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ナポレオン~覇道進撃~ (3) (ヤングキングコミックス) コミック – 2012/9/6
長谷川 哲也
(著)
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- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社少年画報社
- 発売日2012/9/6
- ISBN-104785939168
- ISBN-13978-4785939168
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登録情報
- 出版社 : 少年画報社 (2012/9/6)
- 発売日 : 2012/9/6
- 言語 : 日本語
- コミック : 206ページ
- ISBN-10 : 4785939168
- ISBN-13 : 978-4785939168
- Amazon 売れ筋ランキング: - 329,006位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前章『獅子の時代』から続くナポレオンによるフランス史、第一執政から皇帝への序章ともいえる第三巻。
前半から中盤にかけては、第一巻ではただの酒乱だったミシェル・ネイの漢気溢れるエピソード。
まだまだ『勇者の中の勇者』と呼ばれるような大一番こそありませんが、計り知れない大器と風格を漂わせ、今後の活躍に期待が膨らみます。
この漫画の中では珍しい、妙に恋愛下手なキャラw(というかジュノーレベルで報われないw)ですが、それすらも彼の魅力の一つでしょう。
中盤以降は、いよいよナポレオンの野望が表面化していきます。
フランスを立て直そうとするナポレオン。親と子について語るフーシェ。スタール夫人の涙。
それぞれ思いは違えども、どの描写も重厚で共鳴するものがあります。
寝取り寝取られなモロー将軍、スカーフが似合う何とも言えないキャラで再登場のスルトなど、小ネタもばっちりです。
終盤では前章最初期から登場、活躍していたある人物が退場してしまいます。
その人物に限らず、長谷川先生は本当に『人の最期』を描くのが上手だと思います。
クレベール、ドゼー、デュマ、ブリュイ。ダントン、クートン、サン・ジュスト。名も無き兵士たち。そしてロベスピエール…。
大いなる期待と、一抹の寂しさ。派手な戦争描写こそないですが、本巻も名作と言えると思います。
前半から中盤にかけては、第一巻ではただの酒乱だったミシェル・ネイの漢気溢れるエピソード。
まだまだ『勇者の中の勇者』と呼ばれるような大一番こそありませんが、計り知れない大器と風格を漂わせ、今後の活躍に期待が膨らみます。
この漫画の中では珍しい、妙に恋愛下手なキャラw(というかジュノーレベルで報われないw)ですが、それすらも彼の魅力の一つでしょう。
中盤以降は、いよいよナポレオンの野望が表面化していきます。
フランスを立て直そうとするナポレオン。親と子について語るフーシェ。スタール夫人の涙。
それぞれ思いは違えども、どの描写も重厚で共鳴するものがあります。
寝取り寝取られなモロー将軍、スカーフが似合う何とも言えないキャラで再登場のスルトなど、小ネタもばっちりです。
終盤では前章最初期から登場、活躍していたある人物が退場してしまいます。
その人物に限らず、長谷川先生は本当に『人の最期』を描くのが上手だと思います。
クレベール、ドゼー、デュマ、ブリュイ。ダントン、クートン、サン・ジュスト。名も無き兵士たち。そしてロベスピエール…。
大いなる期待と、一抹の寂しさ。派手な戦争描写こそないですが、本巻も名作と言えると思います。
2012年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「獅子の時代」から大ファン。北斗の拳のナポレオン版みたいな1巻から、独自のオリジナリティを発揮して面白さを増してきた本作をずっと支持し続けている。で、本作というより、「覇道進撃」からの1〜3巻の総括的レビューだが、よく読むと、時代が巧妙に前後して、直線的に時代順に追うのではなく、キーパーソン(ドセーとかネイとかルクレールとかジュノーとか)に焦点を当て、当然ナポレオンが主役なのだが、それぞれの登場人物の視点から歴史を追うので、時代が前後する。ある事件の裏側で進行する別の思惑みたいな、推理物のようなスリリングさがある。単純な善悪の登場人物がいるのでなく、チョイ役すら、確固たる個性があり、敵役でも、それぞれの正義と理想を信じて精一杯生きている。無慈悲に人が死んでいるが、それは逆に生命賛歌ですらある。前巻での、ドセー、クレベールの生き様、死に様にも感動したが、本巻でのルクレールの死も衝撃を受けた。初期からの名脇役だったが・・・。ナポレオンという一人の英雄を形成する多くの命の輝き、それは、日本でも、織田信長や豊臣秀吉だけが天才で英雄であったのではない、多くの才能と命によって、支えられていたのだと実感する。
