プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,420¥2,420 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,188¥1,188 税込
配送料 ¥257 6月9日-10日にお届け
発送元: わだ古書店 (アルコール消毒後毎日発送。領収書が必要な方は注文時にお願いいたします) 販売者: わだ古書店 (アルコール消毒後毎日発送。領収書が必要な方は注文時にお願いいたします)
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
敗戦処理首脳列伝: 祖国滅亡の危機に立ち向かった真の英雄たち 単行本 – 2011/5/1
購入オプションとあわせ買い
戦争継続派、傀儡志願者を封じ込む説得力と権謀術!
寛大・有利な講和条件を引き出す交渉術と人間力!
それでも彼らは「戦犯」「売国奴」呼ばわりされた!
- 本の長さ399ページ
- 言語日本語
- 出版社社会評論社
- 発売日2011/5/1
- 寸法13 x 2.8 x 18.9 cm
- ISBN-104784509666
- ISBN-13978-4784509669
商品の説明
出版社からのコメント
□カール・デーニッツ=ゲーリング、ヒムラーを抑え、迫り来る赤軍から国民を西に避難!
■ピエトロ・バドリオ=ムッソリーニ逃亡後、レジスタンスも抑え、逆に連合国陣営に参加!
□ケマル・アタチュルク=第一次大戦敗北後、崩壊オスマントルコからトルコ共和国建国の父!
■ウラジミール・レーニン=ボリシェヴィキ政権樹立、対独単独講和、反革命内戦専念!
□徳川慶喜=大政奉還、江戸城無血開城、生き延び、貴族院議員になり趣味に没頭!
■タレイラン・ペリゴール=全部ナポレオンのせいにしてウィーン会議で敗戦国から逆転!
真の救国者79 人の感動と悲劇の歴史ドラマ!
著者について
About this Title
戦争はよくないものである、これはほとんどの人にとって異論のないところだと思います。しかし、趣味として歴史を眺めた際に戦史・軍事史に興味を惹かれるのもまた否定できない事実ではあります。そして戦史を眺めたときに目が行きやすいのは、輝かしい勝利を上げた名将であったり、不利な中で善戦したにも関わらず散っていった悲劇の英雄だったりするのも通例といってよいでしょう。
ですが、そうした華やかな英雄たちの陰には無数の無名戦士や後方支援担当者といった目立たぬ人々の貢献があったのは言うまでもないところです。そしてそうした目立たぬ「裏方」には、敗戦が不可避となった状況で首脳として事態の収拾に当たる羽目になった人々も含めてよいのではないでしょうか。一般的に、歴史に深く興味を持てば持つほど「裏方」の面々にも目が行くようになるようになるものと思われますが、筆者自身も当初は華やかな英雄に専ら惹かれていたのが、年齢を経て自身が凡人だと思い知らされたり、思うに任せない経験もする事で、敗戦処理に当たる首脳達にも関心が湧いてきたようです。
そこで本書では、こうした首脳たちを「敗戦処理首脳」と位置付け、該当する面々を列挙してその生涯と奮闘を概観しようと思います。
1. 首脳(君主、宰相など)となるのは所属する勢力が敗色濃厚な状況になってからであり、開戦に関しては政権担当者筆頭としての責任はない。
2. 基本的に敗北必至である事を自覚しており、それを前提として戦争終結を視野に入れて動いている。
彼らは、敗北必至な状況に陥ってから首脳の地位に就けられ、敗戦責任を負わされたいわば「貧乏くじ」な人々と言えます。敗北に直面した国の首脳には、大変な苦労が付いて回ります。対外的には勝ち誇る敵対者を相手に少しでも寛大な条件を引き出すという、交渉術や人間力を要する難事業があります。そして国内でも混乱する人心へ対応するという、人徳やカリスマが求められる大仕事もあります。何しろ敗戦確実となると、戦局改善を求めて戦争継続を訴える者、虚脱状態や恐慌状態になる者、敵陣営へ走る者など人々はバラバラになりがちですから、祖国が空中分解しないようにまとめあげるのも重要なのです。
