日常の中に偏在する「夢、希望、冒険、躍動、恋、その他諸々」。
それら人間が本来持つ「可能性」を、近未来技術を小道具にして娯楽作品に仕上げたものがサイエンスフィクション(空想科学物語)の王道であると思う。
その王道を行っている本シリーズも5巻目だが、短編読み切り形式ということもあり、どの巻からでも楽しめる作りになっている。
著者のファンの方には言わずもがなだが、未見で書店等で見かけられた方は是非手に取ってみて欲しい。決して損したという気分にはさせないと思う。
SFファン、青春物ファン、自然物ファン、ファンタジーファン、「ARIA」のようなの癒し系アニメのファン等、「希望に満ちた未来を信じたいと願っている」方々には特に強くお勧めしたい。
正にセンスオブワンダー。個人的には星10個評価をつけたい作品だ。
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碧 水惑星年代記 (ヤングキングコミックス) コミック – 2008/3/29
大石 まさる
(著)
コミック: 193ページ 出版社: 少年画報社 (2008/3/29) ISBN-10: 4785929294 ISBN-13: 978-4785929299 発売日: 2008/3/29 商品パッケージの寸法: 21 x 15 x 2 cm
- 本の長さ193ページ
- 言語日本語
- 出版社少年画報社
- 発売日2008/3/29
- ISBN-104785929294
- ISBN-13978-4785929299
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登録情報
- 出版社 : 少年画報社 (2008/3/29)
- 発売日 : 2008/3/29
- 言語 : 日本語
- コミック : 193ページ
- ISBN-10 : 4785929294
- ISBN-13 : 978-4785929299
- Amazon 売れ筋ランキング: - 368,838位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年3月29日に日本でレビュー済み
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2008年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
月刊誌『ヤングキング・アワーズ』誌に連載されている、大石まさるによる水惑星年代記シリーズの「第5弾」(背表紙)または「5冊め」(漫画家あとがき)の登場です。ポイントは第5巻ではなく、第5弾というところ。このシリーズは一貫した時間軸や世界観を編年的に追うストーリー・マンガではなく、SF短編的醍醐味を持ちつつ、水辺と惑星を主に描いた(絶対ではありませんが)オムニバス形式の『短編集』。よって、1「巻」から順に読まずとも、第3弾から、2、1と遡って、4,5と読んでも良いし(実際レビュアーはこの順番で読みました)、5から遡ってもかまいません。また編集も必ずしも雑誌掲載順ではないところが、この体裁に対する作者と編集者の主張を感じます。
前置きは長くなりましたが、オムニバス形式で綴られる短編は全く違う世界のお話だったり、同じ世界でも時代がちがったり、全く違うお話に見えても同じ世界・時間のお話だったり。とにかく1話1話楽しめる小品集。この作品群の中心にあるのはハートフルなお話。時に人間以外の物語であったりもしますが、必ずしも理想の世界ではない場所で、気持ちよく生きるのはどういうことかを描いています。
さて、第5弾の内容について一つだけ。作品「凪と波」のタイトル及び登場人物はなぜこの名前なのでしょう? まるでアダムとイブを想起させるこのお話。そう、彼らは日本でいうイザ「ナギ」とイザ「ナミ」なのです。水惑星に降り立ったものの、生物的に生き詰まっている彼らの運命は? と、ここまでくれば、この話が新井素子の「チグリスとユーフラテス」のオマージュであることがわかるでしょう。ノンビリと凪いでいた男性ナギは、ちょっとした波風を立て、ナミもこの惑星に荒波をおこそうとしています。それがどういう結果になるか・・・。でも著者はこの世界でも気持ちよく生きるための選択を彼らにさせるのです。
心の物語。是非、ご一読を。
前置きは長くなりましたが、オムニバス形式で綴られる短編は全く違う世界のお話だったり、同じ世界でも時代がちがったり、全く違うお話に見えても同じ世界・時間のお話だったり。とにかく1話1話楽しめる小品集。この作品群の中心にあるのはハートフルなお話。時に人間以外の物語であったりもしますが、必ずしも理想の世界ではない場所で、気持ちよく生きるのはどういうことかを描いています。
さて、第5弾の内容について一つだけ。作品「凪と波」のタイトル及び登場人物はなぜこの名前なのでしょう? まるでアダムとイブを想起させるこのお話。そう、彼らは日本でいうイザ「ナギ」とイザ「ナミ」なのです。水惑星に降り立ったものの、生物的に生き詰まっている彼らの運命は? と、ここまでくれば、この話が新井素子の「チグリスとユーフラテス」のオマージュであることがわかるでしょう。ノンビリと凪いでいた男性ナギは、ちょっとした波風を立て、ナミもこの惑星に荒波をおこそうとしています。それがどういう結果になるか・・・。でも著者はこの世界でも気持ちよく生きるための選択を彼らにさせるのです。
心の物語。是非、ご一読を。
2008年5月31日に日本でレビュー済み
水惑星シリーズは初期の作品から単行本で追っかけています。ストーリーなどの紹介は他の方もうまくレビューされていますので、私は個人的に好きなポイントなどを書いてみます。
この水惑星年代記シリーズでは、何組ものカップルが登場します。大抵は、大石氏の好みなのか(笑)、それとも読者層のニーズなのか、胸が大きくてあけっぴろげで元気、でも少し意地っ張りで…というような女の子と、朴訥な感じの男の子がペアになっている感じですね。ま、そんなことは良いのですが、この作者が描くカップルの夜の描写が、おそろしくさわやかで、それでいて愛を感じさせるような明るさで、まるで太陽のようなのです。
水惑星年代記は、ノスタルジックに郷愁を誘うような物語が多く掲載されて、どれも評価できますが、私は特にこの作者の愛の描写のさわやかさが一押しだと思います。
この水惑星年代記シリーズでは、何組ものカップルが登場します。大抵は、大石氏の好みなのか(笑)、それとも読者層のニーズなのか、胸が大きくてあけっぴろげで元気、でも少し意地っ張りで…というような女の子と、朴訥な感じの男の子がペアになっている感じですね。ま、そんなことは良いのですが、この作者が描くカップルの夜の描写が、おそろしくさわやかで、それでいて愛を感じさせるような明るさで、まるで太陽のようなのです。
水惑星年代記は、ノスタルジックに郷愁を誘うような物語が多く掲載されて、どれも評価できますが、私は特にこの作者の愛の描写のさわやかさが一押しだと思います。