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ひらひら 国芳一門浮世譚 コミック – 2011/11/29
岡田屋 鉄蔵
(著)
「めェが捨てた命、この国芳が拾おう」
田坂伝八郎は、ひょんなことから浮世絵師・歌川国芳の弟子となる。門下の絵師として頭角を現して伝八には、国芳に言えない過去があった――。
岡田屋鉄蔵の描く江戸娯楽時代劇、ここに開幕ッ!!
田坂伝八郎は、ひょんなことから浮世絵師・歌川国芳の弟子となる。門下の絵師として頭角を現して伝八には、国芳に言えない過去があった――。
岡田屋鉄蔵の描く江戸娯楽時代劇、ここに開幕ッ!!
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2011/11/29
- ISBN-104778321545
- ISBN-13978-4778321543
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登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2011/11/29)
- 発売日 : 2011/11/29
- 言語 : 日本語
- コミック : 184ページ
- ISBN-10 : 4778321545
- ISBN-13 : 978-4778321543
- Amazon 売れ筋ランキング: - 156,228位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
5 星
猫と弟子を愛した江戸っ子の物語。老若男女問わず超お勧め!!
春は名のみの月の宵。川に身を投げし浪人者、田坂伝八郎は彼を救った男に新たな名と生を与えられた。その名は伝八、その生は浮世絵師。剣士の宿命、武士の宿業…まとわりつくそれらから、様々な事件を通じ自由になってゆくまでの物語。…なんですが、実のところ伝八は狂言廻しなんですね。普段は猫と戯れているけれど、火事ともなれば一番乗りの江戸っ子で弟子達の面倒見も良い浮世絵の師匠。(13回忌に彼を慕う弟子・孫弟子達が70余名も集まったほど!)そう、この作品の真の主役は歌川国芳(くによし)なのです。後書きの「この暖かく面白い絵を描くのは一体どんな人なのか、それが国芳師匠を描くきっかけでした。調べる程に惹かれ知る程に好きになる。弟子達に愛され慕われた師匠、その魅力的な人となりを本書で少しでも感じて頂ければ幸いです。」が全てを物語っています。パトロンである梅の屋の旦那(有能すぎる!)や内弟子の米次郎(のちの月岡芳年)と言った実在の人物や、大判三枚にすら収まりきらない『宮本武蔵と巨鯨』等の浮世絵を巧みに織り混ぜつつ、最大の虚構『伝八』のキャラクターを屹立させる。『虚虚実実』は見事!の一言。(河治和香さんの『侠風むすめ』でおなじみ、登鯉(とり)さんもチャキチャキの美少女「おとりちゃん」として登場しています。)ちなみに。このタイトルも「(師匠が与えてくれた)別の人生を歩めたならと ひらひらと浮世を漂えたらと…」という伝八の身を切るような告白と、やや平顔だった国芳の渾名が「ヒラヒラ」だった史実の両方にかけているのでしょうね。没後150周年でもあり「国芳」づいている今こそ、続編を切に願います。切に切に願います。p.s.『よく一緒に購入されている商品』に怯まないで!本作品は江戸の人情話です。時代劇や浮世絵が好きなら老若男女問わず超お勧めの逸品ですよ!!p.s.2 (2013.9.29追記)『今、浮世絵が面白い! 6 歌川国芳 (Gakken Mook)』 http://www.amazon.co.jp/dp/4056100985/ に、国芳師匠の逸話(もちろん猫がらみ)が4P掲載されてます。そしてなんと!歌川芳雪(国芳一門きっての美男子。ひらひら作中では孝太郎と呼ばれてます)を題材にした続編『むつのはな』を連載予定とのこと。楽しみです!!p.s.3 (2014.9.2追記)『むつのはな』連載、期待に違わぬ面白さです。『国芳バカ』の芳雪さんが切なくて、もう!もうっ!![...]それはそれとして。半額セールを言い訳にKindle版も購入したのですが、腰巻はもとよりカバー裏まで無いのは超残念です。梅の屋の旦那のモンモンがぁぁぁっ!
