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小島信夫: 暗示の文学、鼓舞する寓話 単行本 – 2006/12/11
千石 英世
(著)
小説とはなにか…今日の家庭崩壊のなかにサヴァイヴァルする人生を描く小島文学追い続けた著者の集大成。脳科学者茂木健一郎、作家保坂和志、評論家坪内祐三らによって新たに惚れ直されるその魅力を第一人者が解き明かす作品論!
- 本の長さ358ページ
- 言語日本語
- 出版社彩流社
- 発売日2006/12/11
- ISBN-104779111927
- ISBN-13978-4779111921
商品の説明
著者について
1949年、大阪府生まれ。文芸評論家、立教大学文学部教授。「ファルスの複層――小島信夫論」で第26回群像新人賞〈評論部門〉受賞。著訳書に『西洋落穂集 (ラフカディオ・ハーン著作集) 』(ラフカディオ ハーン著、篠田 一士・寺島 悦恩・千石 英世訳、恒文社、1987年)、『白い鯨のなかへ メルヴィルの世界』(千石 英世著、南雲堂、1990年)、『アイロンをかける青年 村上春樹とアメリカ』(千石 英世著、彩流社、1991年)、『白鯨 上・下 モービィ・ディック 講談社文芸文庫』(ハーマン・メルヴィル著、千石 英世訳、講談社、2000年)、『異性文学論 愛があるのに ミネルヴァ評論叢書〈文学の在り処〉 3』(千石 英世著、ミネルヴァ書房、2004年)、『小島信夫 暗示の文学、鼓舞する寓話』(千石 英世 著 彩流社、2006年・増補版←小沢書店、1988年)、『名作はこのように始まる 2 ミネルヴァ評論叢書〈文学の在り処〉 別巻 2』(中村 邦生・千石 英世編著、ミネルヴァ書房、2008年)などがある。
登録情報
- 出版社 : 彩流社 (2006/12/11)
- 発売日 : 2006/12/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 358ページ
- ISBN-10 : 4779111927
- ISBN-13 : 978-4779111921
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,702,824位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 203,997位ノンフィクション (本)
- - 421,718位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年12月30日に日本でレビュー済み
本書は、旧著『小島信夫』に、その後書き継いだ、主に新作の批評を加え、追悼文までもが冒頭/結末に配された、しかも『抱擁家族』『別れる理由』のみならず『女流』〜『菅野満子の手紙』、『寓話』までもが論じられた、文字通りの小島信夫批評の金字塔である。(もはや、江藤淳でもあるまい。)しかも、自ら語ってもいるように、実に小説家らしく多面的な小島信夫の小説について、いくつものアプローチを諦めた上にとられた千石英世の、文体ごと/身体ごと小島信夫の小説の核心へと、愚直なまでに正面から切り込んでいく議論のねばり強さは、小説家のそれが転移したようですらある。もちろん、小島信夫のような文体/小説にあって、正面「突破」などありえないのだけれど、それをあえて成し遂げようと願い、少なくとも小説の懐へと辿り着き、解け合ったかのような批評を紡ぎ出した千石英世は、稀代の小島信夫の読み手であることは間違いない。