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精神と自然 改訂版 普及版: 生きた世界の認識論 単行本 – 2006/11/1

4.4 5つ星のうち4.4 96個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新思索社 (2006/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 325ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4783511950
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4783511953
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 96個の評価

著者について

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グレゴリ−・ベイトソン
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月14日に日本でレビュー済み
科学に対する姿勢、自然を扱う時の考え方について様々な例、検証によって解き明かされる。本書はベイトソンの著書でも集大成的な位置付けにあり、訳者解説によると亡くなる前の最後の一冊であるようだ。

著者は一つの事象に着目するのではなく、相互作用や関係性に注目して科学の見方を解き明かしていく。依存性や攻撃性と言った時、大抵はその人個人に原因を求めるが、本書では人間同士の間で起こることに根差していると提言する。個人に原因を帰着していくのは、人間関係の現場から目を逸らし内面とか本能ということに囚われ、事の本質から外れナンセンスだと厳しく難じる。依存性や攻撃性だけではなく勇気や消極性や諦めやすさなど性格を表す事象は相互作用に基づく定義にすべきだという。二者の間で刺激がありそれに反応して強化される現象があったとして、それが一つのコンテクストとなりそこには性格的な特性が現れる。しかしこれは刺激、反応、強化が繰り返されればその都度新たな性格的特性が現れることになり、コンテクストは幾通りも生じる。そのため、性格やそこから生まれる行動をカテゴリーに分けるのは意味がなく、行動のコンテクストの生まれ方をカテゴリー分けして捉える必要がある。現象そのものではなく、現象間のコンテクストを分類して論理的な段階(論理階型)の変化にも注意深く考察している。

差異についても目から鱗である。コンテクストに繋がるさらに根源に迫る。互いの間にある両者の違いが違いを生んで情報となることとそれが存在するのかとしているp135。そしてそのテーマから発展して作用を受けなければ意味が生じないとして、さらに論理的な段階の問題として人の精神に対して物理的な現象が作用する場合は、物理的現象がそのまま精神に作用するのではなく物理的現象を意味する観念が精神に作用するというp188。著者はエネルギーという物理用語についても注意を促す。エネルギーは実体を持ちmν2の次元を持つが、差異は量ではなく質であり、二者の間のことを指す。しかしこの差異やこの間にある刺激や反応をエネルギーと同じように扱う向きがあるとして、著者は批判している。ゼロとイチの間にある差異によって現象が起こっていることに対して、そこにエネルギーが介在したと言うのはおかしいというのだ。一方で、生命現象、精神プロセスにエネルギーは欠かせないとして、エネルギーという現象の考え方にも言及していく。刺激を与え、それを受けた物が物質交代から得たエネルギーをもって反応する。そのため反応を生じさせるエネルギーは反応者の中に用意されていると考える。

差異についてエネルギーと同じに考えてはいけないという件は、回路上のスイッチに例えて説明される。つまりスイッチは切り替えの瞬間にしか存在しない。オンのままであれば、またオフのままであれば存在しないも同然である。物質ではなく変化に関わることであり、物質のある次元(論理階型)とは異なる次元にあるとも言える。スイッチは外からの衝撃(刺激)によって変化し、その先にある物に反応を生じさせる。スイッチ自体(差異)には刺激も反応もない。それは間なのだから。

社会に対する批判は根深い部分に及ぶ。トーテムポールのように動物の姿により社会的な位置を表現することになぞらえて、社会のシステムを自然界の姿に例えて表現する宗教のようだとする。そしてそのトーテミズムは世俗化していき孤立に及び、本来のトーテムポールが意味したような動物的でエコロジカルな美学は忘れ去られ、社会の中で一部の意味しかなさない象徴になり、また自然のイソップ化が生じるという。本来は自然との繋がりを持っていたトーテミズムは今やビジネスや娯楽の一翼を担うだけである。ここにも資本主義的な議論が顔を覗かせているが、『資本主義だけ残った』(ミラノビッチ)『マルクス解体』(斎藤)などで誰もが共有できた自然物がお金に換金され価値を与えられ、本来の意味が形式に変貌してしまった問題がここでも触れられる。ベイトソンは関係性に着目したが、資本主義に根ざした自然観、科学観では物事を細かく細分化して分析を深め、また価値を与えていき、分裂を生み出すことが必須である。ベイトソンは自然科学においてそうやって捨てられてきた関係性、相互作用に再び光を当てている。