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この方の国芳もの2作続けて読みました
読後感もいいし、惚れ惚れするようないい男ばかり
粋な漫画を堪能できて幸せです
でも今、このコミックのkindle版ないのですね
もったいないなあ
読後感もいいし、惚れ惚れするようないい男ばかり
粋な漫画を堪能できて幸せです
でも今、このコミックのkindle版ないのですね
もったいないなあ
2014年5月13日に日本でレビュー済み
浮世絵で有名な歌川国芳とその門下のやんちゃなお弟子さんたちのドタバタを織り交ぜ、一人の新弟子さんが心を開いていくまでを描いた粋でカッコいい漫画。
師匠は言わずもがなですが、お弟子さんでも芳虎とか芳藤とか芳宗は、「江戸東京博物館」の収蔵品検索でたくさん作品が出てきます、ほとんど実在の兄さんたちみたいですが、主人公の伝八は架空の人物ではないかと思います(自信はありませんが、探してもヒットしないので。。。)
絵がすごく渋くて、特に年配の男性が味があります。
言葉づかいとか、浮世絵の構図やクジラなど、けっこうオシャレで気に入りました。
しかし、国芳、めっちゃ粋です。。。
師匠は言わずもがなですが、お弟子さんでも芳虎とか芳藤とか芳宗は、「江戸東京博物館」の収蔵品検索でたくさん作品が出てきます、ほとんど実在の兄さんたちみたいですが、主人公の伝八は架空の人物ではないかと思います(自信はありませんが、探してもヒットしないので。。。)
絵がすごく渋くて、特に年配の男性が味があります。
言葉づかいとか、浮世絵の構図やクジラなど、けっこうオシャレで気に入りました。
しかし、国芳、めっちゃ粋です。。。
2011年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
春は名のみの月の宵。
川に身を投げし浪人者、田坂伝八郎は彼を救った男に新たな名と生を与えられた。
その名は伝八、その生は浮世絵師。
剣士の宿命、武士の宿業…まとわりつくそれらから、様々な事件を通じ自由になってゆくまでの物語。
…なんですが、実のところ伝八は狂言廻しなんですね。
普段は猫と戯れているけれど、火事ともなれば一番乗りの江戸っ子で弟子達の面倒見も良い浮世絵の師匠。(13回忌に彼を慕う弟子・孫弟子達が70余名も集まったほど!)
そう、この作品の真の主役は歌川国芳(くによし)なのです。
後書きの「この暖かく面白い絵を描くのは一体どんな人なのか、それが国芳師匠を描くきっかけでした。調べる程に惹かれ知る程に好きになる。弟子達に愛され慕われた師匠、その魅力的な人となりを本書で少しでも感じて頂ければ幸いです。」が全てを物語っています。
パトロンである梅の屋の旦那(有能すぎる!)や内弟子の米次郎(のちの月岡芳年)と言った実在の人物や、大判三枚にすら収まりきらない『宮本武蔵と巨鯨』等の浮世絵を巧みに織り混ぜつつ、最大の虚構『伝八』のキャラクターを屹立させる。『虚虚実実』は見事!の一言。(河治和香さんの『侠風むすめ』でおなじみ、登鯉(とり)さんもチャキチャキの美少女「おとりちゃん」として登場しています。)
ちなみに。このタイトルも「(師匠が与えてくれた)別の人生を歩めたならと ひらひらと浮世を漂えたらと…」という伝八の身を切るような告白と、やや平顔だった国芳の渾名が「ヒラヒラ」だった史実の両方にかけているのでしょうね。
没後150周年でもあり「国芳」づいている今こそ、続編を切に願います。切に切に願います。
p.s.
『よく一緒に購入されている商品』に怯まないで!本作品は江戸の人情話です。時代劇や浮世絵が好きなら老若男女問わず超お勧めの逸品ですよ!!
p.s.2 (2013.9.29追記)
『今、浮世絵が面白い! 6 歌川国芳 (Gakken Mook)』 http://www.amazon.co.jp/dp/4056100985/ に、国芳師匠の逸話(もちろん猫がらみ)が4P掲載されてます。
そしてなんと!歌川芳雪(国芳一門きっての美男子。ひらひら作中では孝太郎と呼ばれてます)を題材にした続編『むつのはな』を連載予定とのこと。楽しみです!!
p.s.3 (2014.9.2追記)
『むつのはな』連載、期待に違わぬ面白さです。『国芳バカ』の芳雪さんが切なくて、もう!もうっ!!
