今、また、ブームになっているクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。
実は、これはフレディ・マーキュリーが「偽りの自分」に別れを告げて「本当の自分」を受け入れた際に自分自身に向けたセンセーショナルな宣誓曲だったのではないかともいわれています。
『ヌルラン』は、悩める元人気ブロガーのレミとその守護霊でゲイのイルカ「ヌルラン」による抱腹絶倒、唯一無比の物語ですが、レミが「偽りの自分」に別れを告げて最後は「本当の自分」を受け入れるという展開は、まさにレミの「スピリチュアル・ラプソディ」なのかも。
この本のストーリーにはなめ子さんの実体験が大いに関係しているということなので、なめ子さんの「スピリチュアル・ラプソディ」といってもいいのかもしれません。
日々、ダジャ霊性の向上を目指している私が小説の中で特に印象に残った言葉は・・・「人生は、浄化と汚染の繰り返し。アセンションとオセンションです。」
ある意味「偽りの自分」という幻想に縛られて身動きできない状態が「オセンション」で、それに気がつき「本当の自分」を受け入れた状態に昇華した瞬間が「アセンション」ともいえそうです。
NHK Eテレで人気沸騰中の新感覚トークバラエティ番組「ねほりんぱほりん」では、これまで「偽装キラキラ女子」「ハイスペ婚の女」「腐女子」「喪女」などのセンセーショナルなテーマをゾクゾクするほど続々と放映しています。
ぜひ、元号も変わる新たな時代のテーマに「アセンション&オセンション女子」もと思わずにはいられません。
今この本を読み終えてつくづく思うことは・・・「わたしの守護霊イルカはどこにいるか?」(笑)
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ヌルラン 単行本 – 2018/10/12
辛酸 なめ子
(著)
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この世はもうあの世。悩めるインスタグラマーのレミと、その守護霊でゲイのイルカ、ヌルランによる抱腹絶倒、唯一無比の物語。著者畢生の書き下ろし!
非常に真面目、どこまで本気か分からない、それが滅茶苦茶おもしろい! 辛酸ワールドは小説になってさらに濃厚です。
都会のお洒落な闇へ飲み込まれていきそうなレミを救う、守護霊イルカ、ヌルランのクレバーなこと! 「首から上で考えてばかりだから顔にしわができるんだよ。意識がいつも顔にあるから」、名言です。新しい商品が次から次へと生まれて消費されていくこの世界で、このイルカはちょうど彼の泳ぎ方のようにスマートなサバイバル・スキルを教えてくれます。自然に語られる死生観、死後の世界の美しさもすっと心に入ってきます。とても面白かった! (綿矢りさ)
非常に真面目、どこまで本気か分からない、それが滅茶苦茶おもしろい! 辛酸ワールドは小説になってさらに濃厚です。
都会のお洒落な闇へ飲み込まれていきそうなレミを救う、守護霊イルカ、ヌルランのクレバーなこと! 「首から上で考えてばかりだから顔にしわができるんだよ。意識がいつも顔にあるから」、名言です。新しい商品が次から次へと生まれて消費されていくこの世界で、このイルカはちょうど彼の泳ぎ方のようにスマートなサバイバル・スキルを教えてくれます。自然に語られる死生観、死後の世界の美しさもすっと心に入ってきます。とても面白かった! (綿矢りさ)
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2018/10/12
- ISBN-104778316517
- ISBN-13978-4778316518
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出版社より
ヌルラン 人物相関図
ヌルラン
レミについているイルカの守護霊。レミがスピリチュアル系のイベントに参加したことで存在が発覚。享楽的で快楽主義。
レミ
主人公。人気ブロガーとして華やかな日々を送っていたが、インスタグラムの流行に乗り遅れ、最近は仕事が減りつつある。落ち込むと、ネガティブな妄想に浸りがち。物心ついた時から、何かに問いかけると心の声が返ってきていた。
商品の説明
著者について