本書では遺伝子的な変異と体細胞レベルの変化にも言及している。エピジェネティクスが昨今では話題になっているが1979年の本書初版の頃に考察が深まっていたのは驚き。生体は保守的に内部を維持しようとするが、環境という外部は生体に変化を求めていく。このため遺伝子レベルにまでいかなくても体細胞レベルで変化が生まれる。これは環境の変化や生体の変化がある程度予測可能であっても、環境と生体のそれぞれの変化が相互作用した時に何が起こるか分からないという予測不能性に対して柔軟性があることを示している。この予測不能に対して遺伝子レベルで幅を持ち(範囲を決め)、体細胞の変化を許している、あるいは環境に適応するように制御しているという。著者はこのようなシステムを散乱選択系(ストカスティックシステム)と呼び変化への可能性を担保しているという。そして本書ではこの散乱選択系が進化するプロセスについても言及していく。ただしこのレビューではまた長くなりそうなのでやめておく。

本書の最後は娘との対話形式になっていて、難しい本の論旨をわかりやすく振り返っている。ベイトソンは娘の言葉を借りて「全体を記述することが望み」だと言いつつ「全体を記述するためにはパーツが役に立つ」とした。またそこには様々な次元の違いがあり、視野を広げれば考えの誤りや目的の間違いは高い次元に飲み込まれ問題にならなくなる。そして著者はエコロジカル・トートロジーという生命と環境をまとめた概念に挑んでいく。著者の次の本は娘さんが受け継いで『天使のおそれ』(1992,星川訳)刊行したというから、古本からでも探して読んでみたい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年1月21日に日本でレビュー済み
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1 イントロダクション

2 誰もが学校で習うこと

『芸術も、宗教も、商業も、戦争も、そして睡眠までもがそうなのだが、科学もまた前提の上に成立している。ただ科学  の場合は、単に思考の道筋が前提によって決まるというだけではない。現在の前提の是非を問い、非ならば破棄して新  しい前提を造るところに科学的思考の目標があるのである。・・・
  前提の組み替えにあたっては、自分たちがいかなる前提を基礎としているかということを意識すること、そしてそれを  言葉で把握できることが、不可欠と言わぬまでも、望ましいことは明らかである。・・・・
  ・・・
  私はこれまで数々の学校や病院で、大学1年生から若い精神分析医に至るさまざまな・・・人学生を相手に、行動生物  学や文化人類学にかかわる幅広い内容の講義を行ってきたが、その中で、学生たちの思考に何とも奇妙な穴があいてい  るのを見せられてきた。それは彼らがある種の思考のツールを欠いているために生じた穴である。この傾向は初等・高  等、文系・理系、男子・女子の区別なく一様に現れる。彼らに欠けているものーそれは前提の認識なのだ。科学の前提  のみならず、日常の暮らしを支えている前提についても彼らはまったく盲目なのである。
  ・・・
  ・・・
  ・・・思考の拠って立つ前提自体が誤っていることがあるのだということの理解を欠いた人間は、ノーハウしか学ぶ   ことができない。・・・(本文より)」
  

  その1−科学は何も証明しない

  その2−地図は土地そのものではなく、ものの名前は名づけられたものではない
    

  その3−客観的経験は存在しない

    ・
    ・
    ・

3 重なりとしての世界

4 精神過程を見分ける基準

5 重なりとしての関係

6 大いなる確率的過程

7 分類から過程へ

8 それで?