[...]
それはそれとして。
半額セールを言い訳にKindle版も購入したのですが、腰巻はもとよりカバー裏まで無いのは超残念です。
梅の屋の旦那のモンモンがぁぁぁっ!
川に身を投げし浪人者、田坂伝八郎は彼を救った男に新たな名と生を与えられた。
その名は伝八、その生は浮世絵師。
剣士の宿命、武士の宿業…まとわりつくそれらから、様々な事件を通じ自由になってゆくまでの物語。
…なんですが、実のところ伝八は狂言廻しなんですね。
普段は猫と戯れているけれど、火事ともなれば一番乗りの江戸っ子で弟子達の面倒見も良い浮世絵の師匠。(13回忌に彼を慕う弟子・孫弟子達が70余名も集まったほど!)
そう、この作品の真の主役は歌川国芳(くによし)なのです。
後書きの「この暖かく面白い絵を描くのは一体どんな人なのか、それが国芳師匠を描くきっかけでした。調べる程に惹かれ知る程に好きになる。弟子達に愛され慕われた師匠、その魅力的な人となりを本書で少しでも感じて頂ければ幸いです。」が全てを物語っています。
パトロンである梅の屋の旦那(有能すぎる!)や内弟子の米次郎(のちの月岡芳年)と言った実在の人物や、大判三枚にすら収まりきらない『宮本武蔵と巨鯨』等の浮世絵を巧みに織り混ぜつつ、最大の虚構『伝八』のキャラクターを屹立させる。『虚虚実実』は見事!の一言。(河治和香さんの『侠風むすめ』でおなじみ、登鯉(とり)さんもチャキチャキの美少女「おとりちゃん」として登場しています。)
ちなみに。このタイトルも「(師匠が与えてくれた)別の人生を歩めたならと ひらひらと浮世を漂えたらと…」という伝八の身を切るような告白と、やや平顔だった国芳の渾名が「ヒラヒラ」だった史実の両方にかけているのでしょうね。
没後150周年でもあり「国芳」づいている今こそ、続編を切に願います。切に切に願います。
p.s.
『よく一緒に購入されている商品』に怯まないで!本作品は江戸の人情話です。時代劇や浮世絵が好きなら老若男女問わず超お勧めの逸品ですよ!!
p.s.2 (2013.9.29追記)
『今、浮世絵が面白い! 6 歌川国芳 (Gakken Mook)』 http://www.amazon.co.jp/dp/4056100985/ に、国芳師匠の逸話(もちろん猫がらみ)が4P掲載されてます。
そしてなんと!歌川芳雪(国芳一門きっての美男子。ひらひら作中では孝太郎と呼ばれてます)を題材にした続編『むつのはな』を連載予定とのこと。楽しみです!!
p.s.3 (2014.9.2追記)
『むつのはな』連載、期待に違わぬ面白さです。『国芳バカ』の芳雪さんが切なくて、もう!もうっ!!
[...]
それはそれとして。
半額セールを言い訳にKindle版も購入したのですが、腰巻はもとよりカバー裏まで無いのは超残念です。
梅の屋の旦那のモンモンがぁぁぁっ!
春は名のみの月の宵。
川に身を投げし浪人者、田坂伝八郎は彼を救った男に新たな名と生を与えられた。
その名は伝八、その生は浮世絵師。
剣士の宿命、武士の宿業…まとわりつくそれらから、様々な事件を通じ自由になってゆくまでの物語。
…なんですが、実のところ伝八は狂言廻しなんですね。
普段は猫と戯れているけれど、火事ともなれば一番乗りの江戸っ子で弟子達の面倒見も良い浮世絵の師匠。(13回忌に彼を慕う弟子・孫弟子達が70余名も集まったほど!)
