作品の内容についてはもちろん文句なし。
ここからはKindle版について。
Kindle版だと重要な44話後半のシーンで線がガサガサになっている(スクリーントーンとキャラの線が干渉しブロック状に)
Fireタブレットとスマホ両方で同様なため、おそらく元データがこうなのでしょうが志村貴子先生の繊細な線、なおかつふみとあきらにとって…そして読者にとっても重要な話であったためKindle版のガサガサとした描画が気になってしまいました。
他の巻でも一部同様のものが見られたため、元データの画質の改善をして欲しいものですね…。
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青い花(7) (エフコミック) (Fx COMICS) コミック – 2012/7/19
志村貴子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「好きだから 必死なんだ」 幼なじみの関係から一歩踏み出し、 付き合い始めたあきらとふみ。 お互いを大事に思う気持ちは変わらないけれど――。 大人気の胸キュンガールズラブ、最高潮!
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2012/7/19
- 寸法14.8 x 1.5 x 21 cm
- ISBN-104778321707
- ISBN-13978-4778321703
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登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2012/7/19)
- 発売日 : 2012/7/19
- 言語 : 日本語
- コミック : 176ページ
- ISBN-10 : 4778321707
- ISBN-13 : 978-4778321703
- 寸法 : 14.8 x 1.5 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 302,312位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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神奈川県生まれ。漫画家。1997年、「ぼくは、おんなのこ」でデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『龍馬伝 (3)』(ISBN-10:4046311177)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
胸がきゅんきゅんするよ!きゅんきゅんしかしない。
どうしてだろう?????ふみに感情移入してあ~ちゃんに恋をしているんだろうか
まあどっちにしろあ~ちゃんがかわいすぎる(きも!)
どうしてだろう?????ふみに感情移入してあ~ちゃんに恋をしているんだろうか
まあどっちにしろあ~ちゃんがかわいすぎる(きも!)
2012年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「百合」。
このページをご覧になっているあなたは、きっと「百合」はお好きなのだろう。
でも、ちょっと待って。どうしてあなたは「百合」が「好き」なの?
女の子同士の恋愛、という背徳感への憧れ。ガールズラブの醸す雰囲気。ゆらぎ。
でもそれはあなたが本当に、心から愛しているものなの?
もしかしたら「百合モノ」が好きな自分が好き、ただそれだけなのでは、と考えたことは……?
一巻から実はすでに描かれていた、あきらの「ミーハー」な一面。
彼女は、まるで物語の舞台のようなお嬢様学校の雰囲気に酔いしれていた。
あれから二年、部長と副部長という関係になった京子との会話中、
<(私って)根がミーハーだから……>と自分で口にしたあきらは、
ふとその時に、「ふみ」のことを思い出してしまう。
<やだ、なんで、どうしてふみちゃんのこと思い出すの>
<今のこの流れでなんて、やだ>
自分は本当に「ふみちゃん」のことが好きなの?
それとも、女の子同士で付き合う、という好奇心に動かされているだけなの……?
その疑問に行き当たってしまった彼女は、何度もふみに問いかける。
自分から身体を預けて、彼女の向こうに自分の気持ちを確かめようとする。
<「私は彼女の愛を見つけられるでしょうか?」>
一方のふみは、相変わらず「あーちゃん」の事が好きで好きでたまらない。
だからこそあきらの後ろめたさは深まっていく。
私はどうすれば、ふみちゃんを傷つけなくてすむのだろう?
こう書いてしまうと、一見きつい内容と思われるかもしれないが、
実はこういう事って、少なからず誰もが抱く感覚なのではないか。
「百合」だったり「ゲイ」だったりのカルチャーには、
誰もが口にはしないが、少なからずこういう「無垢な好奇心」が入り込んできてしまう。
その主題に、まさに「性をえがく」プロフェッショナルの志村貴子が挑んでいるのだ。
本当にすごい。凄すぎる!
この本を読む誰もが、同じ疑問を突きつけられるだろう(私もちょっぴり、考えてしまった)。
でも、やっぱり最後に残る気持ちは、たったひとつだ。
「ふたりの行先は一体どうなるのだろう?」
遂にふたりは最高学年に突入し、物語は佳境を迎えつつある。
ぜひ多くの人に読まれて欲しい。揺るがない傑作の香りが、もうすでにここには立ち込め始めている。
願わくば、ふたりにとって幸福な結末たらんことを!
このページをご覧になっているあなたは、きっと「百合」はお好きなのだろう。
でも、ちょっと待って。どうしてあなたは「百合」が「好き」なの?
女の子同士の恋愛、という背徳感への憧れ。ガールズラブの醸す雰囲気。ゆらぎ。
でもそれはあなたが本当に、心から愛しているものなの?
もしかしたら「百合モノ」が好きな自分が好き、ただそれだけなのでは、と考えたことは……?