付記 時の関節が外れている
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月10日に日本でレビュー済み
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「進化と学習とは、必然的に、同じ形式的規則性(=基底的な真理)に従う。」というフレーズが先駆的な
マインドに語りかけてくれる名著ですが、そのまま21世紀に継承されても、う~ん、工夫がないかなぁ。
いまやそれなりに『こころの情報学/西垣通著』『基礎情報学/西垣通著』のようなシステム思考もあって
(生物と機械の類似性と相異を明確にし、”生命本体にとっての情報”とその意味解釈の問題にまで言及。
 情報の送信者と受信者の間で意味内容の対応規則=コードが共有されているとする”生命情報モデル”。)
それはさておき、以下↓ここは絶対にメモしておこう!と思った箇所です。

P221
ここでネコの行為の連続と、それに対する私の読みの連続について見ていこう。
私の読みまで考えなくてはならないのは、ここでわれわれが問題にしている全体(システム)が、
単体のネコがつくるものではなく、人間ーネコ、いや、
”人間を見ているネコを見ている人間の見方を見ている人間”という非常に入り組んだものであるからだ。
・・・
実感として、ネコの発する数々のメッセージは複雑なネット状に絡まり合って感じられる。
それを解きほぐすのがどれほど大変なことか知ったら、ネコも目を丸くするに違いない。
メッセージの受け手が同じネコであるなら、そんなに入り組んだことにならないのだろうが、
われわれ人間にとっては、個々の信号は悲劇的にもつれ合う。
・・・
にもかかわらず人間は、ネコとの間で起きていることがまるで分かってでもいるかのように、
メッセージの断片をつなぎ合わせて、ネコの意図を”理解”してしまう。
人間は仮説を立てる。
・・・
異種間のコミュニケーションはいかなる場合も、自分の側で作りあげるコンテクストを、
互いに修正し合っていく学習のコンテクストの連続である。
言い換えれば、個々の信号の解釈をめぐるメタレベルの関係に誤解や混乱があっても、
さらに一段上の抽象的レベルにおいて、相互理解が成り立ちうるということだ。
動物の行動や人間の関係における論理レベルの区分を行うのは人間だけとは限らない。
ある程度まで、それを動物が行う状況も存在する。
・・・
この点を納得していただくために、実話を二編ほどお聞かせしよう。
一つはパブロフの古典的な神経症誘発実験
もう一つは私がハワイ海洋研究所で携わった”人間ーイルカ関係”の研究についてのお話である。
両者は見事な対照をなす。
前者では動物が思考のもつれから心を病んでしまうのに対し、
後者では動物が論理段階の段差を飛び越えることに成功するのだ。

P239
意識の問題は、より不明瞭である。
本書で意識に関する言及がなされたのはただ1度、知覚作業に関して、
知覚のプロセス自体は無意識のものだがその産物は意識されうる、と言ったときだけである。
意識という現象をこの意味で意識する限りにおいて、
それが本書で多大の注意を払った論理階型というものに、何らかの形で関連してくるようにも見える。
しかし私はこの複雑な現象を、より単純で原初的な現象に結びつける材料を何も持っていないので、
本書でそのような試みに挑戦することはしなかった。

と、不明瞭なことは不明瞭なまま、後進への挑戦課題をハッキリさせてくれているようですが、
ここに挑戦する試みから生まれた物語が『吾輩は子猫である・総集編/友情と物語で解く複雑系の科学』、
複雑な現象を、無意識材料により単純で原初的な生活世界へと結びつけた”人間ーネコー人間”のお話。
知覚のプロセス自体は無意識のものですが、その産物は元型物語として意識されうる、というわけです。
                        (表現方法としては、映像と文章の二重表現。)

※多様な個体の独自性は遺伝子情報によって形作られ、個体はやがて社会とのつながりを現わし始めますが
 太古の昔から、生物は他個体の無意識(情報発信)を解読することで個体間に心のつながりを生み、生活
 形態を進化させてきました。ネコに形作られたネコは、ネコや人間とつながり、オートポエティックな    
 詩人を含む人間も、生態系や個体群(生命)につながりを広げつつ、共同体を形成してゆきます。
 遺伝子は遺伝子間の相互作用によって「巧妙なプログラム」を作り上げていますが、人間社会の場合は、   
 過去の歴史が集約された文化的DNA(習慣、伝統などの形)が個体間で相互作用(ネットワーク)し、
 社会のしくみが決まっていくようです。情報化社会の今、観察しやすいのは遺伝子型よりも表現型です。
  