そう、この作品の真の主役は歌川国芳(くによし)なのです。
後書きの「この暖かく面白い絵を描くのは一体どんな人なのか、それが国芳師匠を描くきっかけでした。調べる程に惹かれ知る程に好きになる。弟子達に愛され慕われた師匠、その魅力的な人となりを本書で少しでも感じて頂ければ幸いです。」が全てを物語っています。
パトロンである梅の屋の旦那(有能すぎる!)や内弟子の米次郎(のちの月岡芳年)と言った実在の人物や、大判三枚にすら収まりきらない『宮本武蔵と巨鯨』等の浮世絵を巧みに織り混ぜつつ、最大の虚構『伝八』のキャラクターを屹立させる。『虚虚実実』は見事!の一言。(河治和香さんの『侠風むすめ』でおなじみ、登鯉(とり)さんもチャキチャキの美少女「おとりちゃん」として登場しています。)
ちなみに。このタイトルも「(師匠が与えてくれた)別の人生を歩めたならと ひらひらと浮世を漂えたらと…」という伝八の身を切るような告白と、やや平顔だった国芳の渾名が「ヒラヒラ」だった史実の両方にかけているのでしょうね。
没後150周年でもあり「国芳」づいている今こそ、続編を切に願います。切に切に願います。
p.s.
『よく一緒に購入されている商品』に怯まないで!本作品は江戸の人情話です。時代劇や浮世絵が好きなら老若男女問わず超お勧めの逸品ですよ!!
p.s.2 (2013.9.29追記)
『今、浮世絵が面白い! 6 歌川国芳 (Gakken Mook)』 http://www.amazon.co.jp/dp/4056100985/ に、国芳師匠の逸話(もちろん猫がらみ)が4P掲載されてます。
そしてなんと!歌川芳雪(国芳一門きっての美男子。ひらひら作中では孝太郎と呼ばれてます)を題材にした続編『むつのはな』を連載予定とのこと。楽しみです!!
p.s.3 (2014.9.2追記)
『むつのはな』連載、期待に違わぬ面白さです。『国芳バカ』の芳雪さんが切なくて、もう!もうっ!!
[...]
それはそれとして。
半額セールを言い訳にKindle版も購入したのですが、腰巻はもとよりカバー裏まで無いのは超残念です。
梅の屋の旦那のモンモンがぁぁぁっ!
川に身を投げし浪人者、田坂伝八郎は彼を救った男に新たな名と生を与えられた。
その名は伝八、その生は浮世絵師。
剣士の宿命、武士の宿業…まとわりつくそれらから、様々な事件を通じ自由になってゆくまでの物語。
…なんですが、実のところ伝八は狂言廻しなんですね。
普段は猫と戯れているけれど、火事ともなれば一番乗りの江戸っ子で弟子達の面倒見も良い浮世絵の師匠。(13回忌に彼を慕う弟子・孫弟子達が70余名も集まったほど!)
そう、この作品の真の主役は歌川国芳(くによし)なのです。
後書きの「この暖かく面白い絵を描くのは一体どんな人なのか、それが国芳師匠を描くきっかけでした。調べる程に惹かれ知る程に好きになる。弟子達に愛され慕われた師匠、その魅力的な人となりを本書で少しでも感じて頂ければ幸いです。」が全てを物語っています。
パトロンである梅の屋の旦那(有能すぎる!)や内弟子の米次郎(のちの月岡芳年)と言った実在の人物や、大判三枚にすら収まりきらない『宮本武蔵と巨鯨』等の浮世絵を巧みに織り混ぜつつ、最大の虚構『伝八』のキャラクターを屹立させる。『虚虚実実』は見事!の一言。(河治和香さんの『侠風むすめ』でおなじみ、登鯉(とり)さんもチャキチャキの美少女「おとりちゃん」として登場しています。)
ちなみに。このタイトルも「(師匠が与えてくれた)別の人生を歩めたならと ひらひらと浮世を漂えたらと…」という伝八の身を切るような告白と、やや平顔だった国芳の渾名が「ヒラヒラ」だった史実の両方にかけているのでしょうね。
没後150周年でもあり「国芳」づいている今こそ、続編を切に願います。切に切に願います。
p.s.