国家首脳といえば人も羨む立身出世の頂点ではありますが、自分が始めたわけでもない戦争でそういった仕事を強いられるための就任だとしたら、実に割に合わないと言うほかないでしょう(まあ、敗戦確実と一口に言っても程度は様々で、祖国の面子は潰れるが存亡自体には関わらないものから、国家消滅を避ける術がないものまで幅がありますから、それによって難易度にも大きな違いがあるわけですが)。
しかし「敗戦処理首脳」たちはそこから逃げる事なく、置かれた苛酷な状況で可能な限りの術を尽くし、不幸を最小限に留めようと努力しました。ある者は面目が立つ条件で不利な戦いから手を引く術を模索し、またある者は何とか滅亡だけは回避しようと尽力し、ある者は自国の滅亡が避けられぬと見て、せめて国民だけは助けようと図ったのです。
そして、彼らの中には、国家を守ることに失敗したり、何とか守り抜いた場合でも当の国民から「戦犯」やら「売国奴」やらと呼ばれたりと、正当な評価を受けられず報われない生涯を送った人々も少なくありませんでした。中には国家を破滅に直面させた張本人が英雄視される一方で、その尻拭いをした人物が誹謗を受けるケースすら存在したのです。
こうした「敗戦処理首脳」たちもまた、大向こう受けするとは言いがたいながらも、共同体を守ろうと身を捧げた「英雄」と呼べるのではないでしょうか。敗北した勢力の「英雄」といえば、武運拙く、最後は敗れたものの善戦した人物や祖国に殉じた人物があげられる事が多いですが、「敗戦処理首脳」たちも敗戦国にとっての貢献度は決して彼らに劣るものではありません。戦場の英雄たちの存在のおかげで敗北した国の人々が誇りを保ち、社会を再建するための歩みにおける心の支えを得る事が出来るのは事実です。
そして一方、「敗戦処理首脳」たちによって敗北後の世界で人々が生きていく事ができる舞台が作られるのも否定できないのです。両者は敗戦国の人々を精神世界・現実世界という役割分担で救っていると言えるのです。無論、一人の人間が両方の「英雄」を兼任する場合も少なくないのですが。
これは、いわばそうした地味で報われないながらも、自らの祖国を、共同体を愛し、責任を果たそうとした「英雄」たちの物語集。何とぞ、お付き合いいただければ幸いです。
登録情報
- 出版社 : 社会評論社 (2011/5/1)
- 発売日 : 2011/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 399ページ
- ISBN-10 : 4784509666
- ISBN-13 : 978-4784509669
- 寸法 : 13 x 2.8 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,407,877位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 95,456位歴史・地理 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
読んでみての感想は
1.時代的にも地理的にも広い範囲の人物が取り上げられており、また良く調べてある。
2.文章は良くまとまっており読みやすい。
3.構成や文体が評論調である。項目を切り取って「歴史人物事典」等に転載しても違和感が無さそうな雰囲気。
4.3と関連するが、どの人物も政治上の功績・失敗が淡々と並べられた構成になっており、それぞれの人物の個性や、行動の背景にある心理や苦悩を殆ど感じ取ることができない。
というようなものでした。
★3つと低めにつけたのは、「列伝」というタイトルや、「パニックに陥る国民を宥める人徳とカリスマ性」などの帯の文章から期待したような、敗戦処理首脳たちの生々しい足跡を文章から殆ど感じ取れなかったことによります。
きちっとしていて読みやすく纏まっており、着眼点も興味深い物であるにもかかわらず、文章全体の無色透明さ、無機質さからくる退屈さのために、集中力を維持して読み続けるのに妙にエネルギーを消耗しました。
ややネガティブな感想を書き連ねましたが、出来の悪い本というわけではありません。さまざまな戦争の敗戦処理に関わった人物について一通りの情報を網羅しており、また各戦争も簡潔に概要をまとめてあるので、単純に知識を広めるという点については重宝する書籍です。
「敗戦処理首脳事典」としてならば★4つでしょうか。買って損をするということはありませんが、面白く読めるというわけではない本でした。