固定的な偏見や先入観を持たずに(空)、変化する情報化社会の実相(縁起)をありのままに洞察すれば、
ベートソンに挑戦できなかったこと(無意識の意識化)ももはや、自己組織化し始めているわけで、
つまり、進化と学習とは、必然的に、同じ形式的規則性(=基底的な真理)に従う。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年4月7日に日本でレビュー済み
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大拙の「業」を20世紀の欧米の到達点から理解する上でも、中澤氏のダイヴァーシティの追及を理解するにも、本書は重要である。ことに「自己」を他者との関連でしか捉えられないという指摘は、「縁起」という仏教の捉え方と共通性が見られる。遺伝も本細胞と個体群と分けて考察し、いくつかランダムに試行(試投)してその一部が結果として遺伝するという説は、興味深いし、説得力がある。人間が自然という環境の中でどのように発生し、魚や爬虫類のような形態を経て生れて来るか、それから個体群として遺伝するし、個体としては「本細胞」として保守的に継承されてきたものを保持するなど、重要な指摘が見られる。廬山庵人
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Raan Joseph
5つ星のうち5.0 Philosophically Inspirational
2016年1月22日にカナダでレビュー済み
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This book had had such an impact on my thinking when I first read it that I had to put it down after a couple of pages at a time due to the thoughts it inspired in me. When I ordered it I had a recollection of many many deep insights but I was surprised on rereading this book that it put across only two basic ideas.. However those two ideas had such far reaching implications that there is barely an end to the numerous areas to which they apply. At least that is my own experience but we only get what we bring to a book and a good book like this one is more about the thoughts it precipitates than the ideas it expresses.
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Walter J. Smith
5つ星のうち5.0 Science responds vigorously to Human Potential & Ecology movements
2014年1月24日にアメリカ合衆国でレビュー済み
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This book was, curiously, finished as Bateson was convalescing from "severe medical adventures" (Acknowledgements) at Esalen Hot Springs Resort on the Big Sur Cliffs. Perhaps more curiously, that was during the period when Michael Murphy and George Leonard were pulling together the various strands of the Human Potential Movement, (see Murphy's "The Future of the Body" & Leonard's "Education & Ecstasy") and threading these together into their co-authored book, "The Life We Are Given," What that book explains and describes, their Integral Transformative Practices project's initial prototype aggregate of practices was distilled into an hour a day for initiating one's self-transformation/integration. Whereas Murphy and Leonard leaned their work toward the Eastern traditions of yoga and the healing & martial arts, Bateson continued his work directly and heavily into the hardest-nosed of scientific thinking, thinking reinforced & enriched with some notable reaches into philosophy, great literature, psycho-pathology, earth sciences, epistemology, cybernetics, and the social and political upheavals of the mid-20th century.

As all the historians of Esalen have pointed out earlier, the Human Potential Movement seems to have stalled on its own anti-intellectualism (and pseudo-intellectualism). Before he died, though, George Leonard left us an amazing book: "The Silent Pulse." That book points sharply to the inner core of the Human Potential, and that potential's central tie to both Buddhism and Christianity. Bateson's work, however, has inspired so many strands of re-thinking much of the entire Western intellectual inheritances, especially since the emergence of the mind-body split with Descartes, Bacon, Hobbes, et. al., it's too many list here. To be much too brief, Bateson's thinking pushed him into making every possible effort to re-integrate the human mind in its broadest conception with nature, in all her details and characteristics. Bateson's thinking is increasingly rich and full-bodied from the first pages; nothing light-hearted here but for some witticisms scattered throughout.