1974年東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家・コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。著書は『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『ヨコモレ通信』(文藝春秋)、『女子校育ち』(筑摩書房)、『霊道紀行』(KADOKAWA)、『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)、『おしゃ修行』(双葉社)、『魂活道場』(学研)、『辛酸なめ子の世界恋愛文学全集』(祥伝社)、『大人のコミュニケーション術 渡る世間は罠だらけ』 (光文社) など多数。小説では『男性不信』(太田出版)などが既刊。
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2018/10/12)
- 発売日 : 2018/10/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4778316517
- ISBN-13 : 978-4778316518
- Amazon 売れ筋ランキング: - 562,754位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 151,063位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
5 星
SNS社会を華麗に泳ぐイルカ
タイトルの『ヌルラン』は、辛酸さんのエッセーやブログで幾度となく登場する、辛酸さん自身の守護霊のイルカの名前です。スピリチュアル系には疎い私ですが、オシャレが好きな女子力高めのゲイのイルカ……というなかなかポップな特長を持ちながら、高尚なアドバイスをくれる「ヌルラン」はなんだか心惹かれる存在でした。そんなヌルランが、なんと小説デビュー!表紙もキュートにきらめくヌルラン。ときめきます。物語の中では“レミ”というアラサー女子の守護霊としてヌルランが登場します。単行本の帯には「悩めるインスタグラマーのレミ」と書かれていますが、正しくは、今をときめくインスタグラマーのエレナに嫉妬している“元人気ブロガー”がレミ。他にもYouTuberの男子も出てきたりと、SNS時代の“今”が辛酸さんならではの鋭い視点で描かれていきます。小説なのですが、辛酸さんのエッセーを読んでいるかのよう心地よさが続きます。と、安心しきっていたら、後半に訪れる予想外の展開に思いがけずそわそわドキドキ。悶々としていたレミが解き放たれていくさまは、まさにカタルシス!SNS社会に溢れる華やかさへの憧れ、承認欲、嫉妬、そして何より虚無感の正体を、ヌルランというガイドによりちょっと違う角度から俯瞰することで気づかせてくれる良作だと思います。現代社会、SNS社会に迷える人々におすすめです。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2019年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シュールさと可愛さが絶妙な塩梅で混じり合っていて思わず口に出したくなる響き。
イルカのヌルランが、承認欲求に振り回される現代人を具現化したかのような主人公レミを優しくフラットな目線で見守ってくれます。
二人の最後のシーンは爆笑と温かさと切なさが一度に襲ってくる新感覚でした。
辛酸なめ子先生の言語センスに脱帽。
少し残念だったのはヌルランの導きが思っていたより少なかったこと。
プ○キュアの妖精ばりに熱くしつこくお節介を焼いてくれるのかと想像していましたが、ヌルランは控えめなイルカでした…。
高尚だけど適度に俗っぽく、上から目線でも説教臭くもないヌルランの言葉をもっと聞きたかったです。
イルカのヌルランが、承認欲求に振り回される現代人を具現化したかのような主人公レミを優しくフラットな目線で見守ってくれます。
二人の最後のシーンは爆笑と温かさと切なさが一度に襲ってくる新感覚でした。
辛酸なめ子先生の言語センスに脱帽。
少し残念だったのはヌルランの導きが思っていたより少なかったこと。
プ○キュアの妖精ばりに熱くしつこくお節介を焼いてくれるのかと想像していましたが、ヌルランは控えめなイルカでした…。
高尚だけど適度に俗っぽく、上から目線でも説教臭くもないヌルランの言葉をもっと聞きたかったです。
2019年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サクッと読めて
面白かったです!
続編も期待君
面白かったです!
続編も期待君
2020年2月16日に日本でレビュー済み
なめ子さんの小説を始めて購読。
スビに関して言いたい事が、エッセイよりリアルでした。
とっても面白かった!
スビに関して言いたい事が、エッセイよりリアルでした。
とっても面白かった!