『よく一緒に購入されている商品』に怯まないで!本作品は江戸の人情話です。時代劇や浮世絵が好きなら老若男女問わず超お勧めの逸品ですよ!!
p.s.2 (2013.9.29追記)
『今、浮世絵が面白い! 6 歌川国芳 (Gakken Mook)』 http://www.amazon.co.jp/dp/4056100985/ に、国芳師匠の逸話(もちろん猫がらみ)が4P掲載されてます。
そしてなんと!歌川芳雪(国芳一門きっての美男子。ひらひら作中では孝太郎と呼ばれてます)を題材にした続編『むつのはな』を連載予定とのこと。楽しみです!!
p.s.3 (2014.9.2追記)
『むつのはな』連載、期待に違わぬ面白さです。『国芳バカ』の芳雪さんが切なくて、もう!もうっ!!
[...]
それはそれとして。
半額セールを言い訳にKindle版も購入したのですが、腰巻はもとよりカバー裏まで無いのは超残念です。
梅の屋の旦那のモンモンがぁぁぁっ!
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2013年5月19日に日本でレビュー済み
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そう言えば高校の古文の授業で「浮世」には2つの意味があると教えられた記憶があります。「憂き世=辛い世界だという厭世的な意味」と「浮き世=浮いたり沈んだりするものだから楽しく生きようという享楽的な意味」。
浮世絵が大衆のための絵画として庶民の間に普及したのは、安価で大量生産が可能な版画という媒体であったことが理由の一つとして挙げられますが、浮世絵がその名の通り「憂き世」と「浮き世」の2つの意味を内包していることも一因でしょう。
そして作品には作者の人間性が自然と宿るもので、幕末最大の人気を誇った歌川国芳は優れた人間性の持ち主だったんだろうなと推測できます。
何より歌川国芳の作品は150年以上経った今でも、古臭いどころかむしろ現代でも通用する新しさ、ポップさ、凄みを感じさせ、見るものを魅了して止まないのは驚くばかりです。
その歌川国芳を題材にした漫画があると知り、本作を軽い気持ちで手にとってみた所、一冊でうまく題材を活かしながら話をまとめ、かつ作者の歌川国芳と浮世絵への、深い理解と愛情が感じられる内容で満足できました。
作者の方はBLを主に描かれているそうで、言われてみればと思い当たる点もありますが、それほど気になりません。「先ずは!いざ!!吉原へ!!!」のくだりもありますし(笑。という訳で歌川国芳や浮世絵に興味のある方におススメできる一冊。
浮世絵が大衆のための絵画として庶民の間に普及したのは、安価で大量生産が可能な版画という媒体であったことが理由の一つとして挙げられますが、浮世絵がその名の通り「憂き世」と「浮き世」の2つの意味を内包していることも一因でしょう。
そして作品には作者の人間性が自然と宿るもので、幕末最大の人気を誇った歌川国芳は優れた人間性の持ち主だったんだろうなと推測できます。
何より歌川国芳の作品は150年以上経った今でも、古臭いどころかむしろ現代でも通用する新しさ、ポップさ、凄みを感じさせ、見るものを魅了して止まないのは驚くばかりです。
その歌川国芳を題材にした漫画があると知り、本作を軽い気持ちで手にとってみた所、一冊でうまく題材を活かしながら話をまとめ、かつ作者の歌川国芳と浮世絵への、深い理解と愛情が感じられる内容で満足できました。
作者の方はBLを主に描かれているそうで、言われてみればと思い当たる点もありますが、それほど気になりません。「先ずは!いざ!!吉原へ!!!」のくだりもありますし(笑。という訳で歌川国芳や浮世絵に興味のある方におススメできる一冊。
2016年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国芳モノを探していて表紙の絵が良かったのと安かったので購入。
しかし本編はBL風の絵柄がだめだった。
人物ばかり目立って江戸の町が見えて来ない。
国芳も作者も猫が好きじゃ無い。
しかし本編はBL風の絵柄がだめだった。
人物ばかり目立って江戸の町が見えて来ない。
国芳も作者も猫が好きじゃ無い。
2013年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変よく作ってある話で、主人公の成長とともに爽やかです。