2012年9月10日に日本でレビュー済み
この作品は前シリーズから読んでいます、今回がいままでの中で一番好きな内容です。
あまり詳しくレビューすると、ネタバレしてしまうため、控えますが、
人には多面性があることを強く主張しています。
悪人とされているものは、すべてが悪と言い切れるのか。別の側面があるのではないか。
敗者は弱者ではなく強者ではないのか。弱い敵などいないのではないか。
人を見るときに、その人の特定の部分しか見ていないのではないか。それで人を正しく
評価できるのか。読んでいて、そういったことを強く考えさせられる作品です。
この作品は従来から、人間の多面性を表現していますが、今回の巻はそのことが色濃く
表現されています。
ただし、決してお堅い内容の漫画ではなく、漫画が持つ様々な表現手法を盛り込みながら、
楽しい漫画として読むことができます。本作品を読まれていな方にはぜひ読んで頂きたいです。
最後に、スタール夫人の流した涙に、思わずもらい泣きしました><;スタール夫人最高に可愛いです。
あまり詳しくレビューすると、ネタバレしてしまうため、控えますが、
人には多面性があることを強く主張しています。
悪人とされているものは、すべてが悪と言い切れるのか。別の側面があるのではないか。
敗者は弱者ではなく強者ではないのか。弱い敵などいないのではないか。
人を見るときに、その人の特定の部分しか見ていないのではないか。それで人を正しく
評価できるのか。読んでいて、そういったことを強く考えさせられる作品です。
この作品は従来から、人間の多面性を表現していますが、今回の巻はそのことが色濃く
表現されています。
ただし、決してお堅い内容の漫画ではなく、漫画が持つ様々な表現手法を盛り込みながら、
楽しい漫画として読むことができます。本作品を読まれていな方にはぜひ読んで頂きたいです。
最後に、スタール夫人の流した涙に、思わずもらい泣きしました><;スタール夫人最高に可愛いです。
2012年9月14日に日本でレビュー済み
3巻は戦争が起こらないので、キャラたちが際立つエピソードが豊富でした
ナポレオンとその元帥たち、フーシェ、タレーラン、スタール夫人、ビクトル・・・と、帝政期の名優たちが生き生きと動きだしました
さぁ、今巻からは”勇者の中の勇者”ミシェル・ネイが登場します(あと、スルトも)
もうそれだけで読む価値があるというものです(笑)
分かりづらいと思いますが、表紙の人物はネイです、なぜこんな構図なのかは買ってからのお楽しみ
ナポレオンとその元帥たち、フーシェ、タレーラン、スタール夫人、ビクトル・・・と、帝政期の名優たちが生き生きと動きだしました
さぁ、今巻からは”勇者の中の勇者”ミシェル・ネイが登場します(あと、スルトも)
もうそれだけで読む価値があるというものです(笑)
分かりづらいと思いますが、表紙の人物はネイです、なぜこんな構図なのかは買ってからのお楽しみ
2012年12月2日に日本でレビュー済み
<あらすじ>
1800年6月14日のナポレオンによる「マレンゴの戦い」での勝利と共に、1800年12月3日モロー将軍が「ホーエンリンデンの戦い」でオーストリア軍を撃破し、戦意を失ったオーストリアは、リュネヴィルの和約に応じた。これにより孤立化したイギリスは、1802年3月にアミアンの和約を締結し、第二次対仏大同盟は崩壊した。これにより平和が訪れたかに見えたが、それは仮初めの平和に過ぎないことをスタール婦人は喝破し、そして…。
<書評>
今回はナポレオンの激動の人生の中で、珍しく平穏な時期を描いた巻です。そのため、これから活躍する人物の紹介や内政面でのナポレオンの活躍に焦点が当てられています。勿論、長谷川先生が単純に平穏無事なナポレオンを描くはずもなく、見事な「長谷川マジック」が炸裂した逸品となおおりますので、ぜひ「長谷川マジック」の妙味を本書を読むことで堪能して貰いたいです!
1800年6月14日のナポレオンによる「マレンゴの戦い」での勝利と共に、1800年12月3日モロー将軍が「ホーエンリンデンの戦い」でオーストリア軍を撃破し、戦意を失ったオーストリアは、リュネヴィルの和約に応じた。これにより孤立化したイギリスは、1802年3月にアミアンの和約を締結し、第二次対仏大同盟は崩壊した。これにより平和が訪れたかに見えたが、それは仮初めの平和に過ぎないことをスタール婦人は喝破し、そして…。
<書評>
今回はナポレオンの激動の人生の中で、珍しく平穏な時期を描いた巻です。そのため、これから活躍する人物の紹介や内政面でのナポレオンの活躍に焦点が当てられています。勿論、長谷川先生が単純に平穏無事なナポレオンを描くはずもなく、見事な「長谷川マジック」が炸裂した逸品となおおりますので、ぜひ「長谷川マジック」の妙味を本書を読むことで堪能して貰いたいです!