一巻から実はすでに描かれていた、あきらの「ミーハー」な一面。
彼女は、まるで物語の舞台のようなお嬢様学校の雰囲気に酔いしれていた。
あれから二年、部長と副部長という関係になった京子との会話中、
<(私って)根がミーハーだから……>と自分で口にしたあきらは、
ふとその時に、「ふみ」のことを思い出してしまう。
<やだ、なんで、どうしてふみちゃんのこと思い出すの>
<今のこの流れでなんて、やだ>
自分は本当に「ふみちゃん」のことが好きなの?
それとも、女の子同士で付き合う、という好奇心に動かされているだけなの……?
その疑問に行き当たってしまった彼女は、何度もふみに問いかける。
自分から身体を預けて、彼女の向こうに自分の気持ちを確かめようとする。
<「私は彼女の愛を見つけられるでしょうか?」>
一方のふみは、相変わらず「あーちゃん」の事が好きで好きでたまらない。
だからこそあきらの後ろめたさは深まっていく。
私はどうすれば、ふみちゃんを傷つけなくてすむのだろう?
こう書いてしまうと、一見きつい内容と思われるかもしれないが、
実はこういう事って、少なからず誰もが抱く感覚なのではないか。
「百合」だったり「ゲイ」だったりのカルチャーには、
誰もが口にはしないが、少なからずこういう「無垢な好奇心」が入り込んできてしまう。
その主題に、まさに「性をえがく」プロフェッショナルの志村貴子が挑んでいるのだ。
本当にすごい。凄すぎる!
この本を読む誰もが、同じ疑問を突きつけられるだろう(私もちょっぴり、考えてしまった)。
でも、やっぱり最後に残る気持ちは、たったひとつだ。
「ふたりの行先は一体どうなるのだろう?」
遂にふたりは最高学年に突入し、物語は佳境を迎えつつある。
ぜひ多くの人に読まれて欲しい。揺るがない傑作の香りが、もうすでにここには立ち込め始めている。
願わくば、ふたりにとって幸福な結末たらんことを!
2012年7月20日に日本でレビュー済み
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美しい線に圧倒されます。7/14のNHK BSで放送された大原麗子特集を見た後、この巻を読み、登場人物の、特に、京子さんの儚げな視線に吸い込まれそうになりました。この作品の線には、何というか切ない時間がしっかり描き込まれていると思います。
2012年7月21日に日本でレビュー済み
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男だな康は。しかし、康と京子の間に肉体関係があったとは意外だった。恭己への想いは康や母からの逃避行為だったのだろうか、康への想いを改めて感じる展開はしんみりきました。康の想いが伝わって良かった。主人公達だけでなく周りのキャラも丁寧に描写していて良かった
2012年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
志村貴子先生の作品が好きで、好きすぎて、逆にレビューが書けなかったのですが、「青い花」を百合系というような決めつけで読まない人がいると絶対に良くないので、書かせていただきます。このお話は純粋な恋のお話です。そしてそこに周りの人たちの恋や人生の話が絡んで、作品に深い色合いを出しています。いけだたかし氏言うところの、独特のリズムを最大限に味わえる作品でもありましょう。主人公たちの最も重要な出来事を、いろいろな人たちの日常に織り交ぜて、ゆっくりと味わい深く描写していく手法は、最近の映画で言えば、巨匠のクリストファー・ノーランが彼の作品で用いる独特の語り口のように、この人しかできない、しかも完成された天才芸です。おそらく、もしこの人がもう少し一般向けの内容を書いたなら、間違いなく大きな漫画賞を取っていることでしょう(ただし、それを本人が望んでいるかは知りませんが)。今回のお話に出てきたふみとあーちゃんの「初めて」の数々は、久しぶりに心が震わされました。真に良い映画を見た時のような、心に残る小説を読んだ直後のような、感動する舞台やコンサートを見た時のような、つまりは芸術に触れた時にだけ感じられる感動を得られる、数少ないマンガ作品であると断言させていただきます。一人でも多くの方に読んでいただきたい!できれば、1巻からきちんと読んでもらいたい!そうすると、今のあーちゃんの表情をもっと深く理解でき、さらにもっとドキドキさせられることでしょう。さらに、「Webぽこぽこ」の「淡島百景」を読めば、さらに感情移入できます!…等々、非常に深いお話であるわけです。忙しいでしょうに、きちんと書き下ろしの作品も加わっていることを考えても(昔よりは少ないし、巻頭の人物紹介も今回は使い回しだが)、文句なしの五つ星です。
2012年7月24日に日本でレビュー済み
奇跡のような告白で、幸せ満開だった6巻でした。
続く今巻では、表向きは順調なステップアップする2人の関係の裏で、不安の種も芽吹き出します。
初めての「お付き合い」で戸惑うあーちゃんを、「びっくりしないように」大事に大事にしているふみちゃんには、前巻の「大事なこと」や、#43でポンちゃんの脚本にあった一節があるために今や強さすら感じるのですが…。
自らをミーハーだというあーちゃんが、お嬢様学校の藤が谷に対する思い入れを語るシーンが、不安感の始まり。
大事な友達の大事な想いに応えようとするあーちゃん。でも、何をしたらいいか分からない彼女は言います。
「ふみちゃんのしたいことしていいよ」
すると
「わたしもあーちゃんのしたいことしたい」
言葉を追うだけなら、愛を確かめ合う恋人たちの会話にも聞こえますが、前話からの流れだともう、ハラハラして見てられない…。
自覚してしまった不安を振り払うかのように性急に行動しだすあーちゃんを見てると、自分の10代の恋愛を思い出すようで焼け死にそうですよ!