画力もとても高いと思いました!特に身体の描き方が(男女共に)素晴らしい。
総身に紋々(イレズミ)を彫った男がすっくと立つ、この江戸の身体。
でも、この作品の魅力はそれだけにとどまらず
それぞれ個性的な国芳一門の弟子たちの
家族愛のようなきずなと
江戸の大人としてのこなれた生き方にあると思います。
続編が作られることが決まったそうなので
とても楽しみにしています。
画力もとても高いと思いました!特に身体の描き方が(男女共に)素晴らしい。
総身に紋々(イレズミ)を彫った男がすっくと立つ、この江戸の身体。
でも、この作品の魅力はそれだけにとどまらず
それぞれ個性的な国芳一門の弟子たちの
家族愛のようなきずなと
江戸の大人としてのこなれた生き方にあると思います。
続編が作られることが決まったそうなので
とても楽しみにしています。
2012年1月24日に日本でレビュー済み
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冒頭、主人公が身投げをした川の奔流の場面にひきつづき、火事場の場面が見開きいっぱいに描きこまれ、国芳一門の火消したちの迫力のあるアクションが、またネームが、ページを埋め尽くしているのを見たとき、うわあ、国芳の武者絵の世界! と思いました。
現代の絵師としての作者が、この題材に挑んで、堂々と描きつくした、そんな圧倒的な一冊です。
物語は国芳親方にひろわれた主人公が、いわば国芳一門のひとりとして成長しながらも、その素性が謎で、最後に明かされる、というミステリー仕立てです。
絵師とその工房というのか、絵画集団が起居をともにしている、その賑やかさと勢いを思い切り迫力のある絵で描いています。ドラマも絵に劣らず骨太で、最後までゆるみがありません。
ことに刺青のいなせな火消しの男たちだけでなく、おいらんや芸者もすっきりした粋な線で、色っぽさに流れず、造形的にみごとに描かれているのに、うっとりしました。吉原につれていかれた主人公が初体験をするところも、ギャグなどにぶれることがなく、その絵でもって、真正面からドラマをたちあげています。
「ひらひらと浮き世を漂えたらと・・」ラスト近くの主人公の述懐も身にしみました。政治にくらべればはかないかもしれない絵の世界ですが、あれだけの広範な作風で、怪奇幻想、風景、動物、戯画と描きつくした国芳へのオマージュの言葉として、「ひらひら」は何ともふさわしい。
多士済々の一門の男たちのドラマも奥行きを感じさせられ、何度も読み返しました。
続巻を心から期待します。
現代の絵師としての作者が、この題材に挑んで、堂々と描きつくした、そんな圧倒的な一冊です。
物語は国芳親方にひろわれた主人公が、いわば国芳一門のひとりとして成長しながらも、その素性が謎で、最後に明かされる、というミステリー仕立てです。
絵師とその工房というのか、絵画集団が起居をともにしている、その賑やかさと勢いを思い切り迫力のある絵で描いています。ドラマも絵に劣らず骨太で、最後までゆるみがありません。
ことに刺青のいなせな火消しの男たちだけでなく、おいらんや芸者もすっきりした粋な線で、色っぽさに流れず、造形的にみごとに描かれているのに、うっとりしました。吉原につれていかれた主人公が初体験をするところも、ギャグなどにぶれることがなく、その絵でもって、真正面からドラマをたちあげています。
「ひらひらと浮き世を漂えたらと・・」ラスト近くの主人公の述懐も身にしみました。政治にくらべればはかないかもしれない絵の世界ですが、あれだけの広範な作風で、怪奇幻想、風景、動物、戯画と描きつくした国芳へのオマージュの言葉として、「ひらひら」は何ともふさわしい。
多士済々の一門の男たちのドラマも奥行きを感じさせられ、何度も読み返しました。
続巻を心から期待します。
他の国からのトップレビュー
rc
5つ星のうち5.0
Book arrived in very nice and clean condition. Thank you.
2018年4月18日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Very beautiful art and story. Book arrived in very nice and clean condition. Thank you.