身近な野鳥の名前や生態を楽しく雑学として知ることはとても楽しいことです。
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身近な鳥のすごい事典 (イースト新書Q) 新書 – 2018/1/11
細川博昭
(著)
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驚異の能力で千キロ超の距離を飛び帰巣するハト。
神の遣いから一変、ある時代から嫌われ者になってしまったカラス。
二千年も人と暮らし、その関係が濃すぎる故に数を減らしつつあるスズメ。
遥かな昔から私たちの傍には鳥の姿があった。
現代、東京の空にはインド・スリランカ産の鮮やかな緑色のインコが飛び、
いずれ「日本の鳥」となるといわれる。
鳥たちの歴史は長くその世界は驚くほど広い。
身近に見られる35種の鳥たちの意外な歴史とたくましい生き方を紹介する。
神の遣いから一変、ある時代から嫌われ者になってしまったカラス。
二千年も人と暮らし、その関係が濃すぎる故に数を減らしつつあるスズメ。
遥かな昔から私たちの傍には鳥の姿があった。
現代、東京の空にはインド・スリランカ産の鮮やかな緑色のインコが飛び、
いずれ「日本の鳥」となるといわれる。
鳥たちの歴史は長くその世界は驚くほど広い。
身近に見られる35種の鳥たちの意外な歴史とたくましい生き方を紹介する。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2018/1/11
- 寸法10.8 x 1 x 17.3 cm
- ISBN-104781680380
- ISBN-13978-4781680385
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商品の説明
著者について
細川博昭
ほそかわ・ひろあき
作家。サイエンス・ライター。
鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。
おもな著作に、『鳥を識る』(春秋社)、『知っているようで知らない鳥の話』『身近な鳥のふしぎ』『鳥の脳力を探る』『江戸時代に描かれた鳥たち』(SBクリエイティブ)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)、『インコの心理がわかる本』『うちの鳥の老いじたく』(誠文堂新光社)、『インコのひみつ』(イースト・プレス)などがある。
日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会、ほか所属。
ほそかわ・ひろあき
作家。サイエンス・ライター。
鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。
おもな著作に、『鳥を識る』(春秋社)、『知っているようで知らない鳥の話』『身近な鳥のふしぎ』『鳥の脳力を探る』『江戸時代に描かれた鳥たち』(SBクリエイティブ)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)、『インコの心理がわかる本』『うちの鳥の老いじたく』(誠文堂新光社)、『インコのひみつ』(イースト・プレス)などがある。
日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会、ほか所属。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2018/1/11)
- 発売日 : 2018/1/11
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4781680380
- ISBN-13 : 978-4781680385
- 寸法 : 10.8 x 1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 338,328位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
というような内容じゃないけれど、地味に面白かった。損した気分にはならないです。
これならkindleじゃなく、現物買いでもよかった。
これならkindleじゃなく、現物買いでもよかった。
2019年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすい!発見がたくさんある!気に入ってます!
2018年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野鳥が大好きなので購入しました。文庫本ですがなるほどと思う事が沢山有り身近に居る雀や鳩や烏丸等隠れた能力があるんだなと改めて野鳥を見る目が変わりました。
2018年6月5日に日本でレビュー済み
『身近な鳥のすごい事典』(細川博昭著、イースト新書Q)では、身近な35種の野鳥にスポットが当てられています。
