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オフ・ザ・マップ 世界から隔絶された場所 単行本(ソフトカバー) – 2015/3/15
アラステア・ボネット
(著),
夏目大
(翻訳)
立入禁止の地域、消えてしまった島、閉鎖都市、地下の迷宮、未承認国家、廃墟・・・・・・地図上から消えた、もしくは表示されない「空白」地帯が私たちの好奇心を刺激します!
【主な収録内容】
サンディ島、レニングラード、アーン、ニュームーア島、カッパドキアの地下都市、ビル・タウィール、ウィトヌーム、プリピャチ、アトス山、ホビョ、チットマハールズ、ガガウズ自治区など多数収録
【主な収録内容】
サンディ島、レニングラード、アーン、ニュームーア島、カッパドキアの地下都市、ビル・タウィール、ウィトヌーム、プリピャチ、アトス山、ホビョ、チットマハールズ、ガガウズ自治区など多数収録
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2015/3/15
- 寸法12.8 x 2.6 x 18.8 cm
- ISBN-10478161292X
- ISBN-13978-4781612928
商品の説明
著者について
アラステア・ボネット
ニューキャッスル大学、社会地理学教授。学術論文を多数執筆する他、心理地理学の専門雑誌『トランスグレッション:都市探検ジャーナル』(Transgressions: A Journal of Urban Exploration)を創刊するなど、地理が社会や人間に与える影響を研究、紹介している。
ニューキャッスル大学、社会地理学教授。学術論文を多数執筆する他、心理地理学の専門雑誌『トランスグレッション:都市探検ジャーナル』(Transgressions: A Journal of Urban Exploration)を創刊するなど、地理が社会や人間に与える影響を研究、紹介している。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2015/3/15)
- 発売日 : 2015/3/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 478161292X
- ISBN-13 : 978-4781612928
- 寸法 : 12.8 x 2.6 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 602,454位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
客観的に「へえそんな場所もあるの」と思える所を期待していたが、紹介されている場所は「広い世界ならさもありなん」といえるようなものが多く、真に意外性のある話題は少なかった。
地理に関する心理的な面(特に著者の個人的な)を強調し、類似の範疇に入る場所も文章の中でごたまぜに出てくるのでちょっと読みにくい。
紹介されている場所の緯度経度が見出しに示されているのでパソコン・スマホなどを使えばGoogleマップでその土地の姿は見られるのだろうが、それもいちいちでは面倒な話。真に珍しい場所の紹介であるなら多少でもその土地の写真があれば親しみもわくのだが。
地理に関する心理的な面(特に著者の個人的な)を強調し、類似の範疇に入る場所も文章の中でごたまぜに出てくるのでちょっと読みにくい。
紹介されている場所の緯度経度が見出しに示されているのでパソコン・スマホなどを使えばGoogleマップでその土地の姿は見られるのだろうが、それもいちいちでは面倒な話。真に珍しい場所の紹介であるなら多少でもその土地の写真があれば親しみもわくのだが。
2023年1月19日に日本でレビュー済み
10年弱前の本ですが情報の古さもあまり感じない、良質な読み物でした。
著者は「心理地理学」の専門家らしいですが、いわゆる地理学と都市学、建築学、地政学の交差するポイントを、立体的に描写します。
知らない土地の知らなかった話題が連続するのに、こぎみよく読めるのは、翻訳者の力量でもあるように感じます。
沢木耕太郎とかを好きな方にもマッチすると思います。
著者は「心理地理学」の専門家らしいですが、いわゆる地理学と都市学、建築学、地政学の交差するポイントを、立体的に描写します。