2020年10月21日に日本でレビュー済み
平易ななめ子節で流れるように進むストーリー。
小説家でない人が小説に手を出したときにありがちな、気負いや気取りがなくて読みやすいです。
現代社会の病理に切り込みつつ、自虐ギャグを散りばめながら、かつヌルランに癒される、なめ子ファンにはたまりません。
スピリチュアルについては幅広く基本を網羅、絶好のガイドブックになっています。
ここまで書ききれたなめ子女史は、すでに相当波動が高くなっていらっしゃると感じました…
小説家でない人が小説に手を出したときにありがちな、気負いや気取りがなくて読みやすいです。
現代社会の病理に切り込みつつ、自虐ギャグを散りばめながら、かつヌルランに癒される、なめ子ファンにはたまりません。
スピリチュアルについては幅広く基本を網羅、絶好のガイドブックになっています。
ここまで書ききれたなめ子女史は、すでに相当波動が高くなっていらっしゃると感じました…
2018年10月30日に日本でレビュー済み
イルカのスピリットに興味があり、読んでみようか迷っていましたが、本屋さんでさっと目を通してみると、
面白そうな内容だったので購入しました。
電車で読みましたが、何回も笑ってしまう箇所があり、面白かったです。最初は面白いなと笑いながら読んでいましたが、途中からいくつも自分にも心当たりある闇の描写があり、ドキッとしました。
最後は全く予想のつかない展開になっていきましたが、とても奥深いメッセージ性を私は感じました。
スピリチャル大好きの私は、綺麗事ばかりの内容に惹かれがちですが、逆に闇をこれだけ上手に描写してくれる内容もとても大事だと思いました。作者の方とても純粋な方なのだな、と思います。
子供は天使にも悪魔にもなるように、本当に純粋な人は、普段から偽善者をやってしまいがちな私と違い、
両方をきちんと表現出来るのだなと感じました。
私達が普段、どのように闇に迷い込んでしまうのか、客観的に把握出来る物語だと思います。
スピリチャル好きの方にも、そうでない方にも色々な気づきにつながる内容だと思いました。
面白そうな内容だったので購入しました。
電車で読みましたが、何回も笑ってしまう箇所があり、面白かったです。最初は面白いなと笑いながら読んでいましたが、途中からいくつも自分にも心当たりある闇の描写があり、ドキッとしました。
最後は全く予想のつかない展開になっていきましたが、とても奥深いメッセージ性を私は感じました。
スピリチャル大好きの私は、綺麗事ばかりの内容に惹かれがちですが、逆に闇をこれだけ上手に描写してくれる内容もとても大事だと思いました。作者の方とても純粋な方なのだな、と思います。
子供は天使にも悪魔にもなるように、本当に純粋な人は、普段から偽善者をやってしまいがちな私と違い、
両方をきちんと表現出来るのだなと感じました。
私達が普段、どのように闇に迷い込んでしまうのか、客観的に把握出来る物語だと思います。
スピリチャル好きの方にも、そうでない方にも色々な気づきにつながる内容だと思いました。
2018年10月22日に日本でレビュー済み
タイトルの『ヌルラン』は、辛酸さんのエッセーやブログで幾度となく登場する、辛酸さん自身の守護霊のイルカの名前です。スピリチュアル系には疎い私ですが、オシャレが好きな女子力高めのゲイのイルカ……というなかなかポップな特長を持ちながら、高尚なアドバイスをくれる「ヌルラン」はなんだか心惹かれる存在でした。そんなヌルランが、なんと小説デビュー!表紙もキュートにきらめくヌルラン。ときめきます。
物語の中では“レミ”というアラサー女子の守護霊としてヌルランが登場します。単行本の帯には「悩めるインスタグラマーのレミ」と書かれていますが、正しくは、今をときめくインスタグラマーのエレナに嫉妬している“元人気ブロガー”がレミ。他にもYouTuberの男子も出てきたりと、SNS時代の“今”が辛酸さんならではの鋭い視点で描かれていきます。小説なのですが、辛酸さんのエッセーを読んでいるかのよう心地よさが続きます。と、安心しきっていたら、後半に訪れる予想外の展開に思いがけずそわそわドキドキ。悶々としていたレミが解き放たれていくさまは、まさにカタルシス!
