はじめに(金子淳)
第1章 祖先と記憶をめぐる政治と知の編成(矢野敬一)
1 一冊の絵本から
2 国民道徳論の展開と祖先の位置付け
3 祖先をめぐる記憶の再編成
4 祖先をめぐる知の展開(柳田國男論)
第2章 上野戦争の記憶と表象(木下直之)
1 なぜ上野なのか
2 碧血碑
3 官軍墓地
4 創建神社
5 上野公園
6 上野パノラマ館
第3章 戦争の記憶の現在(野上元)
1 戦争体験と戦争体験記との間
2 戦争の記憶の継承と断絶
第4章 地域の記憶(福田珠己)
1 選択された地域の記憶
2 記憶は誰のものか
3 異質性と均質性の間で
第5章 記憶から歴史へ/歴史から記憶へ(阿部安成)
1 戦争
2 直弼
3 震災
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浮遊する「記憶」 (青弓社ライブラリー 41) 単行本 – 2005/9/1
矢野 敬一
(著)
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社青弓社
- 発売日2005/9/1
- ISBN-104787232487
- ISBN-13978-4787232489
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登録情報
- 出版社 : 青弓社 (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 204ページ
- ISBN-10 : 4787232487
- ISBN-13 : 978-4787232489
- Amazon 売れ筋ランキング: - 744,145位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年10月4日に日本でレビュー済み
前書きにもあるが、「記憶」論は1990年代から盛んになってきたトピックスである。「記憶」という言葉から想像されるものは人それぞれであろう。本書の関心を形成しているのは、「近代」そして「戦争」である。
「記憶」をお題として、5人の論者がそれぞれのテーマで語っているのだが、2人が幕末維新期(上野戦争・井伊直弼)を取り上げているのが目を引く。「先の大戦」をめぐる記憶と忘却のポリティクスは、その背後に先例として多くの戦争を抱えている。その中で、近代日本の出発点に位置するのがこの時期である。そうした意味からも、これらの題材が取り上げられているのは、本書の特徴として注目に値する。
多摩の市民講座的な連続講演会を収録したという割りには、ずいぶんとマイナーで「濃い」内容の論考が並んでいるが、「戦争と記憶」あるいは「近代と記憶」といったことに関心がある向きには、一読の価値があるだろう。
「記憶」をお題として、5人の論者がそれぞれのテーマで語っているのだが、2人が幕末維新期(上野戦争・井伊直弼)を取り上げているのが目を引く。「先の大戦」をめぐる記憶と忘却のポリティクスは、その背後に先例として多くの戦争を抱えている。その中で、近代日本の出発点に位置するのがこの時期である。そうした意味からも、これらの題材が取り上げられているのは、本書の特徴として注目に値する。
多摩の市民講座的な連続講演会を収録したという割りには、ずいぶんとマイナーで「濃い」内容の論考が並んでいるが、「戦争と記憶」あるいは「近代と記憶」といったことに関心がある向きには、一読の価値があるだろう。