科学的実在論を扱った、科学哲学の本。タイトルにあるとおり、本書は大きく分けて、表現についてと介入について扱っている。この場合、表現というのは、科学の理論のことであり、介入というのは、実験や観察や測定のことである。従来、哲学者があまり注目してこなかったであろう、実験に関しての哲学的考察でもある。 まず、ハッキングは、科学哲学のトピックを大きく二つに分ける。すなわち、合理性と実在論に、である。この両者 続きを読む