美学の教科書として使われることもあり、盛りだくさんの内容である。
これだけの内容を消化することは容易ではないが、芸術作品を味わうための言葉を
得ること請け合いである。
至るところに滋味掬すべき言葉がちりばめられており、読後、さらに学びたくなっ
てそわそわし始める、そんな本である。
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現代ア-トの哲学 (哲学教科書シリーズ) 単行本 – 1995/10/3
西村 清和
(著)
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- ISBN-104782802021
- ISBN-13978-4782802021
- 出版社産業図書
- 発売日1995/10/3
- 言語日本語
- 本の長さ266ページ
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登録情報
- 出版社 : 産業図書 (1995/10/3)
- 発売日 : 1995/10/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 266ページ
- ISBN-10 : 4782802021
- ISBN-13 : 978-4782802021
- Amazon 売れ筋ランキング: - 88,106位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2021年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年10月24日に日本でレビュー済み
同シリーズとして
『知識の哲学』
も拝見したが,二冊読んだ限りでは,
このシリーズは論題に対して,うまく体系立ててまとめられている.
全体の構成や難易度に対しては,「このシリーズの趣旨,編集の方針」で示されている通り,
大学の教養課程としての位置付けで,高校課程をまともに終えていれば,専門的な知識は必要ない.
またそれに伴って,基礎的な教科書として一冊に十分に内容がまとめられている.
トピックについては目次を見ていただければわかるが,芸術的な絵画やアートの定義に収まらず,
フィクション,写真,広告といった内容まで多様に扱っている.
タイトルにある『アート』も一般的には『芸術』とイコールで捉えてしまうかもしれないが,
本書では明確にアートと芸術の区別について述べられている.
芸術は,彫刻や絵画,小説や演劇,音楽といった個々のジャンルを包括する類概念として形成されたものだが,
そこには命名の企ての当初から,価値的な概念として形成されたものであるという.
アートという言葉は,このような従来の芸術に属さない現代の作品に対しても,包括する概念として用いられる.
つまり,芸術は価値的な意味で用いられ,アートは価値的には中立で分類上の意味で呼ぼうとする試みである.
本書を読めば,以下のような問いについても一通り指針を示してくれている.
芸術,美術,美学の定義の違いは何か.
伝統的な芸術と現代のアートの違いは何か.その違いはどのようにして引き起こされたか.
大衆社会の到来,美術と工芸,芸術と生活の融合はどのようなの経緯で起こったか.
技術的に高いレベルでできた作品は芸術になりうるのか,芸術と技術の違いは何か.
作品の価値は,美的価値と芸術的価値.現実の真理や道徳についての主張か.
完全な贋作について、またオリジナルが存在しない贋作についてどう捉えるか.
歴史は一般には過去の事実として捉えがちだが,重要なできごとの原因を事後的に知るという点で,
これは物語であり,それは不確かなものではないか.では歴史はおなじ物語の文学とは何が異なるのか.
よき趣味とはどのような趣味か.悪趣味は存在するのか.
写真の発明が絵画、美術館にどのように影響するのか.
広告は美的な価値以外になにを語るのか.
書籍とかによくありがちな興味深く面白いことは書いてあるのだが,
途中で専門的な要素で分かりにくくなったり,具体的な説明が長くて,
飽き気味になることがあるが,個人的には本書はそんなことはなかった.
もちろん,一章から最終章まである程度は連続性があるが,基本的にどの章を読んでも面白い.
芸術,アートに興味があるなら万人にオススメできる.
このシリーズは論題に対して,うまく体系立ててまとめられている.
全体の構成や難易度に対しては,「このシリーズの趣旨,編集の方針」で示されている通り,
大学の教養課程としての位置付けで,高校課程をまともに終えていれば,専門的な知識は必要ない.
またそれに伴って,基礎的な教科書として一冊に十分に内容がまとめられている.
トピックについては目次を見ていただければわかるが,芸術的な絵画やアートの定義に収まらず,
フィクション,写真,広告といった内容まで多様に扱っている.
タイトルにある『アート』も一般的には『芸術』とイコールで捉えてしまうかもしれないが,
本書では明確にアートと芸術の区別について述べられている.