知らない土地の知らなかった話題が連続するのに、こぎみよく読めるのは、翻訳者の力量でもあるように感じます。
沢木耕太郎とかを好きな方にもマッチすると思います。
2019年1月20日に日本でレビュー済み
本書を読んでの感想。
・「場所ごと」に並べてあるが、前半の御託がややながい。
・文章のみなので、想像力を働かせる部分が多い。
・それなりに興味をかきたてられる
以上です
以下に本書のうち気になった部分を記載しておく
・ミネアポリスの地下迷宮・・・アーバン・エクスプロレーションの対象
・文明から隔絶した島・・・北センチネル島
・アスベストに呪われた「ウィトヌーム」
・ペンシルバニアの炭鉱の街セントラリアへ向かう道路には「地獄へようこそ」との落書きがある
・北朝鮮のはりぼてのムラ・・・機井洞
・免税が認められた場所・・・ジュネーブ保税倉庫。美術品だけでも1000億ドル、ワインは300万本ある
・自治が認められた女人禁制の山・・・アトス山
・海賊の支配する無法都市・・・ホビョ。有効な政府が存在せず、国際的な犯罪ネットワークによって維持されている都市
・飛び地が観光資源になっている・・・バールレ。オランダのバールレ=ナッサウとベルギーのバールレ=ヘレトフの土地が相互に入り乱れた状態で飛び地になっている。今どちらの国にいるかわからなくなる状態
・200近くの飛び地が散らばる・・・チットマハールズ
・海上要塞の自称「独立国家」・・・シーランド
・クルーズ船を永遠に海に漂う居住地のように扱う人が多くなっている
・海に浮かぶ軽石の島とゴミの島
・貧しい人を救う革新的技術の開発に資金を提供するのが裕福な人々の役割
・「場所ごと」に並べてあるが、前半の御託がややながい。
・文章のみなので、想像力を働かせる部分が多い。
・それなりに興味をかきたてられる
以上です
以下に本書のうち気になった部分を記載しておく
・ミネアポリスの地下迷宮・・・アーバン・エクスプロレーションの対象
・文明から隔絶した島・・・北センチネル島
・アスベストに呪われた「ウィトヌーム」
・ペンシルバニアの炭鉱の街セントラリアへ向かう道路には「地獄へようこそ」との落書きがある
・北朝鮮のはりぼてのムラ・・・機井洞
・免税が認められた場所・・・ジュネーブ保税倉庫。美術品だけでも1000億ドル、ワインは300万本ある
・自治が認められた女人禁制の山・・・アトス山
・海賊の支配する無法都市・・・ホビョ。有効な政府が存在せず、国際的な犯罪ネットワークによって維持されている都市
・飛び地が観光資源になっている・・・バールレ。オランダのバールレ=ナッサウとベルギーのバールレ=ヘレトフの土地が相互に入り乱れた状態で飛び地になっている。今どちらの国にいるかわからなくなる状態
・200近くの飛び地が散らばる・・・チットマハールズ
・海上要塞の自称「独立国家」・・・シーランド
・クルーズ船を永遠に海に漂う居住地のように扱う人が多くなっている
・海に浮かぶ軽石の島とゴミの島
・貧しい人を救う革新的技術の開発に資金を提供するのが裕福な人々の役割
2016年3月2日に日本でレビュー済み
世界の珍しい場所、奇妙な場所を選び、それぞれを比較的短い文で紹介した本。写真は一切ない。
自然の風変わりな造形が見られる場所などは含まれていない。干上がった巨大湖、国境近くにプロパガンダのために作られたハリボテの町、というように、人間の活動と何らかの関係がある場所に限っている。独立を望んだことのある自治区、のように、特定の地点ではなくもう少し抽象的な「場所」を扱っている章もある。人間が「場所」と如何なる関係を持って生きねばならない生き物なのかを考えさせられる「場所」を、集めて考察した本だ。
「おわりに」にあるように、安心できる場所や快適な場所は取り上げられていない。どれも、奇妙な場所であるとともに、難しい問題を抱えた場所でもある。「場所は人間が人間であるために欠かせないが、場所に関する矛盾もやはり同じように欠かせない。」(297頁)という。
最終章は、海上の人工浮遊物の上に作る極小都市の話である。「その時々の市民の必要に応じ、同じ場所をレジャーにもスポーツにも食事にも使える。(中略)万能でどこまでも拡張のできる都市が作れるということだ。」(290頁)といい、「水上を、スマートフォンでいう『アプリ』が動く「OS』のようなものにする、」(289頁)と解説している。最終章に置かれているのは、「場所」の極北の姿ではないだろうか。尤も、著者はモルディブのこの開発計画には批判的な見解を持つようだが。