The book begins with a chapter devoted to what "every schoolboy (and, presumably, girl) should know;" in other words, one should come from the primary & secondary schooling with some solid history of the world as well as the history of the mind and natural history. Otherwise, one is in for either a good schooling on what one missed; or, as many reviewers and critics of this book cannot refrain themselves from doing, missing most of the intellectual feast while looking for something else (and, astonishingly, finding it!). As Bateson put it so succinctly in his Introduction: "What has to be investigated and described is a vast network or matrix of interlocking message material and abstract tautologies, premises, and exemplifications."

To grasp and open up the range and depth of what he means here, consider the proliferation of the academic 'disciplines' in the universities and colleges. Add to these considerations the brute fact that until recently, almost no one in any one discipline studied more than one or two introductory subjects in any other discipline. (It seems bizarrely anachronistic that US AMA Medical Doctors begin professional practice with two hours or less introduction to Nutrition!) In other words, the Tower of Babble Bible story was prophecy for what has happened to the late (post?) modern university as well as our primary professions. Combining these numerous 'disciplines,' the near absence of any substantive intellectual intermingling amongst these diverse fields, and the increasing impoverishment of primary and secondary schooling, and we end up with much ado about far too little spread far too broad and far too thin to matter to almost anyone but the tenured and the celebrity professors. As one publisher's silly blurb on the book's cover illustrates all too tellingly about the routine ignorance of editors/publishers with this categorization of the book: "New Age."

Bateson was no stranger to academic life; he thrived in it, even rising to the Board of Regents of the University of California, and writing a gadflyish letter to his fellow regents about what they were all supposedly doing with their 'regency.' Needless to say, he was no more popular there than he is in "literary circles" of today's America. Perhaps this was and is because he was one of those rare and very learned scholars with an inordinately curious mind and an ever-farther-reaching imagination. The connections between science, philosophy, human potential, Buddhism, psychology, cybernetics, and human/ecological pathologies were, for him, but pieces of the same puzzle. He knew he hadn't resolved the whole package deal with this book. He knew that he had put together a very solid foundation for the re-thinking of the entire Western intellectual enterprise.

He also knew exactly what he must next attend to. His later books attest to this. His Daughters' great following on his heroic achievements is a testament to their wisdom as well as their own individual and shared integrity. They learned well what he discovered and taught and wrote well about. While the academic discipline of physics is overwhelmed with the search for one theory that explains the entire physical universe, Bateson focused upon helping anyone who wanted to learn the path to re-integrating one's own mind with the vast universe, and without crutches or gurus or charismatics or exotic creatures with glowing eyeballs.

Mind and Nature is for the serious citizen, thinker, ecologist, political economist, psychologist, self-healing physician, holistic healer, cybernetician, human/natural consciousness student, and so on. It is not something for armchair academics, historians, philosophers, or channel-surfing snack readers. The writing is lucid, crisp, demanding, and a substantive dictionary helps. Much re-reading is re-rewarding oneself with the richness in the communications. One may learn to forgive oneself for wanting to immediately re-read the brilliant book immediately upon initial completion.
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Delaney WP
5つ星のうち5.0 To think better, to live better as a species.
2020年2月16日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
Bateson is the real deal. He brought such sophistication to anthropology and bridged so many fields (biology, psychology, family systems, steam engines, redwood forests, dolphins). He makes you want to think and connect. This is a great book to start with. I would describe him as a rare type: a scientist not afraid to provoke and always in possession of great warmth and love of nature and humanity.

However, humanity in Bateson's world has some serious changing to do. Our thinking and practices are way too detached and Cartesian, i.e., we have exaggerated the subject vs object dualism to the point we no longer know how to live with nature, as nature, of nature. And he offers solutions to this. He believed Alcoholics Anonymous for instance was a benign model for living in the world! See his Steps to an Ecology of Mind. But start with this book! It may lead you to see more and more the pattern that connects.
Annika Hurwitt
5つ星のうち5.0 Five Stars
2017年11月17日にアメリカ合衆国でレビュー済み
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Great book
B. Estabrook
5つ星のうち5.0 Extraordinary book. Well-written, intellectually stimulating.
2016年7月30日にアメリカ合衆国でレビュー済み
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Extraordinary book. Well-written, intellectually stimulating.
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