひらがなで統一されていない点です。
はっきりいってものすごく読みづらい。これはもちろん著者の文章が読みづらいという意味ではなく、文字のビジュアルとして読みづらいという意味です。
引きで見たときに文字の列がデコボコで、まるでノイズがかかっているようで美しくありません。
意図的にだとしたらどういうセンスしてるんだろうと思うし、意図せずそうなってるんだとしたら出版前に気付かない編集者ちょっとどうなの?という気持ちです。
文体を全てゴシック体で揃えるか明朝体で揃えるか、どちらかにして欲しかったです。