ふみが望み、そうあろうと決意したように、2人の想いが大事にされ、ゆっくりと育ってゆくのを願ってやみません。
けれど、物語は藤が谷入学から始まり、そして今2人は三年生。
箱庭のような舞台で進んできたお話を考えると、カーテンコールはそんなに先のことではないのでしょう。
京子のエピソードもほぼ語られ、日向子と織江の関係にも一つの決着がつき、卒業のときは刻一刻と近付く7巻、次巻がどうなるか楽しみ半分、怖さ半分です。
この巻一番の見所、「アンニュイに窓際に座るあーちゃん」が見られるだけでも一読の価値あり。
ちゃんと少女マンガのヒロインに見える(笑)!
続く今巻では、表向きは順調なステップアップする2人の関係の裏で、不安の種も芽吹き出します。
初めての「お付き合い」で戸惑うあーちゃんを、「びっくりしないように」大事に大事にしているふみちゃんには、前巻の「大事なこと」や、#43でポンちゃんの脚本にあった一節があるために今や強さすら感じるのですが…。
自らをミーハーだというあーちゃんが、お嬢様学校の藤が谷に対する思い入れを語るシーンが、不安感の始まり。
大事な友達の大事な想いに応えようとするあーちゃん。でも、何をしたらいいか分からない彼女は言います。
「ふみちゃんのしたいことしていいよ」
すると
「わたしもあーちゃんのしたいことしたい」
言葉を追うだけなら、愛を確かめ合う恋人たちの会話にも聞こえますが、前話からの流れだともう、ハラハラして見てられない…。
自覚してしまった不安を振り払うかのように性急に行動しだすあーちゃんを見てると、自分の10代の恋愛を思い出すようで焼け死にそうですよ!
ふみが望み、そうあろうと決意したように、2人の想いが大事にされ、ゆっくりと育ってゆくのを願ってやみません。
けれど、物語は藤が谷入学から始まり、そして今2人は三年生。
箱庭のような舞台で進んできたお話を考えると、カーテンコールはそんなに先のことではないのでしょう。
京子のエピソードもほぼ語られ、日向子と織江の関係にも一つの決着がつき、卒業のときは刻一刻と近付く7巻、次巻がどうなるか楽しみ半分、怖さ半分です。
この巻一番の見所、「アンニュイに窓際に座るあーちゃん」が見られるだけでも一読の価値あり。
ちゃんと少女マンガのヒロインに見える(笑)!
2012年7月18日に日本でレビュー済み
季節は移ろい、巡る。古都・鎌倉にも三度、春が訪れる。
あきらとふみが再会した高校1年の春から数えて2年。二人は高校3年生に進級した。
2年前のまだ何も知らなかった二人とは違う。二人は「恋人同士」になった。
幼馴染二人の再会はふたりだけの関係に止まらず、無数の波紋を水面に映す。
あきらの大人っぽい友人「井汲京子」はふみの恋敵ともなり、やがて共に恋に破れて友人になった。
松岡三人娘の一人「茂木美和」は、ふみを介してあきらと知り合い、あきらの兄と恋仲になる。
長身の美少女・上田良子嬢は一度は離れた演劇の舞台に舞い戻ることになる。
波紋がまたいくつもの波紋を連鎖的に引き起こし、物語は紡がれていく・・・・・。
下着姿のあきらの可愛らしさも、後輩・大野春花の失敗も「少女という季節」の中にある。
24年7月28日から8月12日までの期間で、鎌倉の江ノ電とのコラボで原画展やグッズ販売のイベント開催だって!
関東近県在住の方は、迷わずGO!と断言させていただく。
あきらとふみが再会した高校1年の春から数えて2年。二人は高校3年生に進級した。
2年前のまだ何も知らなかった二人とは違う。二人は「恋人同士」になった。
幼馴染二人の再会はふたりだけの関係に止まらず、無数の波紋を水面に映す。
あきらの大人っぽい友人「井汲京子」はふみの恋敵ともなり、やがて共に恋に破れて友人になった。
松岡三人娘の一人「茂木美和」は、ふみを介してあきらと知り合い、あきらの兄と恋仲になる。
長身の美少女・上田良子嬢は一度は離れた演劇の舞台に舞い戻ることになる。
波紋がまたいくつもの波紋を連鎖的に引き起こし、物語は紡がれていく・・・・・。
下着姿のあきらの可愛らしさも、後輩・大野春花の失敗も「少女という季節」の中にある。
24年7月28日から8月12日までの期間で、鎌倉の江ノ電とのコラボで原画展やグッズ販売のイベント開催だって!
関東近県在住の方は、迷わずGO!と断言させていただく。