ムクドリは我が家でもよく見かけますが、ギャア、キュルキュル、ツィーツィー、ジャージャーといった鳴き声の多彩さには、驚かされます。「実はムクドリも托卵をする。といってもホトトギスやカッコウのように別種の鳥の巣に卵を産みつけるわけではなく、同種の巣に産む。こうした托卵を『種内托卵』と呼ぶ。つまり、一見親子に見えるムクドリの巣立ち雛の中には、養子がけっこういるということだ。実子かどうかの見分けがつきにくいこともあるが、ムクドリのカップルは自分たちが産んだ以上の雛が孵ってもあまり気にしない。・・・こうしてあちこちに子だくさんのムクドリが増えることで、その繁栄が継続していく」。
ハヤブサとチョウゲンボウについて。「ハヤブサやシロハヤブサ、チョウゲンボウなどが属するハヤブサのグループは、ワシやタカの仲間だとずっと考えられてきたが、DNAを比べてみると、それは明らかなまちがいで、ワシ・タカよりもインコやスズメ目の鳥に近かったことが判明した。多くの鳥類が分岐していったのち、最後に残ったグループからまずハヤブサ類が分かれてハヤブサ目が誕生し、ほどなくインコ目が誕生。残った巨大なグループがスズメ目となって、スズメ類やカラス類、ヒタキ類などが分かれていったことが確認されたのだ。近い環境で似た暮らしをしているうちに姿が似てくることを『進化の収斂』や『収斂進化』と呼ぶが、ハヤブサ類とワシ・タカ類に共通する特徴だった鉤状のクチバシや鋭い足の爪などは、まさに進化の収斂によるものだった」。目から鱗が落ちました。
嫌う人が多いヒヨドリですが、かつて花形だった時代があったそうです。「ヒヨドリをこぞって愛玩した時代があった。それは今から800~1000年前の平安時代のこと。飼っていたのはもちろん貴族で、名前をつけてかわいがっていた各家の鳥を持ち寄って優劣を競う『鵯合(ひよどりあわせ)』が行われたという事実まである」。
ホトトギスやカッコウが托卵する理由が、漸く分かりました。「ホトトギス類は自身の体温を保持する能力が低く、気温の変化や運動状況などによって体温が10度も上下することがわかっている。ホトトギス類が日本に渡ってくるのは初夏の前後で、日の出前などはまだまだ寒い。そんな時期に自分で卵を抱いたとしたら、孵化は途中で止まり、中の雛が死んでしまう可能性が高い。それが、ホトトギスやカッコウが、ほかの鳥の巣に托卵し、自身で子育てをしない理由ではないかと推察されている」。
ウズラが長距離を飛べることは知りませんでした。「ウズラは、ニワトリやキジ、ライチョウなどと同じキジ目の鳥である。小さくて丸い体や短い翼から『飛べない鳥』と信じている人も多いが、実はウズラの体には優れた飛翔力が備わっていて、野生のウズラはその翼で日本国内を長距離移動する。それどころか、一部は冬場、中国北東部や極東ロシアなど、北アジアから渡ってきて日本で越冬し、また別の一部は、夏の日本で繁殖し、冬に東南アジアへと帰っていく。彼らはれっきとした渡り鳥であり、海を渡っていくだけの飛翔力と体力を有している」。
ヤマガラについて、このような記述があります。「昭和の半ばまでに生まれて、昭和の頃に東京にいた方なら、浅草の花屋敷の前で行われていた、ヤマガラに御御籤を引かせる芸をおぼえているかもしれない。この芸は30年ほど前まで、浅草に限らず、お祭りなどの際に、各地の神社の境内などで見ることができたため、地方在住の方でも見たことがある方がいるはずだ。鳥獣保護法の改正によって野鳥の飼育が完全に禁止されると、必然的にヤマガラも飼えなくなった。8百年以上も続いた日本伝統の鳥芸でもあった『ヤマガラの芸』も、その瞬間に地上から消滅した」。幼い頃、祖母に連れられて浅草寺に行った時は、必ずヤマガラに御御籤を引いてもらったことを懐かしく思い出しました。
東京では、インド、スリランカ産の鮮やかな緑色のワカケホンセイインコを見かけることがありますが、「(藤原)定家が見たインコも、アジア産のワカケホンセイインコかその近縁種だった可能性がある」と記されています。外来種でありながら、国の天然記念物に指定されているシラコバトの例を引いて、ワカケホンセイインコも「日本の鳥」になる日が来るだろうというのが、著者の見解です。野生のワカケホンセイインコは幸い、カメラに収めることができたので、次は、棲息数が減ってきている野生のシラコバトの写真を撮るべく、準備を進めているところです。
ムクドリは我が家でもよく見かけますが、ギャア、キュルキュル、ツィーツィー、ジャージャーといった鳴き声の多彩さには、驚かされます。「実はムクドリも托卵をする。といってもホトトギスやカッコウのように別種の鳥の巣に卵を産みつけるわけではなく、同種の巣に産む。こうした托卵を『種内托卵』と呼ぶ。つまり、一見親子に見えるムクドリの巣立ち雛の中には、養子がけっこういるということだ。実子かどうかの見分けがつきにくいこともあるが、ムクドリのカップルは自分たちが産んだ以上の雛が孵ってもあまり気にしない。・・・こうしてあちこちに子だくさんのムクドリが増えることで、その繁栄が継続していく」。