紛争で破壊された都市や、CIAの秘密拘留施設跡も出てくる。しかしシリアやガザは出てこないし、グァンタナモ米軍基地も出てこない。それを取り上げること自体が、特定の政治的意見の支持表明を意味しかねない場所は、注意深く避けている。本書に出てくる場所は、その説明が政治性を全く帯びないような場所はないのであるが、どのような意見の人が読んでも一定以上の共感が得られる、ギリギリの線にとどめて場所を選んでいると感じる。
以上のように、極めて注意深く考えて構成された本だが、後々まで自分の中に影響を残すような思想とか表現を持った本だったかと考えると、何か拍子抜けしたようなところがある。
本を読んだ読後感というよりも、珍しいことを書いたパンフレットの束を通読したような読後感に近い。著者独自の思想をもう一歩踏み込んで開示する方向を避け、話題の提供にとどめているというような読後感だ。
アラステア・ボネット『オフ・ザ・マップ 世界から隔絶された場所』夏目大訳
イースト・プレス
2015年3月31日 第1刷発行
自然の風変わりな造形が見られる場所などは含まれていない。干上がった巨大湖、国境近くにプロパガンダのために作られたハリボテの町、というように、人間の活動と何らかの関係がある場所に限っている。独立を望んだことのある自治区、のように、特定の地点ではなくもう少し抽象的な「場所」を扱っている章もある。人間が「場所」と如何なる関係を持って生きねばならない生き物なのかを考えさせられる「場所」を、集めて考察した本だ。
「おわりに」にあるように、安心できる場所や快適な場所は取り上げられていない。どれも、奇妙な場所であるとともに、難しい問題を抱えた場所でもある。「場所は人間が人間であるために欠かせないが、場所に関する矛盾もやはり同じように欠かせない。」(297頁)という。
最終章は、海上の人工浮遊物の上に作る極小都市の話である。「その時々の市民の必要に応じ、同じ場所をレジャーにもスポーツにも食事にも使える。(中略)万能でどこまでも拡張のできる都市が作れるということだ。」(290頁)といい、「水上を、スマートフォンでいう『アプリ』が動く「OS』のようなものにする、」(289頁)と解説している。最終章に置かれているのは、「場所」の極北の姿ではないだろうか。尤も、著者はモルディブのこの開発計画には批判的な見解を持つようだが。
紛争で破壊された都市や、CIAの秘密拘留施設跡も出てくる。しかしシリアやガザは出てこないし、グァンタナモ米軍基地も出てこない。それを取り上げること自体が、特定の政治的意見の支持表明を意味しかねない場所は、注意深く避けている。本書に出てくる場所は、その説明が政治性を全く帯びないような場所はないのであるが、どのような意見の人が読んでも一定以上の共感が得られる、ギリギリの線にとどめて場所を選んでいると感じる。
以上のように、極めて注意深く考えて構成された本だが、後々まで自分の中に影響を残すような思想とか表現を持った本だったかと考えると、何か拍子抜けしたようなところがある。
本を読んだ読後感というよりも、珍しいことを書いたパンフレットの束を通読したような読後感に近い。著者独自の思想をもう一歩踏み込んで開示する方向を避け、話題の提供にとどめているというような読後感だ。
アラステア・ボネット『オフ・ザ・マップ 世界から隔絶された場所』夏目大訳
イースト・プレス
2015年3月31日 第1刷発行
2015年4月26日に日本でレビュー済み
おもしろいテーマだと思う
世界のちょっと不思議なスポットの紹介
興味深い いわくつきの場所
だけど、文章で説明されると、どんなところ?見てみたいよ、とフラストレーションがたまるばかり
それぞれのスポットにつき2~3枚でも、写真をつけてほしい
中途半端で投げ出された未完成の本といった印象で残念
世界のちょっと不思議なスポットの紹介
興味深い いわくつきの場所
だけど、文章で説明されると、どんなところ?見てみたいよ、とフラストレーションがたまるばかり
それぞれのスポットにつき2~3枚でも、写真をつけてほしい
中途半端で投げ出された未完成の本といった印象で残念