芸術は,彫刻や絵画,小説や演劇,音楽といった個々のジャンルを包括する類概念として形成されたものだが,
そこには命名の企ての当初から,価値的な概念として形成されたものであるという.
アートという言葉は,このような従来の芸術に属さない現代の作品に対しても,包括する概念として用いられる.
つまり,芸術は価値的な意味で用いられ,アートは価値的には中立で分類上の意味で呼ぼうとする試みである.
本書を読めば,以下のような問いについても一通り指針を示してくれている.
芸術,美術,美学の定義の違いは何か.
伝統的な芸術と現代のアートの違いは何か.その違いはどのようにして引き起こされたか.
大衆社会の到来,美術と工芸,芸術と生活の融合はどのようなの経緯で起こったか.
技術的に高いレベルでできた作品は芸術になりうるのか,芸術と技術の違いは何か.
作品の価値は,美的価値と芸術的価値.現実の真理や道徳についての主張か.
完全な贋作について、またオリジナルが存在しない贋作についてどう捉えるか.
歴史は一般には過去の事実として捉えがちだが,重要なできごとの原因を事後的に知るという点で,
これは物語であり,それは不確かなものではないか.では歴史はおなじ物語の文学とは何が異なるのか.
よき趣味とはどのような趣味か.悪趣味は存在するのか.
写真の発明が絵画、美術館にどのように影響するのか.
広告は美的な価値以外になにを語るのか.
書籍とかによくありがちな興味深く面白いことは書いてあるのだが,
途中で専門的な要素で分かりにくくなったり,具体的な説明が長くて,
飽き気味になることがあるが,個人的には本書はそんなことはなかった.
もちろん,一章から最終章まである程度は連続性があるが,基本的にどの章を読んでも面白い.
芸術,アートに興味があるなら万人にオススメできる.
2022年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し前の本なので、取り上げてる題材がなんとなく古い。
おじいちゃん先生の講義を聞いてるみたいな感じでした。
でも悪くないですよ。
読みやすいし、各章の終わりには問題も出るし。
美学を大学などで学んだことがない方にはいいかも。
私には既視感が強くて、少し退屈でした。
でも総合的に見ていい本です。
おじいちゃん先生の講義を聞いてるみたいな感じでした。
でも悪くないですよ。
読みやすいし、各章の終わりには問題も出るし。
美学を大学などで学んだことがない方にはいいかも。
私には既視感が強くて、少し退屈でした。
でも総合的に見ていい本です。
2005年9月29日に日本でレビュー済み
芸術、美術に興味と憧れを持ちながらも、それが何なのか、
一体何に惹かれているのか分からなかった自分の気持ちに
答えてくれる内容でした。とても面白かったです。
これから美学関連の本をもっと読みたい、と思わせて
くれた良書です。
一体何に惹かれているのか分からなかった自分の気持ちに
答えてくれる内容でした。とても面白かったです。
これから美学関連の本をもっと読みたい、と思わせて
くれた良書です。
2004年6月1日に日本でレビュー済み
美学分野ではけっこう権威すじっぽい西村清和氏による、教科書的な一冊。
当該分野に詳しいわけではないので、美学業界内的な評価はわかりませんが、初学者である私にとっては、多様なトピックについて非常に手際よくまとまっている上、議論を深めていくための道筋まで用意されていて、とてもよくできた教科書っぽいなあ、という印象をうけました。
芸術に関わる議論について思索をはじめたい、という問題意識を持っている人にとっては、まず間違いなく面白く読める本ではないでしょうか。最近読んだ本の中でも特に面白い本の一冊でした。
当該分野に詳しいわけではないので、美学業界内的な評価はわかりませんが、初学者である私にとっては、多様なトピックについて非常に手際よくまとまっている上、議論を深めていくための道筋まで用意されていて、とてもよくできた教科書っぽいなあ、という印象をうけました。
芸術に関わる議論について思索をはじめたい、という問題意識を持っている人にとっては、まず間違いなく面白く読める本ではないでしょうか。最近読んだ本の中でも特に面白い本の一冊でした。