SNS社会に溢れる華やかさへの憧れ、承認欲、嫉妬、そして何より虚無感の正体を、ヌルランというガイドによりちょっと違う角度から俯瞰することで気づかせてくれる良作だと思います。現代社会、SNS社会に迷える人々におすすめです。
物語の中では“レミ”というアラサー女子の守護霊としてヌルランが登場します。単行本の帯には「悩めるインスタグラマーのレミ」と書かれていますが、正しくは、今をときめくインスタグラマーのエレナに嫉妬している“元人気ブロガー”がレミ。他にもYouTuberの男子も出てきたりと、SNS時代の“今”が辛酸さんならではの鋭い視点で描かれていきます。小説なのですが、辛酸さんのエッセーを読んでいるかのよう心地よさが続きます。と、安心しきっていたら、後半に訪れる予想外の展開に思いがけずそわそわドキドキ。悶々としていたレミが解き放たれていくさまは、まさにカタルシス!
SNS社会に溢れる華やかさへの憧れ、承認欲、嫉妬、そして何より虚無感の正体を、ヌルランというガイドによりちょっと違う角度から俯瞰することで気づかせてくれる良作だと思います。現代社会、SNS社会に迷える人々におすすめです。
タイトルの『ヌルラン』は、辛酸さんのエッセーやブログで幾度となく登場する、辛酸さん自身の守護霊のイルカの名前です。スピリチュアル系には疎い私ですが、オシャレが好きな女子力高めのゲイのイルカ……というなかなかポップな特長を持ちながら、高尚なアドバイスをくれる「ヌルラン」はなんだか心惹かれる存在でした。そんなヌルランが、なんと小説デビュー!表紙もキュートにきらめくヌルラン。ときめきます。
物語の中では“レミ”というアラサー女子の守護霊としてヌルランが登場します。単行本の帯には「悩めるインスタグラマーのレミ」と書かれていますが、正しくは、今をときめくインスタグラマーのエレナに嫉妬している“元人気ブロガー”がレミ。他にもYouTuberの男子も出てきたりと、SNS時代の“今”が辛酸さんならではの鋭い視点で描かれていきます。小説なのですが、辛酸さんのエッセーを読んでいるかのよう心地よさが続きます。と、安心しきっていたら、後半に訪れる予想外の展開に思いがけずそわそわドキドキ。悶々としていたレミが解き放たれていくさまは、まさにカタルシス!
SNS社会に溢れる華やかさへの憧れ、承認欲、嫉妬、そして何より虚無感の正体を、ヌルランというガイドによりちょっと違う角度から俯瞰することで気づかせてくれる良作だと思います。現代社会、SNS社会に迷える人々におすすめです。
物語の中では“レミ”というアラサー女子の守護霊としてヌルランが登場します。単行本の帯には「悩めるインスタグラマーのレミ」と書かれていますが、正しくは、今をときめくインスタグラマーのエレナに嫉妬している“元人気ブロガー”がレミ。他にもYouTuberの男子も出てきたりと、SNS時代の“今”が辛酸さんならではの鋭い視点で描かれていきます。小説なのですが、辛酸さんのエッセーを読んでいるかのよう心地よさが続きます。と、安心しきっていたら、後半に訪れる予想外の展開に思いがけずそわそわドキドキ。悶々としていたレミが解き放たれていくさまは、まさにカタルシス!
SNS社会に溢れる華やかさへの憧れ、承認欲、嫉妬、そして何より虚無感の正体を、ヌルランというガイドによりちょっと違う角度から俯瞰することで気づかせてくれる良作だと思います。現代社会、SNS社会に迷える人々におすすめです。
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