ハヤブサとチョウゲンボウについて。「ハヤブサやシロハヤブサ、チョウゲンボウなどが属するハヤブサのグループは、ワシやタカの仲間だとずっと考えられてきたが、DNAを比べてみると、それは明らかなまちがいで、ワシ・タカよりもインコやスズメ目の鳥に近かったことが判明した。多くの鳥類が分岐していったのち、最後に残ったグループからまずハヤブサ類が分かれてハヤブサ目が誕生し、ほどなくインコ目が誕生。残った巨大なグループがスズメ目となって、スズメ類やカラス類、ヒタキ類などが分かれていったことが確認されたのだ。近い環境で似た暮らしをしているうちに姿が似てくることを『進化の収斂』や『収斂進化』と呼ぶが、ハヤブサ類とワシ・タカ類に共通する特徴だった鉤状のクチバシや鋭い足の爪などは、まさに進化の収斂によるものだった」。目から鱗が落ちました。
嫌う人が多いヒヨドリですが、かつて花形だった時代があったそうです。「ヒヨドリをこぞって愛玩した時代があった。それは今から800~1000年前の平安時代のこと。飼っていたのはもちろん貴族で、名前をつけてかわいがっていた各家の鳥を持ち寄って優劣を競う『鵯合(ひよどりあわせ)』が行われたという事実まである」。
ホトトギスやカッコウが托卵する理由が、漸く分かりました。「ホトトギス類は自身の体温を保持する能力が低く、気温の変化や運動状況などによって体温が10度も上下することがわかっている。ホトトギス類が日本に渡ってくるのは初夏の前後で、日の出前などはまだまだ寒い。そんな時期に自分で卵を抱いたとしたら、孵化は途中で止まり、中の雛が死んでしまう可能性が高い。それが、ホトトギスやカッコウが、ほかの鳥の巣に托卵し、自身で子育てをしない理由ではないかと推察されている」。
ウズラが長距離を飛べることは知りませんでした。「ウズラは、ニワトリやキジ、ライチョウなどと同じキジ目の鳥である。小さくて丸い体や短い翼から『飛べない鳥』と信じている人も多いが、実はウズラの体には優れた飛翔力が備わっていて、野生のウズラはその翼で日本国内を長距離移動する。それどころか、一部は冬場、中国北東部や極東ロシアなど、北アジアから渡ってきて日本で越冬し、また別の一部は、夏の日本で繁殖し、冬に東南アジアへと帰っていく。彼らはれっきとした渡り鳥であり、海を渡っていくだけの飛翔力と体力を有している」。
ヤマガラについて、このような記述があります。「昭和の半ばまでに生まれて、昭和の頃に東京にいた方なら、浅草の花屋敷の前で行われていた、ヤマガラに御御籤を引かせる芸をおぼえているかもしれない。この芸は30年ほど前まで、浅草に限らず、お祭りなどの際に、各地の神社の境内などで見ることができたため、地方在住の方でも見たことがある方がいるはずだ。鳥獣保護法の改正によって野鳥の飼育が完全に禁止されると、必然的にヤマガラも飼えなくなった。8百年以上も続いた日本伝統の鳥芸でもあった『ヤマガラの芸』も、その瞬間に地上から消滅した」。幼い頃、祖母に連れられて浅草寺に行った時は、必ずヤマガラに御御籤を引いてもらったことを懐かしく思い出しました。
東京では、インド、スリランカ産の鮮やかな緑色のワカケホンセイインコを見かけることがありますが、「(藤原)定家が見たインコも、アジア産のワカケホンセイインコかその近縁種だった可能性がある」と記されています。外来種でありながら、国の天然記念物に指定されているシラコバトの例を引いて、ワカケホンセイインコも「日本の鳥」になる日が来るだろうというのが、著者の見解です。野生のワカケホンセイインコは幸い、カメラに収めることができたので、次は、棲息数が減ってきている野生のシラコバトの写真を撮るべく、準備を進めているところです。
2018年5月13日に日本でレビュー済み
ヒヨドリの頭頂部の毛が立っているのがパンクロッカー?!
サギが唯一嫌いと言っているのが清少納言?!
しかも、好き嫌いの激しい清少納言のことだから、なんて書いてある。
スズメにカラスにとんびに…真面目ーな学術書なのに、笑いながら読んでしまった。
本文に添えてあるイラストは国会図書館にある図譜から引用され、
普通の事典にのるべき写真と説明は章末に。
サギが唯一嫌いと言っているのが清少納言?!
しかも、好き嫌いの激しい清少納言のことだから、なんて書いてある。
スズメにカラスにとんびに…真面目ーな学術書なのに、笑いながら読んでしまった。
本文に添えてあるイラストは国会図書館にある図譜から引用され、
普通の事典にのるべき写真と説明は章末に。
2020年10月5日に日本でレビュー済み
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届いた本をパラパラめくる。驚いた。いったいいつの時代の本だ。内容より中の装丁が正に昭和を思わせる古臭い仕様。一気に読む気が失せた。思わず奥付を確かめる。2018年が初版のいわば新刊でこれはない。中身全てモノクロで特に写真などコントラストの弱い黒潰れの写真で何を見せたいのかよく分からない。図版やイラストも古臭く、これ必要か?と思う所に空きスペースを埋めるために入れられている。内容もすごい事典と謳うほどの驚きもなにもない。四、五十年前の書店の本棚から引っ張り出した様なタイムスリップ感だけが残る本だ。高評価をしてる人、自分とは違う本を見ているんだろうか?